諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「富士通 arrows 割れない刑事」のCMに物申す。

2017年12月29日 15時12分31秒 | CM評論
私の好きなバリーマニロウは商業音楽、つまりCMソングの作詞作曲から音楽活動をスタートさせていますが、私も少なからずCMには興味を持っています。

日本で商業音楽から音楽活動をスタートさせたと言うとクレージーケンバンドの横山剣が知られてます。彼の「イーネ!」の口癖も人の記憶に残るフレーズです。彼は才能が有りますね。

イメージは全然違うのですが、バリーとクレージー剣は曲に記憶に残るサビを必ず入れている。CMソングのエッセンスで曲を創っている。だから発見があるし何時までも飽きられないのだと思います。CMは人の記憶に残ってナンボだと思いますので。

さて、今流れている富士通のスマホ、arrowsのCM「割れない刑事」にはピクッと来ました。「本当に割れないのか。私のスマホはarrowsのM02なんだぞ」。そう言ったら富士通のスマホ事業部の人は何と思うのか。

否、それ以前に富士通はスマホ事業から撤退するんでしょ。撤退が決まっているのにスマホのCMを流すなんて。ちゃんと最後までアフターフォローしてくれるの。そこまで考えてCMを流しているの。

何か猜疑心で一杯になっちゃいました。富士通と言うメーカーに対して。

私、富士通のファンだったのです。新品で10万円出して富士通のワープロを買いました。親指シフトは凄い。これならローマ字入力よりも断然早い。日本人にもワープロ・パソコンを使いこなせる。日本のパソコン界は富士通が牛耳るのではないかと思ったものです。

しかし、富士通は宣伝が下手だった。ワープロからパソコンへ移行する過渡期に親指シフトのOASYS、ジャパニストのCMを怠った。そして親指シフトは忘れ去られた。終いにはパソコン事業を中国のレノボに譲渡を発表した。もう撤退に次ぐ撤退じゃないかよ、富士通は。

そう言えば私、NECの社員と偽った富士通の社員とトラブルに有った事があるが、あんな社員ばかりならしょうがないのか。それで私も富士通は嫌いになった。あッーヤダヤダ。

そうは思っていたけど安さに釣られて初の携帯電話として「富士通 arrows M02」を購入した。防水、防塵、耐衝撃性を謳っていたので。

私は何事も耐久性を重視する男。それ以上に安さを追求する男。それで多少はもっさり覚悟で「arrows M02」を購入したのです。そしたら出るわ出るわ「arrows M02」の悪評が。

兎に角、割れやすいの大合唱。スマホ史上最悪の割れやすさみたい。これにはガックシだ。

割れる理由は有機EL。どうも韓国製らしいが、この有機ELが中で簡単に割れるらしい。外見は傷が無くても液晶が割れる。下手したら30cm、否、15cmの高さから落としても割れるとの報告もある。知らなかったよ、こんなの。こんなスマホを売っちゃダメでしょ。

その後、富士通もM03から有機ELから通常の液晶に戻した様です。割れやすいのを認識している証拠です。多分、常識だと思いますが出す前から割れやすいを知っていたと思います。そんな社風だから撤退するのですよ。しっかりして欲しいなぁー。

正直言いまして他のarrowsの評判は判りません。でも間違いなく「arrows M02」は割れやすい。だったらCMでも「注・arrows M02を除く」とCMに入れるべきじゃないですか。まだどこかで「arrows M02」は売っているのでしょうから。中古で割れにくいと思って買う人もいるでしょうから。

これだけ割れたのですから、せめてCMでは「割れちゃったじゃねーか。お前、arrowsじゃなねーの?」じゃなくて、「割れにくくなったarrowsじゃねーの?」にすべき。それが企業としてのモラルではないでしょうか。

あれでは小栗旬と山田孝之は「割れない刑事」じゃなくて「嘘つき刑事」ですよ。

あのCMは良くない。「arrows M02」を買って割れて悲しい思いをした人の心を逆なでしている。そんな事も分からないから撤退する羽目になるんだよと、何となくですが思いますね。

馬鹿安の9800円で買ったお前が言うなと言われれば黙りますけど。


ではでは。






コメント (6)
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