8月15日、福島車中泊の旅から仙台へ6号線で帰省中、雨が降って来た。新地あたりで一時土砂降り。それなのに隣の山元町では雨は降っておらず。不思議だ。
新聞配達をしていた時代、こう言う場面を何度も体験した。目の前は土砂降りなのに、自分は濡れていない。雨との境界線。不思議な気分になった。
土砂降りの中、新聞配達は辛い。そこで天に祈る。「新聞が濡れてビショビショに成ります。特にウチの新聞の紙質は水に弱いのです。辛い思いをして配達をしているのです。どうか雨を止めて下さい」と。
そうすると不思議な事に雨は止みます。半分は偶然。でも半分は自分の願いが叶えられたとの思いもある。
今も地震が発生する度に「止めて下さい。地震をお鎮め下さい」と声を出して願いを乞うのも、その頃からの習性です。
案外、こんな単純な自然への願いが神格化を生んだのかも知れません。私も願いを叶えてくれる存在がいると実感していますので。
さて、雨が止んだ。そして岩沼へ。岩沼と言えば日本三大稲荷の竹駒神社と金蛇水神社が有名。
そう言えば竹駒稲荷には30年以上参拝していない。お稲荷さんは対応が難しい。実はその日、福島県いわき市四ツ倉で偶然見かけた船渡八幡神社に参拝している。そのまま稲荷神社に参拝して良いものか迷う。
しかし船渡八幡神社は八幡神に調伏されているだろうが本当は水神の筈。理由は亦の機会に述べるが、船戸神でもある筈。
そう言えば四ツ倉の津波被害は甚大だった。「道の駅よつくら」も流された。しかし真ん前が港なのに高台にあった船渡八幡神社は無事だった。
船渡神は黄泉の国から逃れて来たイザナギ命が禊をする為に放った杖から生まれた神。結界の神。だから神社は無事だった。
それなら竹駒神社も金蛇水神社も同じ流れにある。特に金蛇水神社は近い筈。今回は金蛇水神社に参拝しよう。
金蛇水神社にはこれまで3度ほど参拝しただろうか。随分昔で道順など覚えていない。結構、山深く入る。
しかしながら私にはスマホがある。スマホのナビで何とか辿り着ける筈。目指すは金蛇水神社へ。
神社に到着したが駐車場が見当たらない。神社を過ぎた所にあるのかと思ったが、細い道と隣家しかない。しかもUターン出来ないように隣家の駐車場にはバリケードがあって入れない。Uターンが出来ない。意地悪な隣家め。
アリオンを何度も切り返しをして何とか脱出に成功。神社に戻ってみたら神社の向かいに大き目の駐車場があるではないか。早く気が付けばよかった。
駐車場に車を止めていたら、またまた落雷を伴う土砂降りに。何だろ。「参拝するな」と言われている様だ。水神だけに。クルマのドアを開けるのにも気が引ける。少し止むのを待つか。
そして暫くしてシルバーのスズキ・アルトが私のクルマの隣に駐車した。私同様、車から出るのをためらっているかの様だ。
私は趣味の悪い母親の蝶柄のグリーンの女性用傘を差し、自動販売機の庇へと急ぐ。そしてアルミボトルの150円缶コーヒーを購入。
飲んでいて気が付いたが、庇の建物は金蛇水神社の蕎麦茶店だった。神社から流れる水を使ったホットコーヒーが100円。水出しのアイスコーヒーが300円。こんにゃく玉一串100円。蕎麦稲荷も100円台で売られている。神社の茶店としては大変良心的で、中々本格的な茶店だった。ここに入れば良かった。
暫し缶コーヒーを飲みながら、この店でまた水出しのアイスコーヒーを飲むか考えたが、またの機会にして意を決して土砂降りの中を境内に歩き出した。
そう言えば昨年も福島県いわき市へ禊旅へ行った。閼伽井嶽と水石山でも凄まじい土砂降りだった。
私が一人水神に参拝に向かうと、凄まじい土砂降りとなる。これって歓迎されているのか、拒まれているのか。
福島へは羽鳥湖へスモールマウスバスを釣りに行った。湖水が15%減と聞いていたが私の勘違いで湖水が15%しか無かった。湖は擂鉢みたいになり、湖面までは崖を下る感じ。大変危険。釣りは諦めた。
昨年の夏井川渓谷での渓流釣りは川の増水で断念。今年は異常渇水で断念。これって水神に歓迎されていないのかも。
昨年もそうだったが、今年は平の「やっちゃ場」で海鮮丼を食べるつもりで午前中と午後、2日続けて言ったが、どちらも準備中と材料切れで食べられなかった。
盆だし、神社に参拝に行くのだから生臭物は食べるなと言う事か。釣りで無益な殺生はするなと言う事か。
もう、盆と神社の参拝旅行では釣り道具は持っていくまい。海鮮物も食べようと思うまい。盆とはそう言う時期なのかも。そして神社仏閣に参るのも、そう言うものなのかも知れない。
続く。
新聞配達をしていた時代、こう言う場面を何度も体験した。目の前は土砂降りなのに、自分は濡れていない。雨との境界線。不思議な気分になった。
土砂降りの中、新聞配達は辛い。そこで天に祈る。「新聞が濡れてビショビショに成ります。特にウチの新聞の紙質は水に弱いのです。辛い思いをして配達をしているのです。どうか雨を止めて下さい」と。
そうすると不思議な事に雨は止みます。半分は偶然。でも半分は自分の願いが叶えられたとの思いもある。
今も地震が発生する度に「止めて下さい。地震をお鎮め下さい」と声を出して願いを乞うのも、その頃からの習性です。
案外、こんな単純な自然への願いが神格化を生んだのかも知れません。私も願いを叶えてくれる存在がいると実感していますので。
さて、雨が止んだ。そして岩沼へ。岩沼と言えば日本三大稲荷の竹駒神社と金蛇水神社が有名。
そう言えば竹駒稲荷には30年以上参拝していない。お稲荷さんは対応が難しい。実はその日、福島県いわき市四ツ倉で偶然見かけた船渡八幡神社に参拝している。そのまま稲荷神社に参拝して良いものか迷う。
しかし船渡八幡神社は八幡神に調伏されているだろうが本当は水神の筈。理由は亦の機会に述べるが、船戸神でもある筈。
そう言えば四ツ倉の津波被害は甚大だった。「道の駅よつくら」も流された。しかし真ん前が港なのに高台にあった船渡八幡神社は無事だった。
船渡神は黄泉の国から逃れて来たイザナギ命が禊をする為に放った杖から生まれた神。結界の神。だから神社は無事だった。
それなら竹駒神社も金蛇水神社も同じ流れにある。特に金蛇水神社は近い筈。今回は金蛇水神社に参拝しよう。
金蛇水神社にはこれまで3度ほど参拝しただろうか。随分昔で道順など覚えていない。結構、山深く入る。
しかしながら私にはスマホがある。スマホのナビで何とか辿り着ける筈。目指すは金蛇水神社へ。
神社に到着したが駐車場が見当たらない。神社を過ぎた所にあるのかと思ったが、細い道と隣家しかない。しかもUターン出来ないように隣家の駐車場にはバリケードがあって入れない。Uターンが出来ない。意地悪な隣家め。
アリオンを何度も切り返しをして何とか脱出に成功。神社に戻ってみたら神社の向かいに大き目の駐車場があるではないか。早く気が付けばよかった。
駐車場に車を止めていたら、またまた落雷を伴う土砂降りに。何だろ。「参拝するな」と言われている様だ。水神だけに。クルマのドアを開けるのにも気が引ける。少し止むのを待つか。
そして暫くしてシルバーのスズキ・アルトが私のクルマの隣に駐車した。私同様、車から出るのをためらっているかの様だ。
私は趣味の悪い母親の蝶柄のグリーンの女性用傘を差し、自動販売機の庇へと急ぐ。そしてアルミボトルの150円缶コーヒーを購入。
飲んでいて気が付いたが、庇の建物は金蛇水神社の蕎麦茶店だった。神社から流れる水を使ったホットコーヒーが100円。水出しのアイスコーヒーが300円。こんにゃく玉一串100円。蕎麦稲荷も100円台で売られている。神社の茶店としては大変良心的で、中々本格的な茶店だった。ここに入れば良かった。
暫し缶コーヒーを飲みながら、この店でまた水出しのアイスコーヒーを飲むか考えたが、またの機会にして意を決して土砂降りの中を境内に歩き出した。
そう言えば昨年も福島県いわき市へ禊旅へ行った。閼伽井嶽と水石山でも凄まじい土砂降りだった。
私が一人水神に参拝に向かうと、凄まじい土砂降りとなる。これって歓迎されているのか、拒まれているのか。
福島へは羽鳥湖へスモールマウスバスを釣りに行った。湖水が15%減と聞いていたが私の勘違いで湖水が15%しか無かった。湖は擂鉢みたいになり、湖面までは崖を下る感じ。大変危険。釣りは諦めた。
昨年の夏井川渓谷での渓流釣りは川の増水で断念。今年は異常渇水で断念。これって水神に歓迎されていないのかも。
昨年もそうだったが、今年は平の「やっちゃ場」で海鮮丼を食べるつもりで午前中と午後、2日続けて言ったが、どちらも準備中と材料切れで食べられなかった。
盆だし、神社に参拝に行くのだから生臭物は食べるなと言う事か。釣りで無益な殺生はするなと言う事か。
もう、盆と神社の参拝旅行では釣り道具は持っていくまい。海鮮物も食べようと思うまい。盆とはそう言う時期なのかも。そして神社仏閣に参るのも、そう言うものなのかも知れない。
続く。