諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

自殺した新聞販売店の息子。その3

2018年08月26日 07時45分19秒 | 人生
続きです。

そして月日は過ぎ現在。どんなに努力しても新聞は減り続ける。

極論、新聞なんてテレビのラテ欄と近所のスーパーのチラシ見たさで取っている人が多い。それが地デジで確認出来る様になった。その気になればスーパーのチラシもパソコン・スマホで見る事が出来る。

ニュースだってそう。今は私もそうですが、大抵の人はパソコンやスマホで見ています。新聞を読んでいる人の方が少ない。

スマホも家族全員が持つのが当たり前になった。そうなると新聞代に回せるお金も無くなる。そりゃ、発行部数も半分になるってもんです。これはどうしようもない事です。

私の家で新聞販売店を廃業した理由の一つですが、本社の担当員に「土地を売って新聞を増やせ」と言われました。「今まで暮らせて来たのだから、本社に恩返しをしろ」と言われたのです。

私だったら「担当員さんは自分の給料を本社へ渡して新聞を増やそうと思いますか」と言い返します。

でも、本社の担当員は新聞販売店主の洗脳する術を学んでいる。普通の店主なら洗脳されてしまいます。

私なら人を信じない性格なので洗脳はされないとは思いますが、相手は担当員であっても超有名大学出のエリート。頭は良い。学が無い新聞販売所の店主なんて簡単に操られます。そして親の財産を根こそぎ持って行かれる。

私の店で勤務し、後に他店で事故死した元販売店主の従業員なんかは、家や親の財産を全部継ぎ込んで新聞を増やし、最後は500万円の借金までしています。悲惨な人生です。

その新聞販売店を継いだ息子も親の財産を次ぎ込んだ。それでも新聞は減る。そして最後、本社から契約を解除させられました。早く言えばクビ。裸で放り出されてしまいました。

そして暫くしてその息子が亡くなった。最初は病気、事故との話が伝わって来ましたが自殺でした。親はまだ生きているのですが。

「新聞販売店主 自殺」で検索して欲しいのですが、今、新聞販売店主の自殺が急増しています。

頑張っても頑張っても新聞は減り続ける。従業員に給料が払えない。それでも新聞は配達しなければならない。それで借金を重ねる。最後は二進も三進も行かなくなる。悩み悩んで鬱になり自殺する。

真面目で責任感があり、人が良過ぎる。だから自殺してしまうのです。こんな馬鹿馬鹿しく辛い話は無いです。

新聞社の本社に殺された様なもんです。こんなクダラナイ新聞の為になんて死ぬなんて馬鹿だと思うでしょうけど、洗脳されていますし、追い詰められている。だから死を選んでしまう。切ないです。

私は気は小さいですが、弱くはないです。でも、生真面目で責任感がある性格だったら死を選んでいたかも知れません。

新聞販売店なんてフランチャイズのコンビニと変わりません。本社に逆らえない。逆らったら廃業させられる。だから従順に従わざる得ない。そして最後に死。

こんな事になるなら、何もしないで引き篭もっていた方がマシ。頑張っても自分の為にならないのであれば、さっさと手を引くべき。

仕事なんて命よりも小さい。命の方が全然大切。

冷静になる事です。冷静になって考えるべき。場合によっては精神安定剤を飲んで安易に考えて見るべき。

新聞販売店なんてどうでも良い。時代に合わない。ダメになるのならダメになるしかない。そんなダメなものに、自分の命を捧げてもしょうがない。馬鹿げてる。

実はこの自殺した新聞販売店の息子は途中まで私と同じ道を歩んでいた。私も判断を誤っていたら、彼の人生を送っていたかも知れない。だから残念でならないです。

チョットした切欠で自分もそうなってしまう可能性は、何れもゼロでは無いと思うので。


ではでは。





コメント (2)
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