諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

ドリカムが歌っているENEOS「テニス編」のCMが嫌い。

2018年08月22日 08時03分49秒 | CM評論
「"その日は必ず来ぅるぅ~~" エネジィ フォー オール~~~   ♪なぁーがい さぁーみちぃーを あぁーーなたはぁー のぼるぅんだぁぁぁぁぁーーーー」。

エネオスのコマーシャルのテニス編です。2020東京オリンピック・パラリンピックの応援キャンペーンで、ドリカムのライブチケットが当たるそうです。

嫌だなぁー、こう言う商業的なものをオリンピックに託けて展開するのは。

エネオスもアルソックみたいにオリンピックのオフィシャルパートナーなのかは知りませんが、オリンピックで企業もアーチストもウインウインってのが、少々嫌らしいじゃござんせんか。

何か「オリンピックに託けて一儲けしちゃいましょうかねぇー」と言う裏心が見えて来るんですよねぇー。私の高屈折率の心のレンズでは。

特に腹だたしいのは、「来てくれたんだ」とドリカムが登場し、「♪長い坂道を アナタは 登るんだぁー」の歌詞です。

あれはCMに出ている車椅子の女性の選手に対して歌っているものだと思うのですが、私がその女性選手だったら、本当に切なく思います。誰だって車椅子の生活なんてしたくないですので。

CMに出ていたテニス選手は上地結衣選手。先天的な二分脊椎症で段々と歩行が困難になり、小学生の頃には車椅子の生活になった様です。

でも彼女は挫けなかった。車椅子のテニスに生きがいを感じ、車椅子テニスで世界的なタイトルを獲得する程の名プレーヤーに成長してます。凄い心の強さです。私も応援したいです。

しかし、ドリカムのあの歌詞は酷い。「長い坂道を貴方は登るんだ」。

車椅子の生活は本当に大変です。近年、車椅子の生活になったプロレスラーの高木善廣選手や曙選手を見ていると、本当に痛々しい。かける言葉が見つからないです。

車椅子テニスの上地結衣選手も本当に辛い人生です。その辛さ・苦しさ・悔しさを車椅子テニスにぶつけている。テニスで病気と闘っている。それは大変素晴らしいです。彼女には其れしかないのだと思います。

その彼女に対し「長い坂道を貴方は登るんだ」とぶつける。私なら気が狂う程の怒りと悔しさを感じます。私も上地選手に比べれば全然大した事は無いが、左の掌がチョットだけ不自由なので。

チョットだけの鈍い痛みなのですが、心が折れそうになるのです。普通の人よりは私も坂道の人生です。それ故に「長い坂道を貴方は登るんだ」と言われたら、悔しくでしょうがないです。

勿論、あの歌詞の前後にそれをフォローする内容の歌詞が続いているのだと思いますが、身体障害者に対してあんな言い方は無い。

「自分が車椅子の生活になって見ろ。あの歌詞がどれだけ障害者を苦しめているのか分るはずだ」と言いたいです。あのCMは本当に心が辛くなります。

誰だって長い坂道ばかり苦労して登りたくないですよ。時には楽に下り坂を下りたいですよ。それが人生ってもんです。

車椅子の生活で「死ぬまで続く長い坂道の人生」になってしまった。其れは本人が一番感じているはずです。その苦しみと戦っているのに、面と向かって苦しみも分らない者が偉そうに言い放つなんて、酷さを通り越して悪質さを感じます。

私はドリカムには元々興味ありませんが嫌いになりました。

でもエネオスには何時も通っていてガソリンを補充しています。そのスタンドの店員とガソリンの質を評価しているからです。

しかし、あのCMを流すのは不信感を感じます。通っているスタンドには悪い印象はありませんが、エネオス本社へのイメージは悪くなりました。考えちゃいました。


ではでは。



コメント (2)
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