諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

4億円を飲んじゃった男。

2018年08月03日 11時51分15秒 | 人生
私が福島県いわき市好間町から仙台に引っ越して来たのは、幼稚園の頃でした。

好間の古河炭鉱が閉山。父親は新聞販売業を営んでいましたが、炭鉱町で炭鉱が閉山したもんですから、そりゃ町から人はいなくなります。新聞の部数は減るばかり。

それで仙台に移転する事に。

私は仙台になんか行きたくは無かった。幼稚園も楽しかったし。

でも、私が引っ越して直ぐに私の通っていた幼稚園に赤痢が発生。大変な事に。私はギリギリ助かった事になるのですが、こんな事ばっかりです。私の人生は。

さて、引っ越した街ですが、仙台の中心地です。オフィス街です。だから配達が楽。一つのビルの集中ポストに新聞を入れるだけですから。そして業界紙も多く出る場所でしたし。

しかし、当時からドーナッツ現象となっておりました。住民が郊外へと出て行くのです。それで新聞が減って来た。

しかも、新聞販売店の経営はチラシが全て。住民が住んでいないのなら、チラシを入れても仕方がない。だから儲からない。

そこに或る話が。

仙台の老舗の新聞店の息子がウチの父親に店を変わって欲しいと言って来たのです。

交換条件の店は元々は牧場でしたが、仙台のベッドタウンとして開発される計画がある。新聞が増える可能性が高い。親父も直ぐにOK。新しい街へと移り住みました。

その後、老舗店の息子の父親は死亡。息子には4億円の遺産が入ります。この4億円ですが50年近く前の話ですので、今の金額に直したら10億円。否、20億円。もしかしたらそれ以上かも知れません。とんでもない大金です。

その息子が親父の店と変わってくれと言ってきた理由は、仙台の中心地である事。そして国分町と隣接しているからだと思います。現に販売店の仕事は店員に全て任せて、自分は毎日、国分町で飲み歩いていたみたいですので。

クルマはフェアレディZ。代々、赤いフェアレディを乗り継いでいます。国分町の女性たちにモテまくりだった模様です。いいカモだったからでしょうけど。

そして15年後、親が残してくれた4億円を全て国分町で飲んじゃいました。もう、すっからかん。住む家も無い。だから〇〇新聞本社所有の店に居住。新聞店の利益も自分で働いていないから出ない。そして本社から廃業を通達される。

息子は廃業と言われていても住む場所がない。出て行けない。だから店に居座る。そして本社との裁判に。

息子はこれまでの経緯を有名週刊誌に投稿します。3週に渡り特集されました。〇〇新聞を恨んでいるマスコミは大勢います。もうサドンデスの様相を呈しました。まっ、どっちもどっちですけど。

裁判の結果は息子の敗訴。息子は本社所有の店を出ていきました。髭ボウボウの廃人みたいになって。

お金って無くなるものですね。無くなる時は直ぐに。

私が国分町のオネェーサンのいる店に行ったのは、大学時代に1回。証券会社時代に1回だけです。そんなだから結婚もしていないのでしょうけど、4億円も飲み屋で使うって楽しいのか。私は楽しいとは思わなかった。飲み屋のオネェーサンとは話も合わなかったし。

4億円を全部飲んじゃった息子が新聞販売業をキッパリと廃業し、当時の4億円で不動産を買い不動産賃貸業で暮らしていたら、今頃100億円位の資産を築いていたかも知れません。ちょっとした判断でお金って寄って来るものらしいので。

まっ、そんな話、私がする資格なんて無いのは判っていますが。


ではでは。
コメント
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