続きです。
長々と書いて参りましたが、ここで「ヤマハ・タウンメイトT90N」のインプレッションです。
このバイクですが、ヤマハニュースメイト90と同じ車体です。ただ単に前かごとキャリアが新聞配達用ではないだけです。まぁー、新聞配達する訳ではないからニュースメイトじゃなくて、これを選んだのです。
先ずは長所から語ります。一番は新聞配達専用バイクなので、剛性感が高い。ベースはタウンメイトと言いながら実際は2ストのメイト50です。それを補強する形で剛性感を高めている。だから直進安定性も十分にある。
それと14インチタイヤを履いているので重心が頗る低い。このバイクは郵政バイクとしても存在していましたが、小回りは良いし、足つき性も文句無し。狭い道も得意。オフロードでの走行性能も十分。
サスペンションも良い。ヤマハらしくコーナリングでも安定感が高い。カブ90に比べたら雲泥の差。これはテレスコピックサスペンションの恩恵が大だと思います。
そしてブレーキが良く効く。新聞配達に合わせて大径のドラムブレーキを採用していますが、ここまでシッカリと効くのであれば、メンテナンスに手間が掛かるディスクブレーキは不要です。タッチも良い。このブレーキとコーナリング性能を知ってしまうと、カブには怖くて戻れません。ここがタウンメイトT90Nの最大の利点だと思いますね。
そして以外でしょうけど、私はスタイリングが良いと思います。機能美と申しましょうか、質実剛健と言うか、合理的な美しさだと思います。
これに比べたら、最新のカブ125なんて業とらしい。しかもカッコ優先で役に立たない小さなキャリアになっている。これじゃ大したものは積めないよ。
カブでカッコを付けたって仕方ない。あれではビジネスバイクとは言えない。ガテンオジサンがガクトみたいに化粧してニヒルになっても仕方が無い。逆に恥ずかしいわ。
次に短所。先ずはシャフトドライブからチェーン駆動に戻った事。コストがかかっていただろうし、挙動が不安定な部分はありますが、このメイト、チェーンの弛みが速いのです。しょっちゅう調整しなければならない。そしてチェーンも2度交換しています。これならシャフトドライブの方が断然良いです。
最大の短所はやはり燃費でしょうね。街中でリッター25キロ程度、長距離でもリッター30キロも走りませんから。
前車のホンダ・リード80SSは街中リッター18キロ。長距離で25キロです。それよりは良いですが、カブ110は街中でリッター50キロ近い。長距離であるならばリッター70キロでも走れる。そしてメイトよりも速い。
キャブレターとインジェクションの差はあると思いますが、ここまで燃費で差が付いちゃうと結構ショックです。エコノミックアニマルの私としては。
原因は新聞配達に特化した3速ロータリーシフトにもあります。新聞配達では3速までがベストですからね。それは仕方が無いのですが、余りにもローギアード。もう一速、燃費に特化したギアがあれば、リッター40キロは軽く走ると思うのですが・・・・。それとやっぱり私の体重が重いのかなぁー。
90ccと言う排気量も一因していると思います。110ccは新聞配達ではパワーが有り過ぎて使いづらい。90ccの方が配達には使いやすいが、普通に走る上では力不足。だから高回転を維持し、限界のパワーを振り絞って走らなければならない。
軽自動車よりもリッターカーの方が燃費が良い場合が多いですが、それと一緒です。
それと小排気量故、硬いエンジンオイルは必須です。10w-30では簡単にバルブサージングを起こします。10w-40でも起こした事がある。10w-50、20w-50のオイルじゃないと安心できない。まっ、これだけ硬いエンジンオイルを使っていれば、燃費はある程度諦めるしか無いですが。
後はシートのボリュームが無いのでお尻が痛くなる事。それとライトが暗いです。この位はメーカーも認識しているだろうから、改善してしかるべきです。そんなにコストをかけずに出来ると思うし。
ヤマハ・タウンメイトT90Nのインプレッションは以上です。
燃費はカブに比べて大幅に悪い。そして遅い。もうちょっと速いバイクが欲しい。ヤマハがメイトの生産を続けていたら、110cc、125ccのタウンメイトを出していたと思います。その排気量のエンジンは存在しますので。
それに海外生産は中国からインドに移した。インドなら中国で生産するより、多少は品質が高いバイクを生産出来ると思う。
流石に日本産は昔みたいな価格で出すのは無理だと思いますが、インド産で良いのでまたメイトを出して欲しいですね。出来れば125ccのシャフトドライブで。
それにしても次のバイクはどうしよう。現在、国産化に戻したカブ110もやっぱりブレーキがプアみたいだ。最初の日本産カブ110よりも小さな径のドラムブレーキを採用しているし。これだったらスクータータイプのベンリィ110の方がマシかな。
否、カブ110にも郵政バイクで使用しているカブ110PROがある。多少はブレーキの径が大きいみたい。これを中古で探すしかないかな。
日本で再生産されている新型カブでさえも、部品は中国産との噂がある。これが本当だったら買えない。初期型の日本純正のカブ110PROで無いと駄目だ。でも酷使されるバイクだから、良いコンディションの中古は滅多に無いだろう。どうすっかなぁー。
そう思いながらタウンメイトT90Nに跨り、クラクションを鳴らしてみた。ビィー。鳴るではないか。これってまだメイトに乗り続けろと言う事か。
私は一安心してメイトで走った。そしてクラクションをまた鳴らす。今度は鳴らず。あっーどうなってんだ。やっぱり買い替えか。
また暫く走ってからまち鳴らす。ビィー。また鳴った。うわぁー、何か意思があるみたいだ。拗ねているみたい。これってまだまだ乗り続けろとメイトが言っているのか。
うーん、しょうがない。暫く様子を見て、完全に鳴らないようではホーンを新品に交換しよう。
このメイトは何度転んでも致命的なダメージには至らない。ブレーキも効くし、コーナリングでの安定感も抜群。バイクとしての一番大切な部分をシッカリと考えられて造られている。カブを選んでいたら死んでいたかも知れん。
やっぱり修理だ。まだまだ乗って行こうか。
ではでは。
長々と書いて参りましたが、ここで「ヤマハ・タウンメイトT90N」のインプレッションです。
このバイクですが、ヤマハニュースメイト90と同じ車体です。ただ単に前かごとキャリアが新聞配達用ではないだけです。まぁー、新聞配達する訳ではないからニュースメイトじゃなくて、これを選んだのです。
先ずは長所から語ります。一番は新聞配達専用バイクなので、剛性感が高い。ベースはタウンメイトと言いながら実際は2ストのメイト50です。それを補強する形で剛性感を高めている。だから直進安定性も十分にある。
それと14インチタイヤを履いているので重心が頗る低い。このバイクは郵政バイクとしても存在していましたが、小回りは良いし、足つき性も文句無し。狭い道も得意。オフロードでの走行性能も十分。
サスペンションも良い。ヤマハらしくコーナリングでも安定感が高い。カブ90に比べたら雲泥の差。これはテレスコピックサスペンションの恩恵が大だと思います。
そしてブレーキが良く効く。新聞配達に合わせて大径のドラムブレーキを採用していますが、ここまでシッカリと効くのであれば、メンテナンスに手間が掛かるディスクブレーキは不要です。タッチも良い。このブレーキとコーナリング性能を知ってしまうと、カブには怖くて戻れません。ここがタウンメイトT90Nの最大の利点だと思いますね。
そして以外でしょうけど、私はスタイリングが良いと思います。機能美と申しましょうか、質実剛健と言うか、合理的な美しさだと思います。
これに比べたら、最新のカブ125なんて業とらしい。しかもカッコ優先で役に立たない小さなキャリアになっている。これじゃ大したものは積めないよ。
カブでカッコを付けたって仕方ない。あれではビジネスバイクとは言えない。ガテンオジサンがガクトみたいに化粧してニヒルになっても仕方が無い。逆に恥ずかしいわ。
次に短所。先ずはシャフトドライブからチェーン駆動に戻った事。コストがかかっていただろうし、挙動が不安定な部分はありますが、このメイト、チェーンの弛みが速いのです。しょっちゅう調整しなければならない。そしてチェーンも2度交換しています。これならシャフトドライブの方が断然良いです。
最大の短所はやはり燃費でしょうね。街中でリッター25キロ程度、長距離でもリッター30キロも走りませんから。
前車のホンダ・リード80SSは街中リッター18キロ。長距離で25キロです。それよりは良いですが、カブ110は街中でリッター50キロ近い。長距離であるならばリッター70キロでも走れる。そしてメイトよりも速い。
キャブレターとインジェクションの差はあると思いますが、ここまで燃費で差が付いちゃうと結構ショックです。エコノミックアニマルの私としては。
原因は新聞配達に特化した3速ロータリーシフトにもあります。新聞配達では3速までがベストですからね。それは仕方が無いのですが、余りにもローギアード。もう一速、燃費に特化したギアがあれば、リッター40キロは軽く走ると思うのですが・・・・。それとやっぱり私の体重が重いのかなぁー。
90ccと言う排気量も一因していると思います。110ccは新聞配達ではパワーが有り過ぎて使いづらい。90ccの方が配達には使いやすいが、普通に走る上では力不足。だから高回転を維持し、限界のパワーを振り絞って走らなければならない。
軽自動車よりもリッターカーの方が燃費が良い場合が多いですが、それと一緒です。
それと小排気量故、硬いエンジンオイルは必須です。10w-30では簡単にバルブサージングを起こします。10w-40でも起こした事がある。10w-50、20w-50のオイルじゃないと安心できない。まっ、これだけ硬いエンジンオイルを使っていれば、燃費はある程度諦めるしか無いですが。
後はシートのボリュームが無いのでお尻が痛くなる事。それとライトが暗いです。この位はメーカーも認識しているだろうから、改善してしかるべきです。そんなにコストをかけずに出来ると思うし。
ヤマハ・タウンメイトT90Nのインプレッションは以上です。
燃費はカブに比べて大幅に悪い。そして遅い。もうちょっと速いバイクが欲しい。ヤマハがメイトの生産を続けていたら、110cc、125ccのタウンメイトを出していたと思います。その排気量のエンジンは存在しますので。
それに海外生産は中国からインドに移した。インドなら中国で生産するより、多少は品質が高いバイクを生産出来ると思う。
流石に日本産は昔みたいな価格で出すのは無理だと思いますが、インド産で良いのでまたメイトを出して欲しいですね。出来れば125ccのシャフトドライブで。
それにしても次のバイクはどうしよう。現在、国産化に戻したカブ110もやっぱりブレーキがプアみたいだ。最初の日本産カブ110よりも小さな径のドラムブレーキを採用しているし。これだったらスクータータイプのベンリィ110の方がマシかな。
否、カブ110にも郵政バイクで使用しているカブ110PROがある。多少はブレーキの径が大きいみたい。これを中古で探すしかないかな。
日本で再生産されている新型カブでさえも、部品は中国産との噂がある。これが本当だったら買えない。初期型の日本純正のカブ110PROで無いと駄目だ。でも酷使されるバイクだから、良いコンディションの中古は滅多に無いだろう。どうすっかなぁー。
そう思いながらタウンメイトT90Nに跨り、クラクションを鳴らしてみた。ビィー。鳴るではないか。これってまだメイトに乗り続けろと言う事か。
私は一安心してメイトで走った。そしてクラクションをまた鳴らす。今度は鳴らず。あっーどうなってんだ。やっぱり買い替えか。
また暫く走ってからまち鳴らす。ビィー。また鳴った。うわぁー、何か意思があるみたいだ。拗ねているみたい。これってまだまだ乗り続けろとメイトが言っているのか。
うーん、しょうがない。暫く様子を見て、完全に鳴らないようではホーンを新品に交換しよう。
このメイトは何度転んでも致命的なダメージには至らない。ブレーキも効くし、コーナリングでの安定感も抜群。バイクとしての一番大切な部分をシッカリと考えられて造られている。カブを選んでいたら死んでいたかも知れん。
やっぱり修理だ。まだまだ乗って行こうか。
ではでは。
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