諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

福島のオシラサマ、オシンメイサマ。その2

2019年11月26日 09時09分45秒 | 信仰
続きです。

このオシラサマ伝説ですが、私の故郷、福島県にも存在します。ストーリーは全然違いますけど。

話は庄屋には大変美しい娘がいた。名はオシラ。母親はオシラが生まれてまもなく亡くなっていた。

庄屋は母親がいないオシラを不憫に思い再婚する。最初は良好な関係を築いた継母であったが、オシラの美しさ、誰からも愛されるオシラの心の麗しさに嫉妬を覚えた。

継母はオシラを苛めるようになり、とうとう最後にはオシラを殺す。オシラの遺体は庭の桑の木の下に埋める。

その後、オシラは庄屋の夢枕に立ち、自分が継母に殺され桑の木の下に埋められている事。そして桑の木に集まる蚕の糸で大儲けが出来る事を庄屋に教える。

庄屋は直ぐに継母を家から追放。オシラの指示通り養蚕業を始めて大儲けしましたとさ。目出度し、目出度し。まっ、こんな感じのストーリーです。

このストーリーを鑑みますと、「子供が居るのなら継母は貰うな」と言う事なのでしょう。

以前、「継母の子は育たない」と題しまして、3人の夭折した継母の友人の話をしましたが(1人は消しましたが)、それは確かだと思います。女性は嫉妬が絡むと般若になりますから。

シェアハウスを経営していた知人は、女性に住み込みで管理を任せていましたが、女性同士が起こすイザコザで鬱病になり管理の女性が退社。その後、シェアハウスは廃業し賃貸に回したそうです。

私の家の女性のみが住んでいたアパートでも、モンスター女賃借人が居ます。ちょっとした物音で警察を呼んだり、散々な事をします。それで両脇の部屋の住人に出られてしまいました。

私が女性恐怖症になるのも頷けるでしょ。仙台の女性に限った事かも知れませんが、直ぐに嫉妬する女性は嫌いです。以上、私の女性観でした。

また脱線してしまいましたが、福島県のオシラサマ伝説は本当に女性の嫉妬は悪であると伝えたものです。そのモデルとなる伝承があります。

これまた以前書きました「熊野の本地・五衰殿」に登場する熊野権現である五衰殿のストーリーとほぼ同じなのです。

詳しくは長々と書きましたから、暇だったらそちらも読んで頂きたいのですが、簡単に言うと王の1000番目の后である醜い五衰殿が、千手十一面観音に願を掛けて、千手観音の様に美しく変身した。王にも愛され妊娠した。それに嫉妬した999人の后は、五衰殿に在らぬ疑いを掛け、五衰殿は首を刎ねられて処刑された。しかし、その後、王は誤解だった知る。インドの暮らしが嫌になった王は、首と胴がくっ付いて復活した五衰殿とその息子、そして王の弟、従者たちとで天かける馬車に乗って遥々日本の熊野にやって来て幸せに暮らしましたとさ。目出度し、目出度しと言う話です。

継母と999人の后の違いは有りますが、オシラも五衰殿も女の嫉妬により殺された。私は福島県のオシラサマ伝説は、この五衰殿の伝承から来ていると考えます。


続く。

コメント (5)
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