諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

神社にとって桜とは・・・・。【いわき市小名浜・住吉神社にて】その1

2020年01月20日 10時28分47秒 | 神道
正月の禊旅で、今年もいわき市小名浜の住吉神社に参拝して参りました。

去年の正月、偶然、住吉神社の前を通り、その只ならぬ癒され感からアリオンを止め参拝。温泉に浸かる様に、私の禍を浄化して参りました。

今回も是非行こうとホテル塩屋崎の日帰り湯から立ち寄ってみました。

やっぱりこの神社は素晴らしい。何が良いって正月から「どんと祭」をしている。古くなったお札やお守りを焼いているのです。

その火に当たる。浄化される感じがする。空気の温泉に浸かっているみたい。

考えてみたら神社と温泉は似ています。温泉で疲れを癒す。神社で浄化して心を癒す。温泉と神社は対の存在なのかも知れないです。

この住吉神社は日本七大住吉様に数えられている由緒ある神社です。

東北人の私としては微妙な気持ちなのですが、武内宿禰が東北巡視の際、この地に立ち寄り住吉三神を祀ったのが起源らしいです。現に901~923年に作成された書物にも神社名が載っているそうです。

武内宿禰は福島県いわき市に1年半滞在し、スパイ活動をしていたとの伝承を聞いた事がありますが、本当だったのでしょうねぇー、多分。

武内宿禰が塩竃神社に祀られている塩土老翁との説もありますが、塩竃市の隣の多賀城市下馬笠神に、武内宿禰を主祭神とした仁和多利神社が鎮座しております。

境内には蛇神と彫られた石碑があり、神名不明の摂社が鎮座している事から考えると、武内宿禰により鬼渡神を調伏していると私は考えております。現に子供の百日咳にご利益があるとされていますし。

百日咳。つまり疱瘡です。疱瘡神と言えば鬼渡神です。それに笠神の地名は疱瘡神を示しています。

本来、仁和多利神社に祀られている神は鬼渡神。その鬼渡神を調伏する為に武内宿禰を祀った。そして本来の地主神である鬼渡神は忘れられ、祭神名が消えたのでしょう。

神社名が仁和多利神社なのですから、これ、間違いないと思います。

私はこの仁和多利神社は塩竃神社と対の関係にあると考えております。理由は長くなるので、何れまた書きたいと思います。

話を小名浜の住吉神社に戻します。

この住吉神社は割りと辺鄙な場所に鎮座しているのですが、参拝客は中々の多さです。

でも、お札を焼いている場所は人気がいない。巫女さんと禰宜さんが黙々とお札を火にくべています。そこに私が火に当たっている。このシュチエーション、去年もまったく同じでした。

私はテレパシーで巫女さん、禰宜さんに「お久しぶりです。今年も宜しくお願いします」と語りましたが、お二人はチラリ、チラリと私を見ながら、お札をくべている。

「火の前に太った奴が随分と長居しているなぁー」と思っていたでしょう。

でも、こう言うの私としては嬉しいもんです。これだけでも来た甲斐がありました。


続く。

コメント (4)
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