諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

車上生活者を救う施設を造るべきだ。

2020年08月27日 20時49分05秒 | 政治・経済
2年前の夏、裏磐梯に車中泊の旅に出ました。

最初の車中泊の地は「道の駅 つちゆ」。ここは標高が高くて真夏でも夜は涼しい。夏の車中泊にはお勧めです。

裏磐梯は景色が良く、曲りくねったコーナーはライダーには堪りません。「道の駅 つちゆ」でも多くのライダーが、テントも張らずにそのまま寝ていました。流石にテントで寝るには暑いでしょうからね。

そこに70代中頃と思える男性の車中泊者がいました。

クルマは20年以上前ののスズキ・アルト。ボロボロでした。車内には大量の家財道具が詰められている。しかも犬を連れています。犬は霧雨の中、外で寝ている。ちょっと複雑な気持ちになりました。

私は何の柵も無くなれば、車中泊で日本全国を周りたいと思っているのですが、流石にアルトでは小さ過ぎる。

でも、燃費と小回りを考えれば、アルトはベストに近い選択。私がアルトで車中泊の旅をするのであればコットテントを購入して、クルマの脇で寝ます。

多分、道の駅の営業前ならそれでも大目に見てくれます。何も犬を外に置いて、運転席で寝ることも無いのに思いました。

多分、彼は独り身なのでしょう。クルマを持っているのですから、生活保護は受けていない。年金で生活している。そして慎ましく車中泊の旅を続けている。まるで私の未来を見るようです。

私と近いタイプの人間。幸運に乗れなかった人間。それでも旅を続けている。

高潔でもあり、みすぼらしくもある。羨ましくもあり、気の毒でもある。やっぱり複雑な思いがしました。

そして今月、「道の駅 よつくら港」で私が職務質問された。

私がトイレに行っている数分間の間に、パトカーが私のクルマの進路を塞ぐ形で止められていた。3人の警察官が私のクルマを囲っていた。これってもしかしたら、不審なクルマとして通報されたのかも。

その2時間前に首絞め強盗事件が平であった。私が警察官でも犯人は道の駅に潜伏していると考えます。犯人に間違われた可能性が高いです。

もし、そうでなかったら車上生活者と思われたのでは。一見、車中泊には向かないセダンに乗っていたし。

「道の駅 つちゆ」で会ったアルトの老人も、今考えたら車上生活者と思われます。暑いから涼しい土湯にいたのだと。

このコロナ禍で車上生活者が増えているそうです。

生活保護を貰ってアパートを借りれば良いと思うでしょうが、生活保護を受ければクルマは所有出来ない。日常の足が使えないと生活保護を受けるのに躊躇する。愛着のあるクルマは手放したくない。道の駅で車上生活をするしかない。

このコロナ禍は誰もが負担を強いられていますが、何か、こう言う方達にも対応する手段を考えるべきだと思います。生活困窮者向けの国営の寮を造るとか。

暫くはその寮で暮らし、就職出来たらアパートを借りる。その方が生活保護よりも安く収まる可能性があるし、クルマも手放さなくて済む。利用者も心の負担が軽いでしょう。

寮は廃校を利用すれば安く運営できると思います。校庭にクルマも止めれるので。

都心部での運営は難しいでしょうけど、モデルケースとしてやってみる価値はある思います。

人間誰しもピンチがある。そのピンチを最小限ながら助ける施設があっても、罰は当たらないと思います。

これからそう言うピンチな方が、どんどん増えると思います。

近い将来、私もそうなる可能性が高いと思いますし。


ではでは。




コメント (6)
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