続きます。
朝5時。暑さと背中の痛み、そして足の痒みで起きる。痒みは何で起きるのかわからん。もしかしたら、草木を運んだ時の木の葉が残っていたが、それに被れたのか。
更に身体が汗だくでバキバキに硬い。ぎっくり腰も再発したみたいだ。暑い、痛い、痒い。三重苦だ。
寝たのが3時半過ぎ。正味1時間程度しか寝られなかった。
窓は全部全開にしていた。しかし風が吹かない。夜でも26度の暑さ。朝の5時で30度は超えていると思う。こう暑いと寝てなんていられない。
道の駅の情報局は、8時半にならないと開かない。どうしよう。とりあえず移動するか。6時半に道の駅を出る。
暫し、平の街並みを当ても無く走る。廃れている感じがしていたが、震災でアパートやマンションが増えている。復興バブル、放射能バブルがこの街を潤している。地価も仙台より高い。
いわき市の地価の上昇は一段落した。帰宅困難地域が解除され、そこに賃貸住宅が建設ラッシュとなったからだ。
放射能は半永久的に続く。皮肉な事に負の雇用が地元経済を潤している。
本当に不思議な話だが、地震、津波、そして疱瘡(放射能)の神である鬼渡神の負が、福島県浜通りの経済を支えている。大いなる負が大いなる正を生んだ。これも正負の法則。
福島県と宮城県は鬼渡神信仰の地。東日本大震災は鬼渡神の禍。
今のコロナも疱瘡と言えるから、鬼渡神の禍が世界中に広がった感がある。これは何を意味しているのだろうか。
そんな事を思いながら、昨日、花を買った「やっちゃば」近くのファミリーマートにクルマを止める。アイスカフェラテを買って、休息スペースで本を読む。やっぱりエアコンは良いなぁー。
8時30分。「鮮場やっちゃば」が開く時間。また150円の花束を2つ買い求める。
昨日は白い菊の花が売り切れていたが、今日は沢山ある。2つとも白い菊の花を購入した。
白い菊の花は仏に供えられる唯一の花。だから「こけし」には菊の花が描かれている。
「こけし」は間引きされた女の赤ちゃんの位牌。だから「子消し」。浄土の色は白。だから仏には白い菊の花が最適なのだ。
さて、母方の墓が有る曹洞宗・龍雲寺に向かう。
亡くなった従兄弟の名は「龍」と言う。そう言えば永井龍雲と言うフォークシンガーがいたなぁー。
以前「龍神に恐怖した日本。目には目を。龍神には龍神を」と題してブログを書いたが、日本に龍神信仰を広めたのは行基。
朝鮮を統一した新羅の王・文武王が、龍神をその身に宿し日本を襲いに来る。日本は龍神を恐れ恐慌となった。
そこに行基が現れ、「相手が龍神なら、こっちも龍神だ」として日本に龍神信仰を広めた。龍雲寺と言うからには、曹洞宗は行基が関わっているのだと思う。龍と言う名の従兄を事故死で失った私としては複雑な想いがある。
本当は龍などいない。いるのはタツだ。
神道は以前、タツと呼ばれていた。タツは地から天に昇るもの。植物、虹、竜巻がタツ。冬眠で土から出て来る熊、蛇、蛙もタツ。大地の恵みがタツ。そのタツを龍としたのが行基。本来ならタツと呼ぶべきだと思う。
母方の家系は落ちぶれはしたが会津の名門。つまり武士の家系。人殺しの家系。父方程ではないが、多くの命を左右した家系だ。恨んでいる者も多い筈。複雑だ。
盆の墓参りは3年前から再開したが、1年目、2年目とも、どこに墓が有るのか分からなかった。住職の奥様に花と線香を預け、墓参り出来ずに帰った。許されなかったと想えた。
今回も墓を探す。割と簡単に見つかった。許されたと言う事か。
やっぱり墓参りも神社と同じで、午前中に参るべきなのかも知れん。今後はそうしよう。
続く。