凄いなぁー社長は。「夢・卓上クーラー」だけでなく、「夢・持ち歩きクーラー」なる隠し玉まで用意していたとは。
でも、この「夢・持ち歩きクーラー」、もしかしたら「夢・卓上クーラー」の売り上げに逆影響を及ぼすのではないかな。どうなのだろう。私的には不味いと思うのだけど・・・・・。
さて、今回の「夢・持ち歩きクーラー」CMですが、新たなタレントが登場しています。その名は夢グループ新人歌手の小牧勇太氏。
先ずは社長が「お客さまー、この暑い季節、扇子を持って出ます? ミニ扇風機ですか?」と聞くのですが、社長の左上の窓に扇子をパタパタしている小牧氏の動画が出ています。私、ギクッとしました。まるで昔のヤクザみたいだったので。
更に小牧氏が机に「夢・持ち歩きクーラー」を置いて、パソコンを忙しそうに打っている。
うーん、似合わない。縦縞のスーツを着たチンピラヤクザ風の小牧氏が、パソコンで仕事をするなんて到底思えない。凄い違和感を感じる。其れよりも何で演歌歌手がパソコンで仕事をするのだろうか。
縦縞のスーツにオールバック。これに吊り上った銀縁メガネでもしていたら、本当にバブル時代の経済ヤクザそのもの。何でオールバックにして、こんな背広を着せたのだろう。これでは夢グループと言う会社に怖い感情を抱くお年寄りが出るのではないだろうか。
少なくても私は疑う。初めて夢グループを知ったのなら、嫌悪感を持つ。彼を好ましいと思う人間は少ないのではないか。
それとも演歌歌手って、皆こう言うもんなのだろうか。確かに浮いた感じで目立つ。でも、いくら歌が上手くても人気者には成らないと思う。
否、「人の行く 裏に道あり 花の山」。
そうだ、違和感だ。夢グループのCMは、違和感で注目を浴びて来た。これも社長の戦略の筈だ。低コストでこれだけインパクトがあるCMを創り出す社長だ。そうに違いない。やっぱり社長、凄いや。
次に夢グループ声優「渡辺かおり」さんが登場した。
彼女が「夢卓上クーラー」のCMで、チョッとお頭が足りない口調で天の声を出していたのか。うーん、何かイメージ通りの方だ。
声優としても一度聞いたら忘れられない特徴のある声をしている。しかも、その声に合った風貌。これっ、自らの演出であるならば、女優としても凄い才能ではあるまいか。社長、凄い女性を見付けて来たなぁー。
この渡辺さん、放心状態で「夢・持ち歩きクーラー」の風を首に当てている。無になっている。これっ、演技でなんかで出来ないよ。
目をパチクリパチクリしながら、口を半分開けての放心状態。気が完全に抜けている。見事だ。これ以上の涼しい表情はありえない。余りの心地良さで馬鹿になった感じの表情。涼しさで本当に気持ち良い表情している。素晴らしい。
それを見抜く社長の目の確かさ。改めて感服致した。流石、芸能事務所の社長だ。恐れ入った。
そして最後は以前から夢グループのCMに出ていた、クールビューティーの甲斐さん。本名は甲斐春那さん。
チョっと姓名判断的に問題のある名前だが、まさか夢グループのモデルだったとは思わなかった。素人さんにしては目立つ存在とは思っていたが・・・・・。
その甲斐春那さんはマスクをしての登場。多分、値段が大幅に下落した夢グループのマスクだろう。でも、何で甲斐さんだけマスクをしているのだろう。
社長としては「夢グループのマスク、まだまだあるよ。在庫、残っているよ。30枚、1000円だよ」とアピールしたかったのかも知れないが、クールビューティーなモデルの甲斐さんのお顔を、マスクで隠してCMに出させるなんて社長は何を考えているのだろう。
私が甲斐さんなら「なによ、社長。私は夢グループのモデルなのよ。モデルである私の美しい顔をマスクで覆わせるなんて酷いわ。あんまりよ。夢グループの私のファンが黙っていないことよ」っと、社長を恨んじゃいます。マスクならヤクザ風の新人歌手・小牧氏に付けさせればいいのに。
でも、時には鬼になる事も人生では必要。これも違和感でCMを目立たせる社長の手法なのでしょう。
違和感と言うこれまでの真逆の手法で商品をアピールする。実際、これがCMとして当たっている。私のキャパでは絶対に発想出来ない。
こんな才能をCMで見せ付けられると、私は劣等感を感じてしまう。
生まれながらの天才っているんだなぁー。いくら努力しても凡人の私では社長には追いつけない。稀代のクリエーターだ。
社長の才能が羨ましいなぁー。
続く。