諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

禍の連鎖。自殺の連鎖。その4

2021年06月06日 20時00分27秒 | 人生
続きです。

豊田商事の金運用システムですが、元本保証で金利は1年信託で年利10%。5年信託で年利15%。それで金利先渡しとなります。簡単に言うと100万円の金を90万円、85万円で売ってくれると言う訳てです。

当時の金利は確か5.5%。税引きで4.4%だから、10~15%と言う話は其れほど高くない。信憑性があります。しかも金利先渡し。契約した時点で10%、15%の儲け。

金は安定している。金の現物を買ったと思っていたのでしょうから安心していた。証書があれば大丈夫。騙された数万人の被害者はそう思ったのでしょう。

それに当時はバブル前。土地や株を買えば当たり前に値上がりしていた。株式投資信託で利回り30%も珍しくない。10%程度の利回りは当然。突飛な話とは言えない。

でもねぇー、当時の金相場は安定していたけど、安定していたから運用で利益を出すのは困難。金価格の上昇は見込めないし。

それに先物取引だとしたら元本保証なんて当然無理。その位、高校生でも分ると思うのだが・・・・。

分らなかったんですよねぇー、老人達には。

否、普通の人にも分からなかった。頻繁にテレビCMを流していたので。

当時のCMの力は絶大。CMを流している企業が不正をする訳がない。詐欺会社の筈はない。誰もがそう思っていた。

でも、私は疑り深い性格。先ずトヨタ自動車グループではないのに「豊田商事」との社名に疑問を持ちました。

創業者の苗字は永野。それなのに何故に豊田なのか。

それはトヨタ自動車の関連会社と錯覚させる為ではないのか。もしそうなら、詐欺会社確定ではないか。

私は豊田商事の金を買うのに大反対しました。でも、私の親は私の話など聞かない。

父親には「子供の話は10中8、9聞くなと言うんだ。黙ってろ」と言った。

母親には「子供のくせに金、金、金って、全然子供らしくない。黙ってろ」。

伯父は「お前のとこの息子は、大人の話に何で口を挟んむんだ・・・」と、私の母親に文句を言ってました。全員、聞く耳持たなかった。

私は火の玉になって反対しましたが全然信じてくれない。でも、週刊誌で騒ぎ出した。詐欺じゃないかと。

私はその週刊誌の記事を親に見せて親も少しは疑問を持ったと思うのですが、それでも伯父の方を信じていた。既に伯父には購入すると伝えてある。

「土地を2500万円で売りに出した。売れたら直ぐに2500万円分の金を買う」と約束していた。絶対絶命でした。

そこに豊田商事会長・永野一男の刺殺事件が発生。やっと私の親も豊田商事が詐欺会社だったと理解。騙されずに済みました。


続く。












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