諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

高良玉垂命はその名の通り神功皇后だと思うのだが・・・・・。その1

2021年06月13日 03時59分19秒 | 神道
高良玉垂命。その正体は瀬織津姫だとする話があります。

実は私、勘違いをしていたのですが、古事記では住吉大神が神功皇后に憑依して三韓征伐に向かった。

日本書紀では瀬織津姫とされている天照大神荒魂・天疎向津姫が神功皇后に憑依したと思っていたのです。大間違いでした。

上記の事が記載されているのは「ホツマツタエ 神功皇后の項」でした。昔、ホツマツタエを読んでいたから、ごっちゃになって覚えていたんですね。

実はホツマツタエに関する著書を出している方と何度かメールで話をしています。善なる性格の方で悪くは思っていないのですが、ホツマツタエは私的には偽書と判断しました。

その理由は1700年中頃に急に出版??された事。

聖書だってルーツとなる書物が存在します。古事記や日本書紀だって古来からの伝承を編纂して世に出ているのです。それなのにホツマツタエはルーツとなる伝承や古文書が存在しない。これは流石に考えられない。

例えば偽書の津軽外三郡誌。神武天皇との戦いに敗れた安日彦と長髄彦が会津で落ち合い、東北でアラハバキ帝国を造ったと言う話は東北人故心が躍りますが、和田家の屋根裏から急に出て来た。そんな伝承は津軽外三郡誌以前には存在しない。ところどころ辻褄が合わない。

ホツマツタエは瀬織津姫をメインに書かれていますが、私的には瀬織津姫にはモデルが存在する。その神に信仰が集まるのは征服者にとって都合が悪い。その様に考えています。

瀬織津姫の名でその神の名を隠している。それなのに瀬織津姫が登場人物??なのはおかしいと思います。

それでは高良玉垂命とは誰なのか。

「高良」に付いては幾つか説があります。仙台には瀬織津姫を祀る瀧澤神社が建立されていた場所に亀岡八幡宮があり、その境内社として高良玉垂神社が鎮座してます。

もしかしたら「高良(こうら)=亀の甲羅」だから亀岡八幡宮なのではないかと考えました。

でも、神社も信仰を集めてなんぼです。

鶴は千年。亀は万年。鶴岡八幡宮に対抗して亀岡八幡宮と名付けられたのではないのか。まっ、調べる気は起きないですが・・・・・。

では「高良」とは何なのか。私は高麗ではないかと考えます。

そして「玉」は子供。「垂」は「女たらし」の「垂」。本来の意味は「養育」。だとしたら考えられるのは三韓征伐で朝鮮半島を自分の物とした神功皇后しか考えられない。神功皇后は応神天皇を養育した訳ですから。

勿論、史実として三韓征伐の話は存在しません。しかし、天皇家は朝鮮から渡って来た可能性が高い。それを示しているから高麗なのかもしれない。

「高麗の子供を養育する命」。それがぴったり来るのは神功皇后だけです。

そして神功皇后の別名は「息長足姫(おきながたらしひめ)」。やっぱり養育を意味する名前ですから。


続く。











コメント (4)
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