続きです。
子供の輸血を拒否した親は、エホバ(ヤハウェ)との契約を遵守した。或いは子供をエホバに生贄として捧げた。
辛い思いはあったでしようが、エホバへの信仰心を選んだ。その点には満足していると思えます。
しかし、子供は親の持ち物ではない。親とは違う人格を持っている。子供が生を希望するなら、輸血をするべきだったと思います。
この事例は小学5年生の男児が交通事故に遭い、親が輸血を拒否して亡くなったケースがあります。
更に親はシングルマシングルマザーで、子供は兄と高校生の妹の二人。エホバの証人への献金で貧しい生活をしていた。家族は貧しさから精神的に参っていた。そして妹はリストカットして自殺を図る。
医師は輸血が必要だと説得するも母親は輸血を拒否する。そして娘は死亡した。
病院に母親と息子、そしてエホバの証人の信者仲間が集ったと言います。
母親は信者仲間の手前、娘の輸血を断った可能性があると思えます。間違いなくエホバの証人はこの家族を不幸にした。輸血拒否で亡くなった妹に対し、兄は教団と母親に対し強い恨みを持ち、本人も精神を乱しています。
人が不幸になる宗教であるならば、そんな宗教は消えるべきです。旧統一教会同様に。
宗教は人を幸せにする面もあるし、不幸にする面もある。
私はカリバニズムには反対です。臓器移植も人道的では無いし、輸血もすべきではないとは思っていますが、それ以上に人の命が大切です。生きるのを阻害する宗教であるならば、信じるべきではないと思います。
でも、エホバの証人の幹部が良い人過ぎて、その点は追及できなかった。信者の前でエホバの矛盾点は言えない。困りました。
そこで戦時中の日本で起きた神風について話しました。キリスト教の矛盾の話です。
エホバの証人の幹部は、「エホバの証人はキリスト教ではない」とは言いましたが、それはカトリックでもプロテスタントでもない。そう言いたかったのだと思います。
イエスは大天使ミカエルが人間となり下界に降り立った姿だと言っている。キリスト教の亜流なのは間違いない。幹部は私の矛盾に答える必要がある。
戦時中に起きた神風の話ですが、広島に原爆が投下された。次のターゲットは北九州の小倉でした。
原爆を積んだB29は小倉を目指した。しかし、小倉では霧と火災での煙で視界が悪く、原爆投下の目標地点が把握できなかった。
B29は小倉への原爆投下を諦め、原爆投下の第二候補の長崎に向かった。
長崎上空は風が強かった。原爆投下の目標地点も把握しずらかった。
B29は2機で飛んでいたが、1機がエンジン不調となった。それで正確に投下地点を把握せず、限界が来てそのまま原爆を投下した。
続く。