続いています。
コンサート兼セミナーでは終了時に、籤引きで教祖からのプレゼントがありました。
籤運が全然ない私は期待せず、そのままトイレに行っていた。戻ってみたら私の座っていた席に小さな紙袋が。
「何だろう」と思い紙袋を開けたら、丹生都比売神社のお守りが付いた携帯ストラップでした。
彼の考えでは丹生都比売神は水神と言われているので、瀬織津姫となっている様です。スピリチュアルな人々は単純にそう考えています。
東北では丹生都比売神社は殆ど鎮座していないので、私にはそれほど馴染みがある女神ではありませんが、「丹生」とは水銀を含む赤い土と鉄系の赤い土を示してます。朱色の顔料にに使われてます。
その「丹生」を採掘していた一族が信仰していた神。それが丹生都比売神だと言えます。
どうして丹生都比売神が水神に変化していったのかは不明ですが、水銀は液体状の鉱物なので、当時の人は水の一種だと考えたのかも知れません。
有名な丹生都比売神社のお守りが付いた携帯ストラップ。
私は当時、電話恐怖症なもので当時、携帯電話は持っていませんでしたが、この携帯ストラップには丹生都比売神の眷属が宿っている。これも何かの縁。有難く受け取りました。
そしたら教祖と女性主催者が私の前に遣って来て、「〇〇さん、携帯ストラップが当たったでしょ。でも、〇〇さんは携帯電話を持っていないですよね。だったら✖✖さん(女性)にプレゼントしなさいよ」と言って来ました。
私は「携帯電話を持ったら使いますから」と言って断ったのですが、2人はしつこく返却を求めます。私は根負けして渡しました。
この携帯ストラップは丹生都比売神の眷属が宿っています。丹生都比売神の命により眷属が私を守ってくれる携帯ストラップなのです。それを取り返す。
その行為、全然、神道を理解していないし、丹生都比売神に対しても大変な不敬です。眷属が宿っているストラップをただの物として扱ったので。
それで教祖の信仰の薄さ、否、偽りの信仰を実感しました。
主催者もスピリチュアルな女性ですが、この人たちは神道の神々を物としか考えていない。霊感商法の道具と考えている。
私は哀しい気持ちになりました。教祖の本心が垣間見えた瞬間でしたので。
教祖は大変短気な性格でしたが、それを物語る出来事もありました。
私のクルマで閖上・日和山頂上に鎮座する富主姫神社を案内したのです。富主姫は弁才天とされる市杵島姫です。市杵島姫は瀬織津姫であるとの説があります。
閖上は東日本大震災の津波で町が跡形もなく消えました。
震災から1年後の話です。町並みも何もかもが無くなった。しかも日和山は数メートルの小山。どこにあったのか全然分からない状態。
交番で聞いても目印になる建物も何もない。警察も説明のしようもありません。聞いても分からず、理解できず交番を後にしました。
私のクルマにはナビも付いていないし、スマホも持っていない。「こっちだったかな」と言う勘のみで時間がかかりやっと到着。丁重に参拝。
そして帰りの車中で到着に時間がかかったことを謝ったのですが、彼は怒り心頭だったみたいで私とは暫く口を利かなくなりました。
彼は私のとの待ち合わせに30分ほど遅刻したことがあるのにです。自分には甘く、他人には厳しい。
彼の親は教育者でしたが、これは育て方が悪いと言うレベルではなく、精神疾患を疑い始めました。事実、それを証明する事例も彼から聞いています。彼の名誉の為に言いませんけど。
大した付き合いがある訳でもないのに、話しかけても喋らない子供が拗ねた態度を執る。これは短気な性格を超えている。こんな大人は初めて見ましたし。
続く。