平成30年11月3日 9:30
東賀茂神社秋祭り
秋祭りの意味
秋祭りは収穫の秋を祝い、遠い祖先の昔から一番身近なとことにある氏神に感謝する神祭りである
神前に供えるお供え物にしても、季節ものの山の幸、海の幸といわれる品々も多く、 神々の功績をたたえ、神を喜ばす神事と余興が執り行われている。
現在はそれほどでもないが、昔はこの秋の神祭のために村の人々は何十日、 ときにはまる1年も前から準備をし、精進潔斎をし、食べ物、飲み物も用意して神祭りの日を迎えるのである。
そして、祭りの日には氏子は役人(やくびと)として、また、一般の氏子たちは神詣のため衣服を新調して着飾り、 祭礼に参加して神と人々とのつながりを強め、そのことが集団生活の絆の役割を果たし、 共同生活の基礎が再び確かめられていくのである。
平成30年11月2日 20:00~
東賀茂神社秋祭り宵宮の神事が行われました。
恒例の太鼓と獅子舞の練習
宵宮
秋祭りは宵宮と本祭りの両日にわたり執り行われ、この二日にわたる夜半に神迎えが行われている。
宵宮は夜宮とも言われ、神迎えの祭りであり、本来は神を迎えるための祭場へ依代を媒体として、 多くは深夜に神が降臨すると考えられ、昔は氏子が一同に集まって夜を明かす神迎えの神事が行われ、 その日数も何日にも及んだが、これも次第に簡単になり司祭者だけが祭りの前夜にだけ行うようになり、 やがて現在のような形になってきたのである。
昔の人は常に村人の住むところにおらず、祭りのときだけ降臨するものと考え、信じていた。
そして人々は小高い丘の上の森とか、そのほか決まった祭場に仮屋を建てて神を祭ったものである。
社(やしろ)はもともとこの「屋」を建てる場所の意味であり、宮(みや)は「御屋」を意味すると言われている。
宵宮の神事として、本来、当日の午後、萩原、荊木等の氏子が中心となって、 屋台、四ツ太鼓等が宮に向かい、鬼神楽、獅子舞を奉納し夜を迎えて神迎えの神事が執り行われるのだが、 現在では、宵宮の早朝、鬼神楽、獅子舞を奉納のみ行われてしている。