令和7年3月13日
コメの輸出目標を2030年までに35万トンに
令和6年の実績の8倍近くに拡大
政府がコメの輸出目標を2030年までに35万トンと、去年の実績の8倍近くに拡大する方針であることが分かりました。
政府はパックご飯や米粉などを含めた米の輸出について、2030年に35万トンを目標に設定する方針です。
2024年の実績の4.6万トンと比べ、8倍近い数字です。
136億円→2030年に922億円 「食料・農業・農村基本計画」改定案
5年ごとに改定する「食料・農業・農村基本計画」案に盛り込み、今月中に閣議決定する見通しです。
コメは近年、毎年10万トン近い需要の減少を受けて生産量は下がり続けていました。
しかし、去年の夏ごろから起こったコメの品薄や、その後の価格高騰を受け、
今年は多くの地域が作付け面積を増やす意向を示しています。
輸出拡大で生産量が増えれば、国内の需給が逼迫(ひっぱく)した際、
一時的に国内の供給に回すなどの柔軟運用も期待されています。
「日本の小麦の食料自給率はどのくらい?」
敷島製パン(Pasco)は、新ブランド『和小麦』をアピールする無料の体験型イベント
『#なるほど和小麦カフェ』を二子玉川ライズ ガレリア(東京・世田谷)にて2月28日(金)〜3月2日(日)の3日間限定で開催。
訪れた延べ7,500人以上が喫食体験やクイズラリー等を楽しんだ。
昨今の輸入小麦高騰などにより、これまで以上に国産小麦へ注目が集まるなか、
同社は小麦の食料自給率向上への貢献を目指し、パン・菓子などのカテゴリーやシリーズを
またいだ新ブランド『和小麦』を1月に立ち上げた。
『超熟』シリーズをはじめとする国産小麦を使用した約70種類の商品で構成され、
国産小麦へのこだわりを表す新しいロゴデザインでブランドの価値を浸透させたいという。
そもそも日本国内では小麦の自給率が18%と低く、そのほとんどを輸入に頼っているという現状で、
1920年創業当時の「食糧難を解決したい」という思いを受け継ぎ、
2008年から国産小麦を使ったパンづくりで食料自給率向上に貢献する取り組みを進めている。
生産者団体とのコミュニケーションを強化したり、北海道に直営店舗を展開したりと積極的な活動を行ってきた。
そんな長年の取り組みと新ブランド『和小麦』を広めるため、今回の国産小麦を五感で体験できるイベントが開催された。
まず、二子玉川駅の改札を出てすぐに見える位置に設置されたのが、大きな麦畑のパネル。
参加者一人ひとりが小麦に見立てたシールを貼っていき、大きな和小麦畑をみんなで作ろうというもの。
さらに、会場で一際目立つのは『和小麦』のパンをずらりと揃えたキッチンカー。
先ほどのシールを貼った参加者は『超熟 国産小麦山型』、3月1日(土)発売の『国産小麦 もちっとチーズロール』
など3品を試食体験することができ、キッチンカーの周りには長蛇の列ができていた。
一方、Pascoの思いやこだわりを楽しく学べる“なるほど『和小麦』クイズラリー”では、
大きな本に見立てたパネルに書かれたクイズに挑戦し、見事ラリーを完成させると『和小麦』オリジナルのキーホルダーをゲットできた。
また、農場をバックに小麦の収穫を表現した“なりきりフォトスポット”も設置され、会場は家族連れなど多くの人々でにぎわっていた。