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2013-03-02 | 雑記
私は、生きて行く上において極力、“素の己”を出して生きて行きたいと思っています。

何故なら、衣をまとおうとすれば、時には、虚勢も張らなくてはいけないからなのです・・・

他人様が如何生きてようと、己は己の生き方しかできない訳で・・・

例え、他人様の真似をして同じような生活リズムをもったとしても・・・結局、疲れ果ててしまうように思えるから・・・

もちろん、長い人生では堪らなく苦しい時もあります・・・

それはそれで、自分の心の中にだけに留めるのではなく・・・ポロ・・・ポロ・・・と誰かに喋る・・・

答は貰えなくても喋るだけで気持はどんなにか軽くなる事があります。


3月は自殺対策強化月間らしいのですが、それに関連した記事を紹介したいと思います。

~以下、3月2日読売新聞朝刊より抜粋~

気づき 自殺防止へつなぐ









 3月は自殺対策強化月間。身近な人の悩みに気付き、支援につなげる「ゲートキーパー」(門番)養成などの取り組みから、自殺防止のために何が出来るのかを探った。

(吉岡三枝子)


 「いつもと違う様子だと気づいたら、まず声をかけて下さい。先送りはしないで」
 2月15日、兵庫県宝塚市の公民館で開かれた同市主催の「ゲートキーパー養成講座」。県宝塚健康福祉事務所長の味木和喜子さんが、市民約80人に呼び掛けた。

 ゲートキーパーは、悩んでいる人の変化に気付いて相談相手となり、医療機関や専門家など、必要な支援を紹介する存在。国が2007年に策定した自殺総合対策大綱で育成が目標に盛り込まれた。特別な資格は必要ないが、各地で養成講座が開かれている。

 この日は、電話相談に取り組むNPO法人「多重債務による自死をなくす会コアセンター・コスモス」(神戸市、080・6159・4733)理事長の弘中照美さんも講演。悩みに向き合う時は「相手が話す事を否定しない、非難しない。真剣に考えている事を伝えて欲しい。たった一言でも、ほんの少し寄り添うだけでも救われる人がいる」とアドバイスした。

 全国理容連合会(東京)も、昨年から会員の養成に取り組み、講習を受けた加盟店にステッカーを交付している。理容師は決まった客と定期的に1対1で話すので、異変に気付きやすいとされ、実際に相談機関につなげた例もある。

 さらに、自殺問題に詳しい弁護士の生越(おごし)照幸さんは「ゲートキーパーの『気づき』を問題解決に結びつけるために、医療や福祉、法律など、専門家間の連携を密にするべきだ」と提言している。

(やまい)(いち)に出せ」徳島・海部町に学ぶ

 自殺と地域の関係を研究している和歌山県立医大講師の岡(まゆみ)さんは「自殺率の低い地方のコミュニティーから学ぶべき点が多い」という。

 岡さんは、平成の大合併前、2002年当時にあった3318市区町村の過去30年間の自殺率を年齢構成による補正を施して分析。全国で8番目に低かった徳島県旧海部町(現・海陽町)に着目した。

 海部町は人口約2500人。太平洋に面し、江戸時代から木材の集積地として多くの移住者を受け入れた。平地に住宅が集中しているため、共同の物干し場が活用されており今も、世間話をする住民の姿が絶えないという。

 08年から現地で聞き取りとアンケートを実施し、同県内にある自殺率が高い自治体と比較した。「悩みを抱えた時、だれかに相談したり助けを求めたりする事に抵抗がない」と答えた割合は、海部町が16ポイント高かった。ただ、自殺が少ない地域は、絆が強く助け合いを重視していると思われがちだが、「日常的な生活面で協力」は海部町の方が少なく、「あいさつ程度の最小限の付き合い」が多かった。

 また同町には「病、市に出せ」という言葉が伝わる。悩みを一人で抱え込まず、表に出して周囲に助けを求めようという意味だ。実際、うつ病の受診率は周辺自治体より高い。これらの特徴から、岡さんは、
  1. 緩やかなつながり
  2. 排他的傾向が小さい
  3. 「どうせ自分なんて」と思わない
  4. 他者への評価は人物本位
  5. 援助を求めることへの抵抗が少ない
―――の5項目が、自殺を予防する要素と結論付けた。

 最近は体罰やいじめなどによる中高生の自殺も目立つが、岡さんは「早めに相談してというだけでなく、学校や職場など、様々な場面で問題がオープンにされやすい環境をいかに作るのか、この町にヒントがあると思う」と話す。
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