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政党各党は定数削減と合わせて1票の格差を解消する総論では一致している。
しかし、各党ともバラバラの状態・・・
民主党は定数80減を主張しているが、どの様にするのか案は無い・・・
日本維新の会は国会議員が中選挙区制・・・橋本共同代表が小選挙区制とまとまっていない。
もう、政党に任せていても駄目なのかもしれません。
今朝は、こんな状態に対して切なる願いを込めたコラムを紹介します。
~以下、3月27日読売新聞朝刊より抜粋~
編集手帳
♦政治家を指揮者に例えれば、官僚は指揮棒だろう。指揮棒を遠ざける“間違った政治主導”が、高裁から衆院選の「無効判決」をもらう前代未聞の不始末を招いたように思えてならない
♦1票の格差を正せ――最高裁が顔を真っ赤にして国会を叱りつけたのは震災から2週間もたたぬ物情騒然たる頃である。官僚不信から素手をやたら振り回す無駄な動きの多い指揮者は震災対応で手いっぱいで、よそにまで気が回らなかっただろう
♦震災対応を最優先するのは当然としても、官僚にもこなせる仕事の一から十まで政治家がやろうとすれば、政治家にしか本来出来ない選挙制度の見直しがおろそかになったのも道理である。最高裁の注文は放置された。指揮棒なき政権の罪である
♦素手の好きだった政権は交代している。とにもかくにも「アダージョ」(ゆるやかに)から「プレスティッシモ」(非常に早く)に演奏を切り替えるしかない。