日々のパソコン案内板
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人生を歩んで来て、常に胸にモヤモヤとしたものを抱えています・・・
例えば、仕事において・・・私は常々、川の流れに例えるのですが・・・
川上からだけの情報では駄目、川下からの意向を吸い上げることができないものかと・・・
いくら専門家であっても、業界の各専門家が別々のことをやっているだけでは駄目だと思い
縦横のつながりをもっと築き上げられないものかと模索してきました・・・が、
情けないことに未だ至らず・・・です・・・
パソコン関連にしても・・・トラブル回避の解説など調べていても・・・
己のスキルばかりを前面に出され・・・
結構、専門的に解説されてるページが多く、理解するのが難しいと感じることがあります。
調べてる人たちは、解決策を端的に知りたいわけですよね。
だから、私が解決したトラブルの場合などには、
多少のスキルがあれば理解しやすいように、出来るだけかみくだいて解説するようにしています。
ある時、コメントを頂いた方から「解りやすい解説を有難う御座いました」との言葉には嬉しかったですね。
身体に関する医療関係においても同じことがいえるようで、
専門医同士の連携が今一うまく機能していないように感じる患者さんが多いようです・・・
何事においても、困っている人たちは、
解りやすく導いてくれることのみを望んでいるわけで、
専門家や詳しい人たちは、その困難を解決するためだけの案内人であるべきなのかも知れません。
今朝は、患者自らが治療法を探し解説サイトまで開いた方の記事を転載してみようと思います。
~以下、6月22日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
調べる
患者学
自ら治療法の解説サイト
兵庫県宝塚市の武内務さん(67)は2004年12月、地元の病院で前立腺がんと告げられた。がんは前立腺からはみ出し、悪性度も高いという。「手術をするには遅すぎる」。まさかと思いつつ、別の病院の医師に意見を求めたが、「こうしたケースで5年後に生存している割合は2割」。医師の声が遠くに感じた。一方で「放射線治療はできるかも」という言葉も耳に残っていた。ただ、2人の医師の専門は泌尿器科。専門外の放射線治療について、それ以上の詳しい説明は得られなかった。
納得のいく治療を受けようと、インターネットで海外の文献を調べると、強度変調放射線治療(IMRT)が見つかった。コンピューター制御で周りの組織を避けながら、多くの放射線をがんに集中させることができるという。米国では普及している治療だった。
国内で探すと、京都市の京都大学病院で実施していることが分かった。年明け早々に受診すると、医師から「IMRTだったら、5年生存率は5割ぐらい」という予想外の答えが返ってきた。
<メモ>前立腺がんガイドブック
腺友ネット(http://pros-can.net/)から閲覧できる。「掲示板」では患者同士が活発に交流している。14年11月に設立した患者・家族会「腺友倶楽部」は会員数約250人。問い合わせはホームページ(http://pc-pc.org/)から。
生きられる可能性が一気に上がった。「よろしくお願いします」と即座に治療を頼んだ。腺友ネット(http://pros-can.net/)から閲覧できる。「掲示板」では患者同士が活発に交流している。14年11月に設立した患者・家族会「腺友倶楽部」は会員数約250人。問い合わせはホームページ(http://pc-pc.org/)から。
この治療で、絶望的な状況を脱したが、疑問は消えなかった。「IMRTにたどり着くのに、ショックのどん底にいる患者が、なぜこんなに苦労しなければならないのか。医療情報の提供体制に問題があるのでは」
退院後の05年秋、同じ病気で悩む人の助けになろうと、自らウェブサイトに治療法の解説コーナーを作った。海外の診療ガイドラインなどを基に最新の情報を載せた。
自らも前立腺がん関係の学会などに足を運び、勉強を重ねた。難解な専門用語は、たとえ話を交えながら、かみくだいて説明。表現などは複数の専門医からチェックを受け、正確を期した。
12年に専用サイト「腺友ネット」を開設した。治療法の解説も一冊の本に匹敵する内容となったため、装いも新たに「前立腺がんガイドブック」と名付け、サイト内で多くの閲覧数を獲得するまでになった。
現在もがんの一部は残っているが病状は安定。患者から多くの相談を受ける中、泌尿器科と放射線科の連携がいまだに十分でなく、適切な情報が提供されていないとの思いは変わらない。今年4月仙台市で開かれた日本泌尿器科学会総会に招かれ、講演でチーム医療の必要性を訴えた。
「患者は、手術の得意なブラックジャックではなく、良き道案内人に出会いたいのです」