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「身代金ウイルス」危険増!相談件数昨年800件が今年3か月で870件!!

2016-06-13 | 日々のパソコン
朝にメールソフトを立ち上げるとプロバイダーからのメール・・・

1~2日置き位に、「ウイルスが検出されましたので削除しました」との連絡が入ります。

私は、プロバイダーとの契約で

「メールウイルスチェック」と「メールフィルタプラス」を契約しているんですが、

この契約をしていなかったとしたら・・・と思うとゾッとしますね。

それでも中には、紛らわしいメールがすり抜けて入ってきます・・・


私の友人は、始めはNTTフレッツの無料のウイルスバスターが使用できていたのに・・・

プロバイダーの○○光とかいうものに、わざわざ替えたらしく、

プロバイダーが教えてくれた無料セキュリティソフトを入れたらしいのですが、

いまいち、調子がおかしくなり、近所のPC屋さんへもっていき、

Windows Defenderのみで使用してるようです・・・が、

セキュリティに関しての知識もなく、ブラウザやメールへの危機感を持っていないようで・・・

怖い話です・・・

結局は、今やっている操作が「PC上だけのものか」・・・

はたまた、「WEB上のものなのか」・・・があまり理解できていない様です(~_~;)

兎に角、気を付けてほしいものですね。


今朝は、増え続けるランサムウェアについての記事を転載してみようと思います。

~以下、6月11日読売新聞朝刊より抜粋~

 ある日突然、パソコン内の大切なデータを「人質」に取られたら、あなたはどうするだろうか。端末内のファイルに暗号をかけて使えなくし、復旧したければ金を払えと脅す身代金要求型ウイルス(ランサムウエェア)。その悪用の手口は猛烈なスピードで巧妙化しているが、被害の全体像はつかみにくい。

編集委員若江雅子

ランサムウェア Ransom(身代金)とソフトウエアが名前の由来。感染すると端末内のデータを暗号化したり、画面をロックしたりして使用不可能にする。1989年に確認された被害が世界で最初とされる。要求される金額は数千円から数百万円と幅広い。
「身代金ウイルス」危険増

 Q なぜ感染するのか?
 A 原因の一つは改ざんされたサイトや広告。ごく普通のサイトに見えるが、閲覧すると知らないうちに別のウイルス配布サイトに誘導される。気づくのは難しく、今年2月被害にあった東京都内の小学校の場合、「教員が教材用の画像を探すため剣道関係のサイトにアクセスしただけだった」(区)という。もう一つはメールの添付ファイルを開くと感染するタイプ。invoice(送り状)」などのタイトルの英文メールが多かったが、今年になって日本語タイプも出てきた。

ファイルバックアップ重要

 Q 対策は?
 A 基本は普通のウイルス対策と同じ。対策ソフトを入れ、セキュリティー上の弱点(脆弱性ぜいじゃくせい)を放置しないようソフトウェアを常に最新に更新することが大切。
 Q それでも感染したら?
 A 種類によっては専門家に依頼して復旧できるが、できないものも多い。犯人の要求に応じるのも一案だが、一度払えばさらに狙われる恐れはある。今年2月、米国の病院が医療記録システムを暗号化され190万円支払ったと公表したが、その後、病院への攻撃が増えたとされる。
 NPO法人日本ネットワークセキュリティ協会は「万一に備え、大切なデータは定期的にバックアップをとること。DVD-RやUSBへの保存、クラウドサービスの利用も一案。正常に復元できるか確認する必要もある」とした。

  ■ 不気味な感染画面

 「写真、ビデオ、書類など、すべてのファイルを暗号化した。だが心配しなくていい。24時間以内にビットコインで20㌦払えば解いてあげよう。でも1時間ごとにファイルを一つずつ消していくよ」
 突然、黒くなったパソコン画面に流れる脅迫文。ホラー映画「SAW」に出てくる不気味な人形の顔も出てくる。
PC内 勝手に暗号化、復旧費要求
今年4月にトレンドマイクロが確認した日本語版

 これは「Jigsaw」という種類のランサムウェアの感染画面。セキュリティ会社「ソフトバンク・テクノロジー」の研究者、辻伸弘さんに感染してもらったのだ。
解説スペシャルのロゴ


 感染すると、ファイルのアイコンが真っ白になり開けなくなった。「中のデータが暗号化されたから。
ランサムウェア 被害急増
金を払うと暗号化を解くカギが送られてきて復旧できる仕組み」と辻さん。これが自分のパソコンだったら……と思うとゾッとする。

 セキュリティ会社「トレンドマイクロ」によると、日本でランサムウェアの被害が急増したのは昨年。同社への相談件数は、一昨年の170件から昨年は800件に増え、今年は3月までの3か月間だけで870件になった。

 法人の被害も増えている。JR東日本のエキナカ施設を運営する会社の場合、社員のパソコンからファイルサーバーにまで感染が広がり、1万個のファイルが暗号化され4日間使えなくなった。鳥取県の県立高校では期末試験の直前に感染。調査のため全校のネットワークが1週間寸断され、「試験問題の作成が間に合わないのではないかと焦った」(教員)という。

 新種も次々と登場している。スマートフォンを狙ったものや、データを暗号化した上で「暴露する」と脅すタイプも。今年4月には日本語表記のウイルスも登場した。感染者を「お客様」と呼び、FAQと呼ばれる「よくあるご質問」のコーナーも用意。その「ビジネススタイル」はどんどん洗練されてきているようだ。

  ■ 「マルチまがい」

 「販路拡大」にも余念がない。たとえば、感染者を一味に勧誘するタイプ。価格表を示し、1週間に5ビットコイン(約30万円)を脅し取ったら25%、125ビットコイン(約750万円)獲得すれば85%はあなたに分け前として渡す、と誘う。まるでマルチまがい商法だ。ランサムウェアをクリック一つで簡単に作れるサイトもあり、作ったウイルスで収入を得ると、収入の25%はサイト運営者にキックバックされる。

 やりとりには匿名化ツール、支払いも暗号技術を使った仮想通過が使われる。このため犯人が常に安全なところに身を置ける点も特徴だ。同じネット犯罪でも、オンラインバンキングの不正送金の場合、最終的には現金を手にするために「出し子」などの人間を介在させる必要があるが、こちらなら最初から最後までネット上で完結する。安全で楽に稼げそうな「ビジネス」に犯罪者が目を付けないはずはないだろう。

 一方で、私達は分の悪い戦いを強いられている。警察関係者は「相談してもどうせ逮捕できないと思うのか、警察には相談してくれない。被害者が感染を恥じて隠す傾向もあり、被害の実態が見えにくい」と、情報不足を嘆く。

 辻さんはこれまで10種類以上のランサムウェアに感染してみて、どんなことが起きるのかを自らブログで公開してきた。「情報を共有することで、1人で悩む被害者を減らしたいから」という。

 ウイルス感染はインフルエンザに似ている。対策ソフトの使用は予防にはなるが、いくら気を付けても病気になることがあるように、完全に防ぐのは無理。「感染を責めないで。隠すより、早く医者に診せ、ウイルス情報などを社会で共有しようという機運を作るべきだ」と話す。

コメント
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