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昨日、郷里の友人からLINEが入り・・・
手術ができない肺がんの治療法が決まったと。
治療法として免疫療法のオプジーボとほぼ同じ仕組みで効く新薬「キイトルーダ」を使用するとのこと。
私には、詳しいことは解りませんが、担当医の先生方が相談の上決められたようで、
兎に角、病になんか負けないで前だけを見続けてほしいと思います。
負けるなよぉ~!!
今朝は、がんの免疫療法に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、9月21日読売新聞朝刊より抜粋~
![「サイエンスBOX」のロゴ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/97/7b740b0bc5ffc64e481ee17c6d3249c3.jpg)
免疫でがん攻撃 新薬誕生
![「平成時代DNAの30年」のロゴ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/37/b5e671f4ea46d0ba0d35c2385ccf1d40.jpg)
※
オプジーボ 国内では皮膚、肺、腎臓、胃など7種類のがんで承認されている。遺伝子組み換えや細胞培養などの技術を駆使して製造するバイオ医薬品(生物学的製剤)。当初は、肺がん患者1人当たり年間約3500万円かかっていたが、適応の広がりを受けて薬価が見直された。今年8月には3度目の引き下げが決まり、11から約1090万円になる見通し。![オプジーボが効く仕組み](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/af/14e953f367b5db139c22c9eca212ed47.jpg)
◇
「自分が見つけた遺伝子が、がんの治療に役立つとは思いもしなかった」と、奈良先端科学技術大学院大准教授、石田靖雅(57)は振り返る。1991年、京都大特別教授、
だが、この遺伝子が何をしているのか石田にはわからなかった。「T細胞が死ぬときに見つかるので、てっきり細胞の死にかかわる遺伝子だと思っていた」。PDという名前は、不要になった細胞が死ぬ現象を指す英語から取ったという。
オプジーボ 偶然の発見から
![石田靖雅准教授](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/5c/7e5e331d83fc87a3b2294b773d4a0e3a.jpg)
ブレーキを外せばT細胞はがんを攻撃する。この仕組みを利用して、小野薬品工業(大阪市)などが開発した薬がオプジーボ※だ。国内では14年、皮膚がんで承認され、肺がんや胃がんなどにも適応が広がった。
◇
「オプジーボができるまで、がん免疫療法は信用されず、長い冬の時代が続いていた」。日本がん免疫学会理事長で慶応大教授の河上裕(62)は、そう証言する。ウイルスなどから体を守る免疫が、体内に出来るがんにも働くという仮説は1950年代、豪州の免疫学者が提唱。80年代には免疫を刺激する物質を投与したり、血液中の免疫細胞を体外で活性化させて体内に戻したりする治療法が試されたが、効果は、ごく一部のがんに限られていた。
オプジーボによって状況は一変した。九州大教授の中西洋一(64)は、初めて肺がん患者の投与した時の様子が忘れられないという。「治療法がなくなった末期の肺がん患者で、腫瘍がほとんど消えた。非常に驚き、嬉しさもこみ上げた」
2016年には、ほぼ同じ仕組みで効く新薬「キイトルーダ」も承認され、治療の選択肢が増えた。「現在は免疫療法と、抗がん剤や放射線治療などを組み合わせる研究が進んでいる。患者ごとに最適な治療法を見つけ、長期の生存を目指せるようになってきた」。中西は期待を込める。
◇
だが、オプジーボにも弱点はある。治療効果が出る患者の割合が少ないことだ。肺がんでは2割前後。なぜ患者に寄って効き方が違うのか、今もわからない。カギを握るのは、やはりゲノム(全遺伝情報)。遺伝子検査の膨大なデータを解析すれば、オプジーボがが効く患者を見分ける手掛かりが得られると期待されている。「100%見分けるのは無理でも、6割的中すれば、ずっと効果的な治療ができる」と中西は言う。
一方で、国内ではオプジーボに続くがん免疫療法の研究は停滞気味だ。この分野の研究予算が、米国に比べて「3桁は少ない」とする専門家もいる。
がんと遺伝子の関係に詳しい京都大教授の小川誠司(56)は「がん患者の組織の遺伝子を解析できる研究機関や人材が限られている。がん免疫療法を本気で発展させるには、全国的な研究体制の整備が不可欠だ」と訴える。(敬称略)