顔見世興行か?
今月に入って行われたサッカー日本代表の親善試合のことだ。とりあえず決まったザッケローニ監督の御前試合となったせいか、どうにもこうにも個人プレーが目立った試合だった。
憲剛らが仕切ったパラグアイ戦は、まだ組織的なプレーを心がけていたようだが、グアテマラ戦がいただけない。たしかに若手のハツラツとしたプレーは、見ていて気持ちがいい。随所には光るプレーもあるにはあった。
だが、試合全体を鑑みれば冗長であり、怠惰でさえあった。暑かったせいもあろうが、選手あまり走ってない。省エネ・プレーに徹したと褒めたいよりも、怪我をしないレベルで奮闘しただけだろう。
もちろん、それは対戦相手であるパラグアイ、グアテマラも同じこと。まさに選手にとっては新監督の前でのアピールの場でしかない試合であった。
毎度のことだが、マスコミはこの手のつまらぬ試合を持ち上げる悪癖が抜けない。マスコミが報道すべきは、日本サッカー協会の新監督選びの醜態であり、協会内部の不透明さであろう。
この社会人サッカーOBの親睦団体は、相も変らぬ素人集団であり、そのために世界から舐められっぱなしである。Jリーグ以前のサッカー協会なら親睦中心の仲良しクラブであっても許せた。
しかし、川淵氏の尽力(これは確かだ)によりプロリーグがスタートし、幼い頃からプロのレベルの試合を観て育った子供たちがプロリーグにデビューする時代だ。
日本はようやく、世界の第一線のチームに挑めるだけの資格を手に入れたと私は思っている。ただし、それは選手レベルでの話しだ。コーチ、監督は未だ世界に通用する人材は皆無。
岡田監督は、ようやく世界デビューしたと評していいが、母国の監督だけでは物足りない。他国のクラブ・チームを率いてリーグ優勝できるならともかく、現時点ではその力量は未完成だ。
さらに問題なのは、日本サッカー協会のレベルの低さだ。いまだに学閥、企業閥に支配され、先輩後輩の縦社会のしがらみが色濃く残っている旧態然たる有様だ。
次のアジア杯はどうする気なのだ。優勝を目指すためのスケジュールの調整はしてるのか?現地会場や主要対戦国のデーター集めはどうなった?
私の聞き及ぶ範囲では、中東勢はかなり本気で準備に余念がない。ワールドカップに中東勢は出場できなかった悔しさをバネに奮闘しているらしい。東アジア勢はいつものとおり、あまり力が入っていない。韓国、オーストラリアともに監督を変えたばかりであり、このままでは中東勢の躍進する大会となりかねない。
忘れてしまったかもしれないが、前回のオシム・ジャパンの時はベスト4でサウジに破れている。いい試合だったが、アジアで勝てねば世界は遠いのが現実だ。
バカ・スポーツ新聞はパラグアイにリベンジなどと書いていたが、バカもほどほどにして欲しい。親善試合で、しかもホームで勝ったことを喜ぶな。いや、誤魔化すなと言いたい。
勝って兜の緒を締めよと昔から言うではないか。もういい加減、南ア大会の余韻から醒めて、厳しい現実に立ち返って欲しいものです。
今月に入って行われたサッカー日本代表の親善試合のことだ。とりあえず決まったザッケローニ監督の御前試合となったせいか、どうにもこうにも個人プレーが目立った試合だった。
憲剛らが仕切ったパラグアイ戦は、まだ組織的なプレーを心がけていたようだが、グアテマラ戦がいただけない。たしかに若手のハツラツとしたプレーは、見ていて気持ちがいい。随所には光るプレーもあるにはあった。
だが、試合全体を鑑みれば冗長であり、怠惰でさえあった。暑かったせいもあろうが、選手あまり走ってない。省エネ・プレーに徹したと褒めたいよりも、怪我をしないレベルで奮闘しただけだろう。
もちろん、それは対戦相手であるパラグアイ、グアテマラも同じこと。まさに選手にとっては新監督の前でのアピールの場でしかない試合であった。
毎度のことだが、マスコミはこの手のつまらぬ試合を持ち上げる悪癖が抜けない。マスコミが報道すべきは、日本サッカー協会の新監督選びの醜態であり、協会内部の不透明さであろう。
この社会人サッカーOBの親睦団体は、相も変らぬ素人集団であり、そのために世界から舐められっぱなしである。Jリーグ以前のサッカー協会なら親睦中心の仲良しクラブであっても許せた。
しかし、川淵氏の尽力(これは確かだ)によりプロリーグがスタートし、幼い頃からプロのレベルの試合を観て育った子供たちがプロリーグにデビューする時代だ。
日本はようやく、世界の第一線のチームに挑めるだけの資格を手に入れたと私は思っている。ただし、それは選手レベルでの話しだ。コーチ、監督は未だ世界に通用する人材は皆無。
岡田監督は、ようやく世界デビューしたと評していいが、母国の監督だけでは物足りない。他国のクラブ・チームを率いてリーグ優勝できるならともかく、現時点ではその力量は未完成だ。
さらに問題なのは、日本サッカー協会のレベルの低さだ。いまだに学閥、企業閥に支配され、先輩後輩の縦社会のしがらみが色濃く残っている旧態然たる有様だ。
次のアジア杯はどうする気なのだ。優勝を目指すためのスケジュールの調整はしてるのか?現地会場や主要対戦国のデーター集めはどうなった?
私の聞き及ぶ範囲では、中東勢はかなり本気で準備に余念がない。ワールドカップに中東勢は出場できなかった悔しさをバネに奮闘しているらしい。東アジア勢はいつものとおり、あまり力が入っていない。韓国、オーストラリアともに監督を変えたばかりであり、このままでは中東勢の躍進する大会となりかねない。
忘れてしまったかもしれないが、前回のオシム・ジャパンの時はベスト4でサウジに破れている。いい試合だったが、アジアで勝てねば世界は遠いのが現実だ。
バカ・スポーツ新聞はパラグアイにリベンジなどと書いていたが、バカもほどほどにして欲しい。親善試合で、しかもホームで勝ったことを喜ぶな。いや、誤魔化すなと言いたい。
勝って兜の緒を締めよと昔から言うではないか。もういい加減、南ア大会の余韻から醒めて、厳しい現実に立ち返って欲しいものです。