柳の下に二匹目がいれば、三匹どころか四、五と続くはず。
そう考えた週刊少年ジャンプ編集部は、連載を終えたいと願う作者に続行を命じた。その結果、果てなく連載は続き、編集部の目論見通り人気も続き、ジャンプの発行部数は空前の記録となった。
だが、その結果として希代の作画力を持つ鳥山明という人材を摩滅させた。この漫画以降、鳥山明は漫画を描く能力を大きく減じることとなる。
おそらく技術の問題ではない。内面、つまりモチベーションの問題だと思われる。幸い、食うに困ることはない。漫画界屈指の億万長者であり、その納税額の多さから自治体が鳥山宅のための道路を建設したと噂される金満家なのだ。
漫画を描くという作業は知的創造であると同時に、過酷な肉体労働でもある。既に巨万の富を築いた鳥山氏が漫画への情熱を失ったのは仕方ないかもしれない。
私の偏見かもしれないが、おそらくDORAGON BALLはフリーザ編で終わるべきであったと思う。あの当時の盛り上がりは凄かった。ギニュー特戦隊との攻防は読むたびにドキドキしたものだ。
実際、今読み返しても面白いと思う。それだけに後の魔人ブウ編やセル編は蛇足である以上に、漫画家鳥山明の才能を摩滅させてしまった。決してツマラナイ訳ではない。ただ惰性と強さのインフレーションから緊張感が薄れた。
フリーザ以降の筋書きは、もしかしたらジャンプ編集部主導であったのかもしれない。たしかに人気は継続したが、その一方で漫画家鳥山明のオリジナリティは下降線を辿ったようにみえてならない。
この作品の終了後、鳥山氏は新しい漫画で成功することはなかった。同時にジャンプの黄金時代も終わりを告げた。
鳥山氏はゲーム(ドラクエなど)のイラスト画に活路を見出したかに思えたが、以前ほどの活力は失った。この人の絵は、大胆なデフォルメでありながら細緻な書き込みを両立させた希代の絵師だけに残念でならない。
もし叶うならば、童話のイラストを描いて欲しいと思います。きっと大胆さと斬新さを両立させた素敵なイラストを描いてくれると思うのですがね。
そう考えた週刊少年ジャンプ編集部は、連載を終えたいと願う作者に続行を命じた。その結果、果てなく連載は続き、編集部の目論見通り人気も続き、ジャンプの発行部数は空前の記録となった。
だが、その結果として希代の作画力を持つ鳥山明という人材を摩滅させた。この漫画以降、鳥山明は漫画を描く能力を大きく減じることとなる。
おそらく技術の問題ではない。内面、つまりモチベーションの問題だと思われる。幸い、食うに困ることはない。漫画界屈指の億万長者であり、その納税額の多さから自治体が鳥山宅のための道路を建設したと噂される金満家なのだ。
漫画を描くという作業は知的創造であると同時に、過酷な肉体労働でもある。既に巨万の富を築いた鳥山氏が漫画への情熱を失ったのは仕方ないかもしれない。
私の偏見かもしれないが、おそらくDORAGON BALLはフリーザ編で終わるべきであったと思う。あの当時の盛り上がりは凄かった。ギニュー特戦隊との攻防は読むたびにドキドキしたものだ。
実際、今読み返しても面白いと思う。それだけに後の魔人ブウ編やセル編は蛇足である以上に、漫画家鳥山明の才能を摩滅させてしまった。決してツマラナイ訳ではない。ただ惰性と強さのインフレーションから緊張感が薄れた。
フリーザ以降の筋書きは、もしかしたらジャンプ編集部主導であったのかもしれない。たしかに人気は継続したが、その一方で漫画家鳥山明のオリジナリティは下降線を辿ったようにみえてならない。
この作品の終了後、鳥山氏は新しい漫画で成功することはなかった。同時にジャンプの黄金時代も終わりを告げた。
鳥山氏はゲーム(ドラクエなど)のイラスト画に活路を見出したかに思えたが、以前ほどの活力は失った。この人の絵は、大胆なデフォルメでありながら細緻な書き込みを両立させた希代の絵師だけに残念でならない。
もし叶うならば、童話のイラストを描いて欲しいと思います。きっと大胆さと斬新さを両立させた素敵なイラストを描いてくれると思うのですがね。