ヌマンタの書斎

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マスコミの思い違い

2017-06-28 12:45:00 | 社会・政治・一般

民主主義を掲げる社会にあって、マスコミの役割は権力の監視であろう。

そして、有権者に適切な情報を提供することで、権力者(政府)に自制を促し、有権者の次なる投票同道に影響を及ぼすことがマスコミに課された重要な使命でもある。

だが、今の日本のマスコミをみていると、どうも勘違いしているようにしか思えない。

森友学園? これは金欲しさの詐欺師が安倍にすり寄っただけであり、首相として不適切な利益を得た訳ではなかろう。

加計学園? これだって、獣医学部の新設を拒否する既得権勢力である役所と、規制緩和を推進する官邸との争いが本質であり、それにより安倍首相が不当な利得を得た訳ではあるまい。あれば、問題だけど、どうみてもありそうもないね。

マスコミは、安倍政権を潰そうとして、盛んに報道しているけど、どうみても嫌がらせ程度でしかない。

私は安倍政権が理想的だとは思っていないし、不満も相当にある。だけど、今のマスコミの報道の在り様のほうが、よほど不満である。もっと、国民生活に沿った視点で報道しろと思う。

安倍に限らないが、今の日本は問題、課題だらけであり、もっと議論すべきこと、規制するべきこと、規制緩和すべきこと、情報開示すべきこと数多ある。

マスコミが必死て報じる加計問題は、枝葉末節というか、安易に流れ過ぎであり、今の日本はもちろん、将来の日本にとっても、まるで有益とは思えない。

反権力がマスコミの本質だと思い込んでいるみたいだけど、本当の課題は、有権者に適切な情報を提供して、選挙における投票行動を促すことであろう。必ずしも、与党批判だけが、有権者にとって有益とは限らない。

むしろ、野党に甘すぎることが、野党を堕落させ、国民に有益な真の野党を育むことを阻んできたのではないか。新聞、TVの記者は、改めて報道の意義を考え直すべきだ。

いくら加計問題で、与党批判、安倍批判を繰り返しても、それが将来の日本に有益とは限りません。むしろ、マスコミ自身の質を貶めている現実に気が付けないのが滑稽です。

安倍政権とて、問題、課題は数多ある。そこをつけないマスコミのだらしなさのほうが、私には、余程不愉快に感じて仕方ありませんね。

コメント (4)
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