ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

モヤモヤ・・・

2018-04-19 12:51:00 | 社会・政治・一般

ハニートラップなのかと思った。

今週、朝から夕方まで一日中、病院で検査と診察で潰れた日があった。広い待合室で、壁掛TVをぼんやり見ていたら、とにかくやたら流されているのが、財務省の福田事務次官のセクハラ騒動である。

TVのワイドショーでは、もう一方的に福田氏のセクハラ批難に終始していたが、私はどうも違和感が禁じ得なかった。途切れ途切れの音声ではあるが、たしかに卑猥な会話である。

でも違和感を禁じ得なかった。

霞が関の官僚たちは、基本的というか本能的にスキャンダルを警戒する。特に酒が入る席だと、失言を恐れて滅多なことでは気を抜かない。最近はご無沙汰だが、以前は時折、キャリア官僚の方との食事や酒の席にお呼ばれすることがあったので、彼らの警戒心の強さはよく知っている。

だからこそ、あの録音された音声に疑問を持った。もちろん官僚といえども人間である。当然に性欲もあれば、下品な品性を持っていることもある。ぶっちゃけ、風俗店で評判の悪いのは、坊主と教師と役人である。日ごろ真面目であることを強要される職種の方々は、ストレスが鬱積するのか、スケベな店では、はっちゃけることが多いらしい。

だから、福田次官の発言だとされる、あの猥褻な発言もあるかもしれないと思う。そう思うけれど、その手の発言をするのは場所をかなり慎重に選ぶであろうと思う。

あの卑猥な発言を、女性記者とされる人物は、どうやって引き出したのだろうか。女性記者が肉体的魅力を武器に、取材相手の関心を買い、価値ある発言を引き出そうとしたのだろうと想像は出来る。

だが、いったいどこで、そんな大胆な取材を試みたのであろうか。少し酒が入った程度で、スケベな本性を露呈するほどキャリア官僚の警戒心は緩くない。第一、情報が訊きだせたのならば、自分が所属する新聞社なり雑誌社なりで、スクープとして発表するはず。

すると、スクープを取れなかった腹いせで、セクハラ発言を利用したのか?いずれにせよ、本当に不快なセクハラ発言だというのならば、警察に告発するのが筋であり、TVのワイドショーねたにするのは如何なものかと思う。

もっといえば、安倍内閣を攻撃するためのネタとしての、セクハラ事務次官批判ではないかと勘繰ることも出来る。だが、本当に悪意あるセクハラであるならば、堂々と告発することこそ本筋だ。

なにも具体的な情報をもっている訳でもないのだが、現時点で私はこの騒動を、かなり眉唾だとみています。

追記 ここまで書いていたら、突如飛び込んできた、福田次官の辞任の報。(平成30年4月18日)

もっとも、週刊新潮に対しては法的措置を取るとも報道されていたので、内容については納得していない模様。あくまで業務に差し支えると判断しての辞任らしい。

早期に幕引きを図り、国会運営及び財務省の運営を守る形での辞任なのだろうと想像は出来る。そんな最中に、件の女性記者がTV朝日の社員らしきことも、今さらになって報じられている。

では、なんでTV朝日は自社の番組でスクープとして報じないのだ?どうも、この問題、いろいろと裏事情がありそうです。

コメント
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