ヌマンタの書斎

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マスコミのミスリード

2018-04-20 13:52:00 | 社会・政治・一般

現在、日本のマスコミが追及に熱心なのが、「森友学園への土地払い下げ」問題、「加計の獣医学部新設認可」問題、そして「防衛省のPKO部隊の日報」問題の三バカ問題である。

このマスコミの尻馬に乗る形で、野党が必死になって安倍内閣を追求している。この問題追及で安倍内閣を退陣に追い込みたいらしい。

馬鹿らしい、まったく時間の無駄だ。

この3つの問題をいくら追求しても、安倍首相への贈賄等利益供与が証明されない限り、安倍内閣は退陣しない。そして、安倍首相が強気なのも、利益供与を受けていないことに確信があるのだろう。

つまりマスコミの空騒ぎに便乗しての国会の空転が、今の日本の政治状況である。

本当に腹立たしい。私は安倍内閣が素晴らしいとは思っていない。むしろ問題山積だとさえ思っている。腰砕けのアベノミクスもさることながら、本来国政の場で議論すべきことが、お座なりにされていることへの不満は大きい。

高齢化社会が既に現実化している今の日本で、政治が考えて方向性を導かねばならないことは沢山ある。介護する人員の不足、介護施設の質の問題など、高齢者の受け皿となる施設では、どこも問題山積であり、少し給料を上げれば解決するような安易な状況ではない。

その一方で、少子化が進み、ますます教育の重要性が高まっているのに、広がる一方の教育格差は間違いなく将来に禍根を残す。子供の教育に十分な資金を投入できる家庭と、そうでない貧困者家庭では、必然的に子供の知力格差が生じてしまう。

日本語が満足に読解できない子供が増えていることを危惧する教育現場からの悲鳴は、政府に届いているのか。英語教育の低年齢化よりも、ずっと重要な問題だと思うのだが、今の国会では話題にさえ上がらない。

マスコミ様は長期政権化した安倍内閣を退陣に追い込むことこそ、社会の木鐸たるマスコミの使命だと思い込んでいる。その頑なさが、本来政治の場で議論すべきことから、政治を遠ざけている。

今の野党議員は、マスコミ様に取り上げてもらえないと、まともに喋れない愚人が多い。だからマスコミの関心が低いことには、国会の場で取り上げる気にはならないらしい。

今の若い人が政治に関心を持たないのも当然だと思う。

もっともマスコミ様は、賢明な自分たちが愚かな大衆を導いてやる必要があると信じている。だから、自分たちの正義の主張が、実は支持されず、それどころか関心さえ持ってもらえない現実は認めたくないのだろう。

日本の民主主義が衆愚政治に陥っているのは、マスコミによるミスリードが大きいと云わざるを得ません。

コメント
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