久々に凄い試合を観た。
ネットでの観戦ではあるが、一対一の迫力、高速なパスと見ごたえあるゲーム作りはさすがの一言。それが先週行われたフランスのトップリーグであるリーグ・アンでのパリ・サンジェルマンとマルセイユのオリンピックの一戦であった。
高レベルの試合ではあったが、残念ながら終盤に荒れてしまい退場者5名を出す醜態であったのが残念だ。その乱闘の主役は、サンジェルマンのエースであるネイマール(ブラジル)であった。
彼は確かに苛ついていた。その原因の一つが、彼をマークしていたマルセイユのSBの酒井宏樹だ。ネイマールの得意技である股抜きは防がれ、ドリブルは邪魔され、シュートの体勢にさえ持ち込めない。
公平にみればネイマールの優位であったと思うが、自由にプレーできないことに相当に苛立っていた。だからこその試合終盤での乱闘となったのであろう。ちなみに酒井はイエローカードを前半に一枚もらっている。しかし、終盤の乱闘には関係していない。
試合終了後、マルセイユの監督やサポーターから酒井は絶賛された。そしてパリのサポーターからは見事に嫌われていた。酒井が本物であることの証明であり、敵チームからの悪口は、彼の勲章でさえある。
日本代表では内田の後を継いだSBであり、この調子ならば次のワールド杯及び予選でも活躍してくれそうで嬉しい。
ちなみに長友が最近、マルセイユに加入している。もしかしたら左右のサイドバックが日本人選手になるかもしれないのが、今期のオリンピック・マルセイユである。また機会があったら試合を観たいものだ。
追記 ネイマール、どうも差別発言やらかした模様。酒井は日本人だい!チャイナじゃないぞ。(←これも差別かしらん)