ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

大統領交替

2022-03-24 15:44:00 | 社会・政治・一般

隣の半島の南のほうの大統領が替わる。

現・大統領とは異なり、アメリカとの協調路線を口にする人なので、さっそく日本のマスコミにも悪化している日韓関係の改善を求める声が上がっている。

だが、私は日韓関係に関しては、ほとんど改善はしないと思っている。

むしろ重要なのはアメリカと南コリアの関係であり、こちらが修復されれば良しだと割り切っている。

日本と南コリアの問題は、はっきり言えば南コリアの国内問題である。この問題はこの国の歴史認識が歪んでいるがゆえに生じた。これは外部から直せるものではなく、あくまで南コリア内部で解決すべき問題である。

いくら首相と大統領が握手しようと、決して南コリアの国民は納得しない。そのような国民を育んだのは、他ならぬ南コリア政府である。歴史を直視せず、自らの望む架空の姿を他国に強要しようとするからこそ生じた問題である。

果たして南コリアの国民は、自国のみじめな歴史を直視できるのか、私はかなり疑問に思っている。過去、日本だけでなくシナに支配されても、歪な自己認識は直らなかった。

かろうじて西欧、もしくはアメリカなどに移民して数世代経てば、まともな歴史認識は可能だろうけど、世代を重ねる毎にコリアとしての自覚が無くなっていくようなので、やはり無理だと思う。

だが、日本にとって(もちろん、世界にとっても)は重要な問題ではない。いくらコリアの優秀性を喧伝しようと、却って反感を買っているのが現実であろう。

本当に日本にとって重要なのは、半島が大陸との緩衝地帯であることだ。大陸がロシアもしくはシナの支配下にあり、半島がその直接の支配を受けた時こそが、真の日本の危機である。

だからこそ、半島は自立していて欲しい。どうせ半島を出て海を渡って攻撃なんざ出来やしない。ミサイルを撃てば日本壊滅だなんて夢を見ているようだが、日本列島がアメリカの重要拠点である現実は見えないらしい。

いかに半島で反日感情が高まろうと、日本はアメリカの軍事的従属下にある限り半島は浮黷驍ノは足らない。

一番の問題は、半島が完全に大陸側の従属下に陥ることだ。幸か不幸か、北のコリアはそれを断じて拒否しているので、当分は大丈夫だろう。核兵器にはそれだけの抑止力がある。

ただ、あまりに経済音痴なので、内政がきわめて貧困であるため、財政破綻の可能性が高い。自棄になって戦争を起こして、国内の不満を逸らそうとする可能性はある。だから、半島のコリアは生かさぬ様、殺さぬように生殺し状態に置くのが一番望ましい。

なまじ経済成長すると、とことん付け上がるのは多くの日本人が目にしてきたことだと思う。

だから日本との関係改善は無用だけれど、せめてアメリカとは友好的であって欲しいと思います。

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プロレスってさ 藤田和之

2022-03-23 11:07:00 | スポーツ

私がプロレス最強論に興味を失くしたのは、十代後半の頃だ。

もういい加減、気が付いていた。プロレスの試合は観客あってのものであり、観客を沸かせることが出来るプロレスラーこそ真のプロだと。

プロレスは身体を鍛えぬいた強者たちの格闘演劇だ。肉体と肉体の激しいぶつかり合いの迫力は分かり易い。それは真剣勝負ではなく、真剣な演技である。

だからプロレスが格闘技最強だなんて思わなくなった。

だいたいプロレスは相手の技を受けることが重視される。本気の格闘技ならば、相手の攻撃を受けず、自分の攻撃を優先させる。だが、プロレスでそれをやったら、それはショッパイ試合だとされてしまう。

私もそう思う。ごくまれに、プロレスでも本気で相手を潰すような試合がされてしまうことがある。はっきり言いますが、格闘技の素人である観客からすれば、実にツマラナイ試合でした。

有名なので実例を挙げると、ジャイアント馬場がビル・ロビンソンを懲らしめた試合や、タイガーマスク(佐山)が口の軽いメキシコの仮面レスラーのウルトラマンを痛めつけた試合。どちらも見ましたが、面白くない試合でした。

逆に格闘技者としてみれば、あまり強くないだろうけどリック・フレアーやニック・ボックウィンクルの試合は楽しかった。観客を楽しませることを分かっているプロレスラーの試合は、金を払って観に行く価値があるのです。

それでもプロレス・ファンはプロレス最強論に恋い焦がれるのでしょうね。気持ちは分かる、よく分かるけれど、プロレスラーがプロレスラーである限り、本気の強さを競い合う格闘技は不利なのが現実。

実際、本気で総合格闘技の世界で勝とうとした桜庭は、勝つためのトレーニングに励み、当時世界を席巻したグレイシーに勝っています。でも、そのための体つきはプロレスラーとしては見映えの悪いものでした。無駄を省き、勝つための身体に絞った結果、相手の技をわざと受けるプロレスラーとしては、いささか貧弱に過ぎた。そのため、プロレスの名試合を作るのが難しくなってしまった。

正直、プロレスラーがプロレスラーである以上、勝敗を競い合う格闘技では不利なのが実態でしょう。そんななか、桜庭と並び格闘技の世界で実績を挙げたのが藤田和之でした。

正直、日本人離れした体躯の持ち主。なんというか、南太平洋のサモア系の体つきが凄い。アマレスの実績も凄いけど、この人が格闘技の世界で勝てたのは、打撃のセンスがあったからだと私は考えています。

単にレスリングの実績ならば先輩の永田裕司も決して劣りませんが、永田は当時経営的に苦しかった新日本のトップとして頑張らねばならず、そのせいで技を受けてしまうプロレスラーの癖が抜けきらなかった。

しかし藤田はその点、わりと自由だった。特にフック系の打撃はボクサー顔負けの威力。あたしゃ、この人の打撃を受けるのは真っ平だと断言できるほどの迫力があります。だからこそマーク・ケアーら総合の猛者にも勝てたのでしょう。

パンクラスの船木選手が日本人最強のプロレスラーとして藤田を挙げていますが、分からないでもないです。身長こそ182㎝ですが、体重120キロの分厚い体躯は迫力満点であり、打撃良し、投げ技、寝技、関節技と多彩な点も高評価できます。

ただ、プロレスラー藤田となると私の採点は辛い。強い、弱い以前に対戦相手との格闘演技が渋い。おそらく格闘技の経験者ならば、藤田が地味に見せる技の凄味が分るのでしょう。実際、玄人筋からの評価は高いのですから。

でも私のような格闘技素人には分からない。今もたまにリングに上がっていますが、どちらかといえば最近のほうが上手くプロレスをやっています。ただドラマを作るのは上手くないなァ。

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長引くウクライナ戦争

2022-03-22 12:51:00 | 社会・政治・一般

思ったよりも長引いているのが、今回のウクライナ戦争でしょう。

当初ロシアは短期間で戦闘は終結すると考えていたはずです。しかし、ウクライナ側の抵抗が激しく、結果戦力の暫時投入という悪手を取る羽目に陥った。

プーチン大統領にとっては大誤算であったと思います。では、なぜなのか。それは十数年前のクリミア紛争を参考にしたからでしょう。

セバストポリ軍港という不凍港を有するクリミア半島は、本来ウクライナの領土ですが、ロシア系住民が多く、ロシアへの帰属を望んだことに呼応してのクリミア紛争でした。

当時も欧米は反対しましたが、ロシア軍は短期間で侵攻を終了させることに成功しています。これと同様に、今回のウクライナ侵攻を立案して実行したのでしょう。

では、何故に違う結果となったのか。元々、ウクライナは旧ソ連の一地方に過ぎず、温暖なクリミア半島はソ連の上流階級である共産党幹部たちの別荘地として人気でした。だから、ウクライナ人よりもロシア人のほうが多く居住しており、ソ連崩壊後も権力の事。を握っていたロシア政府の要人たちの別荘地であり続けた。

だからロシア軍がクリミア半島に侵攻した時、ロシア国旗を振って歓迎した映像は決してフェイクではありませんでした。もちろん不快に思ったウクライナ人もいたでしょう。でも、当時は諦めていた。だから短期間でクリミア半島はロシアの手に墜ちた。

その記憶が冷めやらぬロシア軍は、今回のウクライナ出兵も同様に考えていた節が見受けられます。たしかにウクライナ東部にはロシア人も多く居住しています。しかし、ここのロシア人は一般庶民であり、ウクライナ人と仲良く暮らしていました。友人であり、親戚でもあり、家族でもあったのです。

そこへロシア軍が無理やり来ても、嬉しくない。だからクリミア半島のように歓迎することは出来なかった。もちろん少数ながらも歓迎するロシア人もいたと思いますが、大半のロシア人は巻き込まれるのが嫌で、ロシア側に避難する始末。

歓迎されぬ地でのロシアの占領は、上手くいくはずがなく、ウクライナ側の反攻を招いたが故に長引いたのが、今の現状でしょうね。

長引く原因の一つは、西側すなわちNATO軍が動かないことでしょう。散々ウクライナに流し目を送り、西側に勧誘していた癖に、実際に軍を投入するだけの覚悟はなかった。

経済制裁だって中途半端です。なぜか日本のマスコミはあまり積極的に報じませんけど、今も西ヨーロッパの国々、特にドイツはロシアから天然ガスを購入し続けています。寒い冬をロシア製の天然ガス抜きで暮らすなんて真っ平なのでしょう。

まァ天然ガスくらいしか売り物がないロシアにとっても、これを断つことは不利益だと承知している。だから西側への制裁も中途半端にならざるを得ない。

予定外の戦力投入と、中途半端な経済制裁は、今回のウクライナ戦争を長引かせている大きな要因です。

故国を破壊されているウクライナの人たちにはお気の毒ですが、まだまだ長引くと思います。

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カンディル

2022-03-18 12:55:00 | 日記

南米のアマゾン川にはピラニアよりも恐ろしい魚がいる。

それがカンディルと云う魚だ。なにが浮「って、生物の体内に潜り込んで、内部から貪り喰う肉食魚だからだ。大型の魚の鰓から入り込み、徐々に浸食していく。背びれには逆棘があり、無理やり引き出そうとすると体内を引き裂くことになる。

この魚にはもう一つ、怖い話がある。それは人間の尿道や肛門といった穴から潜り込み、人間の内臓を食い荒らすというのだ。実際、ブラジルでは、現地の人たちが恐ろしげに話す。

「おらの従兄弟の奥さんの親戚の男の子が、カンディルに尿道から侵入されて都会の病院で手術をした」とか「隣村の親戚の親友が、川で放尿中に尿を遡ってカンディルに入り込まれて大騒ぎになったんだ」とか。

勘の良いかたなら気が付くと思うが、いずれも伝聞ばかりで、直接の体験話ではない。それを訝しんだジャーナリストが現地に飛んで、あれこれと探したが、新聞に報道された事件の該当者は、いずれも不明。いや、記事を書いた記者自体が、噂話をもとに書いていることが分かった。

カンディルが大型魚の体内から見つかるケースは実際にあるが、人間の体内、それも尿道や肛門から見つかったケースは、水死体以外ではないらしい。いわば都市伝説に近いものらしい。

まァよくある話なのだろう。実際に尿道の内部が傷つくのは、相当に痛い。本当に痛いんだ。

先月下旬に救急車で某大学病院に運ばれた際、私は緊急処置室で尿道内に導尿カテーテルを挿入された。少し嫌な予感はした。私は他の病院で、やはり同様の処置を受けたことがある。あまり気分のよいものではない。しかし、意識を失う可能性が高いので、やむを得ず納得している。

ただねぇ・・・大学病院って医師の学校なんですよね。

私はこの大学病院に二十代の頃、長期入院をしているので、いろいろと知っている。若い医師には下手くそがいることも知っている。もちろん全員ではなく、ごく一部だと思う。また医師に対する教育機関としての役割がある病院だけに、致し方ないとも思う。だからって、痛いものは痛い。

今回、処置してくれたのは、私の予想どうり若い医師であった。最初からけっこう痛かったが、鎮静剤で意識もうろうな状態なので我慢できた。しかし救急救命センター内のベッドに運ばれて数時間、痛みは我慢できなくなった。

マジな話、アマゾン川のカンディルが侵入したのかと思うほどに痛くなってきた。それを看護師に伝えると、「医師に相談しますね」と返答してきた。そしてその後、導尿カテーテルは抜かれた。ちなみに抜いてくれた医師は上手だった。

ただ、その後トイレに行く際、車椅子で運ばれるのだが、排尿時の痛みは飛びあがるほどであった。便器をみると、明らかに血が混じっていた。やはりあの若い医師、下手くそだったよ。

結局、この痛みと血尿は三日ほど続いた。それより不気味だったのは、医師も看護師もこのことに触れないことだった。その癖、私の排尿時にはチェックしていたから、しっかりと情報は伝わっていたはずだ。

その後、一般病棟に移ってからも、さりげなくチェックが続いたところをみると、私の知らぬところで何やら話し合いがあったらしい。それが影響したのかどうかは知らないが、一般病棟では、私に看護学校の生徒が補助に付けられて、身の回りの世話を焼いてくれた。

別に私は医療過誤だと騒ぐつもりはないけど、あんまり内々に処理されるのは、いささか気持ち悪い。まあ、丁重に扱われたので、それはそれで良しなんですけどね。

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海洋資源大国としての未来

2022-03-17 11:25:00 | 社会・政治・一般

日本は地震大国として知られている。

これは日本列島が四つの大陸プレートの接合点に存在するが故である。かつてSF作家の小松左京は、日本が太平洋プレートの沈み込みに巻き込まれるかたちで沈むとした小説を書いて大ヒットした。しかし、現実には日本列島は次第に隆起して、陸地面積を増やしつつある。

とはいえ、度重なる大地震は日本に多大な被害を及ぼす。熊本地震、北海道自身はもとより東関東大震災、阪神淡路大震災などにより日本が受けた被害は凄まじいほどだ。

しかも、この記事を書いている最中、またしても宮城沖でM7クラスの地震が発生している。その時、寝床に潜り込んでいた私は、慌てて起きて揺れる本棚を手で押さえて収まるのを待っていたほどだ。ちなみに震度4はあったと思う。まったく地震大国の名にふさわしい。

しかし、地震大国であるが故に、海洋資源大国であるのも事実である。大陸プレートと大陸プレートのぶつかる境目には、海底において様々な現象が起きる。海底火山や熱水鉱床が有名であり、これは海底に眠る鉱物資源の宝庫でもある。

また太平洋プレートは非常に古いが故に、その生育に数千万年を要するマンガン団塊などが海底に存在している。もちろんレアアースも地上で採取されるよりも多いことが確認されている。

日本は島国であるがゆえ世界屈指の海洋面積を持つだけでなく、その海の底には鉱物資源が眠っている。また天然ガスやメタンハイブレードなども世界でも指折りの埋蔵量を誇る。

ただし現在は絵に描いた餅である。なにせ海の底にある資源である。比較的浅い日本海でさえ海底下400メートルであり、太平洋ともなると2000メートル以上の深海域に資源がある。

現時点では商業的に採算に合わないだろうと考えている。しかし、そう遠くない将来、原油は枯渇して貴重な戦略資源と化す。レアメタルも既に戦略物資と化して、共産シナが政治的道具として活用しているのはご承知のとおり。

そんな未来を見越して日本政府は、着々と海洋資源の採掘にむけて研究を重ねている。困ったことに、それを黙って見過ごすほど共産シナは大人しくない。尖閣諸島だけでなく、日本の近海に海洋調査船を出没させて虎視眈々と既得権を積み重ねようと目論んでいる。

そう遠くない将来、共産シナの海軍が日本の領海内を侵犯してくる可能性は極めて高い。だからこそ、日本はこの海洋資源を一人占めしてはならない。近隣の東南アジア(半島は別)を巻き込み、海洋資源の開発を共同でやるべきだ。特にアメリカは絶対に外せない。

かつて日米の間で太平洋戦争が起きた大きな原因の一つは、シナ大陸での利権を日本が独占しようとしたことだ。同じ過ちを繰り返してはならない。アメリカは不思議なほど、海洋資源の開発には積極的ではない。その一つの原因はアメリカ近海(西海岸にはあるはずだが)に海洋鉱物資源が少ないからだ。

しかし、世界最深度を誇る太平洋西部のマリアナ海溝(日本の近海でもある)周辺には海洋鉱物資源は確実にある。日本単独で共産シナに対峙するのは好ましくない。なんとしてもアメリカを巻き込み21世紀のフロンティアとしての海洋資源を活用するべきだと思います。

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