入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   ’18年「春」 (13)

2018年03月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 
 山奥氏はいた。下から電話した時には応答しなかったが、天気も良いから屋外で何かしているのだろうと行ってみたら案の定、氏は"土木作業"中だった。そんなことは後で手伝うからと言って、それよりも上の雪の状況を見に行こうと誘ったら、「仕方ないな」といったふうに応じてくれた。
 きょうの写真はその時に撮ったもの。雪融けが思いの外進んでいて驚いた。前回から2週間ばかりの間にこの変わりようで、昨日、きょうの陽気からすれば、3月中旬にして早くも一般車輛での通行が可能かと思えるほどだ。
 しかし実際に、この独り言を読んで出掛けたらひどい目に遭うかも知れない。日陰はまだかなりの積雪があり、雪道に慣れた人で、車も当然4輪駆動車でないと無理だろう。前回行った3日にも数台の改造車が入ったようだったが、こういう車が週末の度に来るとなると、轍をズタズタにしてしまう恐れもある。ど日陰の辺りは大分荒れていた。

 「これからの夕食後、おそらく深夜までソフト(望遠鏡・カメラ制御、画像処理等)のインストールなどで楽しみます」と、新しいPCを入手したかんと氏からの昨日届いた通信。「楽しむ」というのが凄い。PCは、こうして独り言に関する操作をかろうじて行えるだけの者にしたら、「楽しむ」などという心境との距離は、氏の望遠鏡が捉える遠方の星よりももっと遠いかも知れない。たくさんの機材、複雑な配線、微細な調整、そしてようやく観測が、撮影が、夜通し寒さや睡魔とたたかいながら行われる。今ごろ、入笠牧場は星空の美しい場所だから、新兵器を手にしてさぞかし血沸き肉躍っているところだろう。
 スティーブン・ホーキング博士が亡くなった。肉体はあのように不自由だったが、頭脳は最後まで超高度に働いていたようだ。それにしても億年を、億光年を研究対象にしてきた人の人生のその短さを痛感する。

 光の明度が上がる、3月の入笠牧場が待っています。"Rancher Bar"は、管理人の酒類の在庫、いよいよ僅小につき、当面は各自持ち込みにてお楽しみください。
 営業については以下をクリックしてください。「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする