入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   ’18年「春」 (25)

2018年03月30日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 山室の集落を通って帰ってきたら、美和ダムの近くの日当たりの良い場所に、数えるほどだがもう桜の花が咲いていた。上でもそうだったが、季節がいつもの年より半月以上も早い。この時季に、またしても車で上まで行けた。
 
 昨日、「池の平」少し手前の大きな曲がりで、いつ付けられたのか不明の、オオダオ(芝平峠)の先から続いていた車の轍は引き返していた。そこからは、水をたっぷりと含んだ重い雪の上に新しい轍を残しながら、車を進めた。「焼合わせ」付近から雪の量が増し、駆動を4WD-Lに切り替えた。そして、「ど日陰の曲がり」を含む幾つかの難所を慎重に乗り越え、小屋に着いた。昼を食べていたら、ゴンドラを利用したM林氏が到着し、歓談していたら、2時ごろ法華道を登ってきたKNI夫妻が現れた。要した時間は3時間くらいで、存外早かったが、雪もそれほどのことはなかったということだった。
 当然ながら同夜、酒で喉を湿らせながら話していたら、夜中の2時ごろになってしまった。夕暮れとともに月齢11.6の月が昇り、そのうちに、太陰暦と太陽暦についてあれこれの話に移り、ナイル川の氾濫と農業との関係、それがどのように暦法に影響を与えたのかなどという高尚な議論や、季節の移ろいを古代人は月と太陽のどちらを中心として知ったのかなどなどと話は尽きず、面白おかしく笑ったり、吠えたり。
 
 きょうの写真は、山人(やまびと)KNI夫妻にもう1名M林氏も加わり、再び、法華道を里に下ろうとしているうしろ姿だ。もう冬とは言いにくいが、この冬、雪の古道を訪ねた人は幾人くらいいたのだろうか。たった3人の山人が山椒小屋の辺りを行く姿を想像するだけで、往時の活気が甦ってくるような気になる。雪が融けたら、また別な旅人の姿を目にするような気がして、楽しみだ。
 経路:茅野ー杖突街道ー長藤ー小豆坂トンネルー山室ー荊口ー芝平諏訪神社。

 春の家族旅行について拝読。釣りもやるとは知らなかったです。良い季節の到来に合わせて順調な回復を遂げてください。かんとさん、気持ち分かります。今度の新月ぐらいはイケそうじゃないですか。



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