



露天風呂は身に沁み、心に沁みる。万緑の中で、花を眺めて、星辰を仰ぎつ・・・、多くの訪問者から喜んでもらい、もう2年が過ぎた。
ところが最近になって、露天風呂の簾(すだれ)はせっかくの雰囲気を壊しはしないかという懸念を耳にした。それも、この露天風呂を寄贈してくれたご本人からだったので、はて、どうしたものかと目下思案の種を膨らませている。大体は簾などなくても問題なく入る方法があるのだが、それでも誰でもが安心して入浴できるようにと苦心惨憺の結果、どうにか現在の状況に落ち着いた。しかし、氏の意見も無視できずにいる。
確かに、女性でも気にせずに平気で入る人たちもいる。また、暗くなれば人の目など気にせず、頭上の天の川銀河を眺めながら、解放感に浸りながら入ることも可能だ。有難いことにキャンプ場も小屋も、利用者はよく常識をわきまえていて、これまで何の問題も起きていない。今後も、野趣に溢れた入浴を楽しんでもらいたいと思っているが、この件に関してもしも何か参考になるような考えでもあれば、ぜひ聞かせていただきたい。
この露天風呂と、美しい星空は当キャンプ場及び小屋の大きな"売り"。風呂焚きは得意でも、生憎のことに管理人は機械に疎く、せっかくのここにある望遠鏡を充分に活かせてない。それだけに、名古屋方面、東京方面の天体観測の愛好者であるあの人たちに期待するばかり。かんとさん、通信拝読。今年は雪融けが早いから、準備はお早めに。