入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「夏」(32)   

2018年08月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 台風の影響だろう、雨は降ったり止んだりを繰り返している。昼の気温は20度を少し越すくらいで、半袖のティーシャツでは寒いくらいだ。

 きょう上ってくる途中、K来氏によく似た人がいると思ったら、やはりご本人だった。ここで2泊した今朝早く、予定を変更して開田高原に行くと連絡してきたのに、カメラを手に1本の木を見上げている。どうやらお気に入りの蝶を見付けたらしい。氏は蝶の熱烈な愛好家である。全くこちらのことを気付いていないので、しばらく黙って見ていた。
 まるで少年と変わらない。不安げな様子を見せたのは、肝心の蝶々を見失ってしまったからだろうか。いや、そうでもなかった。「この道60年」の氏は、慎重に近付き、おもむろにカメラを構えると・・・、どうやらシャッターを押す好機をのがしたらしい。そんなことを二三度繰り返してようやくこちらに気が付いた。
 狙っていたのは国蝶オオムラサキ。そういう名前を聞いたことがあるが、見るのは初めてで、優雅に飛ぶ姿に感動した。K来氏はその姿を、運転する車の中から見つけたのだろう。それも特にこの蝶に出会うことなど期待せず。大したものだ。

 きょうから22日まで長期滞在し、地衣類の調査研究をするというM君は、初日であるのに早々森の中に出掛けて行った。某国立大3年生、好青年である。
 きょうはもう一人待ち人がいて、この天候ながら牧場内の道路整備のため、建材を運んできてくれることになっている。水源や水回りの仕事をやるつもりで上ってきたが、とりあえず山の中には入らず、キャンプ場のろ過装置の点検や整備をしながら待つことにした。

 海老名出丸さん、通信有難かったです。「One Man's Wildness]の映像は何種類かあるみたいです。もうすぐですね、待ってます。A夫妻も早速通信してもらい、感謝します。また秋にでも出掛けてください。

 月の半ば、15日以降は小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。
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