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朝は良く晴れて、中央アルプスはいつになくくっきりと見えていた。それが昼ごろになって曇り空になってしまった。台風13号は遠ざかっているのではなかったのか。いや実際、遠ざかっている。となれば、これは「変わりやすい夏山の天気」ということで片付けるしかない。気温は正午現在24度と、快適。
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もうこんなものが生えていた
明日からここにもそれなりに客人が来る。小屋に13人の団体が3泊の予定で入り、地衣類の調査研究のM君に加え、星屋のかんと氏が4泊、TBI氏が3泊、それに1泊だけだがTOK氏も来る。小屋を団体貸し切りにするとなると、残るは管理棟の10畳2室となる。48畳の小屋の12畳を仕切って、1名はそちらに行ってもらおうかと思っている。
他方、テント場は余裕があるから、こちらは全く心配してない。少し前にキャンプの予約が入り、「今週末は珍しく予約が多いけど、何かあったのですか」とボケてみたら、「ペルセウス座流星群です、そちらは星空がきれいだと聞いてますので」と、誠実なお返事をいただき恐縮した。てっきり「お盆休みじゃないですか」と言われると思っていた。今年もそのお盆休みに下からの支援はない。
そんなわけで、ここでは水のことは最重要だから、水源地の点検と整備に行ってきた。昨日も書いたが、山の秘めたる保水力にはただもう感謝、ひたすら頭を下げるばかりだ。埋設した水道管の状況を点検しながら沢筋を登っていくと、取水や導水に苦労したことが懐かしく思い出され、泣けた。
地下から湧き出る水は冷たくて、1分と手を入れていることはできない。草の上に横になって、白樺の葉の隙間を通して真っ青な空を眺めていたら、改めて心地の良い水音が聞こえてきた。テイ沢に比べれば水流は細いから、その瀬の音はピアノ・・・、嘲われる。ついでに瞑想でもしようかと思ったが、これまた柄にもないと思い止めておいた。
月の半ば、15日以降は小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。