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曇天、風も強い。そろそろ雪景色の写真は終わりにしようかと思いつつも、今朝8時の室内気温は零度以下1度と、まだ「春遠からじ」には少し日がかかるようだ。あまり春を待つという気にもならず、それならそれでも格別不満はない。
昨日、1時半に指定された医院に行って、covid-19に対する第3回目のワクチン接種を受けてきた。年齢、体質、いろいろあるのだろうが、今回も注射された部位に鈍痛を感じる程度で、日常生活には全く支障がない。昨日帰ってきて風呂にも入ったし、定量ながらアルコールも嗜んだ。今こうしていても、気分はいつもの冬ごもりの朝と変わらない。
それよりかも、自分の迂闊さに呆れることがあった。てっきり、ファイザー製のワクチンを打つのだと思っていて、医院の前に車を停めてから持ち物の確認をしていて、その時になってようやくそれがモデルナ製であることに気付いた。どうも接種歴の欄を見て勘違いしてしまったようだ。もちろん、製薬会社がどこであれ、そんなことには全く拘らないが、こういう間違いに、わがことながら腹が立つ。改めて過ち多き人生であったことを、思い知らされる。
第1回目の接種の時のように、自分で予約をする手間も必要なく、全ては市役所で準備、手配をしてくれ、懇切、丁寧な案内までが同封されていた。報道されているところによれば、副反応を怖れてモデルナを敬遠する人がいるらしいが、そんなことはまったく気にせず素直に指定された日に、指定された医療機関で、指定されたワクチンを接種されることで安堵し、満足し、感謝している。
つい「過ち多き人生」だと呟いたが、それでもこういうことにはあまり神経質にならない安気な性格を自ら認め、許している。口の悪い友人に言わせれば「効果がなかったんじゃねえかえ」などとからかわれたばかりだが、現代医学を単純に信用し、観念もしている。
どうも、ワクチン接種を避けたり、ワクチンの種類に神経をとがらせるような人物に限って、非科学的なまがいものの療法や、神仏に頼ったりする傾向があるような気がするが、これは偏見だろうか。また、政府や報道の仕方にも、余計な不安を助成しているような点があると思う。自由な判断が、必ずしも正しい判断にならないこともある。民は弱いのだ。
covid-19のせいばかりではないのだが、どこにも出掛けずじっと冬ごもりに徹してきた。そろそろ、仲間同士で温泉巡りの話などが出てきて、今はそれを楽しみにしている。
赤羽さん、それもワクチンのお蔭でせう。この上は安心して存分に活躍してくだされ。本日はこの辺で。