入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「冬」(39)

2023年02月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

      Photo by Ume氏

 先週末、久しぶりに散歩に出掛け、以前に呟いたことと同じことをさらに強く感じ、帰って来た。マラソンでも5キロ地点とか10キロ地点があり、選手はそれらの区切りを目途に42.195㌔を走るように、散歩にも例えば畑中の迂回路から瀬澤川に下る山道、隣の集落の端を抜ける細い道、長い登坂の上で待っている峠、そこからの眺め・・・、というように頭の中にそれなりの通過点を決めて歩いている。瀬澤川の渓の中に入って聞こえてくる沢の音もそうだ。
 ところが、それらの場所を通過するのが想定していたより早くて、しかもたちまち後方へ去ってしまい、それを人生と重ねてみたらよく似ているとしみじみ感じたのだ。
 少年が青年になるのを遥か遠い未来だと思うように、成人になって30代、40代はまだまだ先のことだと思う。しかしいつの間にかその年齢を過ぎ、それでも還暦や晩年のことなど考えてもいないうちに勝手にその通過点が来て、そして過ぎ、去っていった。

 このごろは有難いことに、たった1時間3,40分の散歩が、何度でも繰り返せる人生のように思えば、ますますそれを楽しめるようになってきた。これに40分ほどの「心のラジオ体操」と結び付けると、その効果たるや絶大、絶妙で、たった1合だった日本酒の酔いもさらに何倍にも深まるようだ。



 やはり、梅の開花の見立ては少し早かった。それでも蕾はここまで膨らんできた。あと一歩。冬の中に次の季節、春の気配が感じられるようになって、これからはこの梅にしばらくは独り言の代弁をして貰うつもりでいる。
 そのうちにはユキワリソウが咲き、ボケの白い花も咲く。先日ここで紹介したカタクリの葉がどこかへ消えてしまったけれど、それとは別にもう1枚新しい葉が出て来た。
 2月は一度も上にいけなかったが、残り10日もしないうちに3月となり、例年ながら3月の3日前後には法華道を通り上に行くと決めている。お供のHALがいなくなって2度目の冬が過ぎていく。

 本日はこの辺で。

 

 





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