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M42、やはりこれも載せておかねば Photo by かんと氏(再録)
一昨日、昨日は記録的な暖冬であったらしい。らしいというのは、終日家の中にいてそんな陽気だとも感じなかったからだが、2月の中旬に、4月下旬並みの気温になったとは恐れ入る。春一番も吹いたらしい。いろいろな議論を聞くが、やはり温暖化が進んでいることは今や間違いないだろう。
急に話が太陽の方に脱線してしまうが、地球が温室効果ガスのわずかなと言ってもいいような増加で、さらに温暖化が進んでいくと危惧されているのに、ご本家様はよくも46億年も安定して燃え続けているものだと、そのことの方にむしろ感心してしまう。
それと、地球と太陽の絶妙な距離、約1億5千万キロ、これがわれわればかりかこの惑星に生命が誕生できた理由のほとんどすべてと言う人もいるくらいだ。近付くことも遠ざかることも、70億年先に赤色巨星化した太陽に地球が飲み込まれるまで起こらないのか。ムー。
さらに太陽は人間で言えば壮年期で、あの核融合炉はまだまだ堅調で、燃料である水素が全てヘリュウムに変換するまでには半分ほどあるらしい。
ということのようだが、しかし、安心ばかりしてはいられない。そんな太陽だって突如機嫌を悪くすることだって考えられなくはない。10億年後の太陽光度の増加は確実のようだし、その前に惑星の衝突のような偶発的な天文現象だって起こりうる可能性も排除できないだろう。われわれが安定した太陽の恩恵を受けられるのは意外と長くないかも知れない。
ま、天が落ちてくるような心配をしてみても、われわれにできることなど何もないのだが。
こういうことを考え始めると、すぐに脆弱な頭が混乱し、拒否反応を起こす。それで、逆に自分が正常であること知り、安堵するくらいだ。
この世にいる時間もそれほど長くない身で、億年も先のことを心配してみるのは滑稽である。止めろ、ということになる。
しかし、思いがけない方向にいってしまったこの呟きを、どう終えたらよいのだろうか、深いイバラの中に迷い込んで出口が分からなくなった哀れな老登山者ようなものだ。中断して、風呂の中で考えてみることにする。
きょうはまた好天が帰ってくる。今夜も星空を眺め、極力迷走せずに清く澄んだ星々の歌声を聞こう。あっ、昨日のかんとさんのPHはオリオン座とバーナードループで「正解」だったそうです。本日はこの辺で。