岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★予習型と補習型どちらがいい?

2016年09月04日 23時14分49秒 | 受験

★志望校判定模試

 今日9月4日(日)は長良教室、芥見教室共に小・中学生の志望校の判定模試を実施いたしました。先日の岐阜新聞テストを受験しているのでどうのこうのと云ってる方や部活動や習い事がどうのこうの・・・。塾に何しに来ているのだろうかって思ってしまいます。
 こちらの都合を云うのは虫がいいのですが費用は約一人3000円近くかかります。それでも黙って全員に受験させるために費用は私どもDOZANグループで負担をしていますがあまりひどい場合は今後見直しに入ることも検討しています。

 ともあれ受験をしなかった方は数名ですが其の数名にしても私どもは全力を挙げてトライしているわけです。たかがテストとお思いかと思いますが中学1年生から志望校を選定している塾は果たしてどのくらい見えるのでしょうか・・・。

 そんなことで疲れに任せて愚痴を言ってみましたが岐阜新聞テストと難易度は遥かに違いますが偏差値は見事に±1点位ですので中学3年生は勿論のこと中学1年生や2年生はかなり有意義な試験であったと思います。

 さて、今日は「予習型」がいいのか「補習型」がいいのかについて考えてみたいと思います。と云うのも先日お見えになった方が開口一番「この塾は予習型なのですか補習型なのですか?」と質問されまして少々面食らったものですからここで予習型と補習型について書いておきたいと思います。

 正直明光義塾にしましても他塾にしましても明確に自分の塾が予習型なのか復習型なのか歌っているでしょうか…。予習型ですという宣伝チラシをたまに見ますがちょっと私は苦笑してしまいます。

 凡そ指導する側は学校にしろ集団塾にしろ主導権を持っているのは教師・講師であります。その点個別指導は主導権を握っているのは生徒になります。基本的に考えと云いますかスタートラインが違います。

 今日は疲れてきついので結論から言いましょう(笑)。集団にしろ個別にしろ予習型の場合は偏差値は63以上、少なくとも60以上は必要です。それ以外の場合は補習型がいいと思います。どうして予習型がいけないのでしょうか。いけないのではありません。補習型に対する考え方をきちんと明確にお伝えしていないのではないでしょうか。明光義塾におきましても補習型と予習型があります。しかしよく考えてください。基本が分からなくて400点もいかない生徒にポイントの基本問題ばかり教えさせてどうするのでしょうか。私から言わせればその生徒は100%成績は下がります。集団塾のいいクラスには入れたなどと喜ぶ前に自分の勉強スタイルを見直した方がいいかと思います。

 先生がポイントを1つ説明しますとよくできる生徒の方は3つも4つも発展的に考えを広げます。人によっては1つしか考えれない方も見えます。逆に分からなくてマイナスの方も見えるかもしれません。ですから予習は何のためにするのかと云う大義が必要なのです。学校の先生の話がよく分かるから。それでしたらそれでいいではないですか。ポイントや公式の分解、手ほどきを教えてもらって理解ができるのであればそれでいいかと思います。しかし、先ほども言いましたように偏差値63以上の方でしたらポイントの問題が分かれば発展的に問題を解いていくでしょう。しかし、遅れている生徒の場合はどうでしょうか。その前にどうして成績が上がらないのか、遅れているのかお考えになったでしょうか。

 つまり塾のスタイルとして集団塾の場合は頭を揃えることが必要です。少子化でなかなか難しくなってはいますが人気のある塾ではそれも可能かもしれません。反面個別指導の様に入塾のテストはなく単にヤル気だけの集団ですとそういう風にはなりません。ですからここに一つの問題があるのです。

 もう一つは成績のバランスがいい方と極端に単科目の弱点のある方は問題を抱えることになります。そういう方は単元ごとに成績を見直してそこを重点的に補充するしかありません。そんな状況の中で予習をしても仕方がないかと思います。

 私は塾は補習型でいいかと思っています。教材にしましても極力シンプルにしたいと考えている一人であります。勿論自分に合った教材を選別してあげる義務はありますがその指導を自分流に解読していくのは自分しかないのです。
 ここが自立学習の基本ではないでしょうか。ですから『補習型』=『遅れている子』という構図は成り立たないのです。しっかり出来なかったところを出来るようにする。『鉄は熱いうちに打て』といいます。冷めた時にいくら技術を持っても仕方がないと思うのです。馬の意志で水を飲むのが必要なのです。第三者がどうのこうのと云ってもするのは自分であります。ですから仮に受験に失敗したとしても悔いは残らないのです。やらなかったから仕方がない・・・。それは安易な妥協であります。私どもは熱くするのが仕事であると考えているのです。そして鉄を打つのも我々であります。ですから色々な塾があります。予習型や補習型の塾があります。ですが私どもは予習型ですから他塾より進んでいますよってみたいなことは云わないと思いますが何の自慢にもならないと思うのです。逆に私は『うちの塾は補習型です。しかし、出来るというならばうちの教材を説いてみてから言ってください・・・』といっているのです。ですから補習塾程奥の深い指導はないのです。今日は何ページから何ページまでと云う風に機械的に講師主導で進むのとは違います。生徒のスタイルはみんな違うのです。みんな違うということはみんな理解していただくということなのです。

 ですから機械的(表現が悪いですが)に講師のリードで決められたスケジュールをこなすだけの場合はついていけて成績が上がっているのでしたらそれはそれで合っていますのでわざわざ流れを変える必要はないと思います。『木の葉が沈み小石が浮かぶ』ってことにはならないと思います。流れに任すのが一番いいかと思います。

 答えは簡単です。分からない処に分からない問題を重ねてみてもよけいわからないだけです。ですから私は先日お見えになったご父兄に「私の教室は如何に偏差値がが68ぐらいあっても復習主体で予習は致しません」とお答えしておきました。
 怪訝そうな納得したようなお顔をされていましたので念を押してお話しさせていただきました。『補習型』=『遅れている』という考えをもしお持ちでしたらそれは捨ててくださいと申し上げました。奥深く勉強することと先の予習を浅く勉強するのではどちらがいいですか?予習型?いい塾生を集めてるのかもしれませんね。・その場合はいいのではないでしょうか。ご自分でポイントから発展的に突っ込んだ勉強が自立的に出来るわけですから。でもこれって少数の方にしか適応ができませんよね。

 学校で手をどんどん挙手してさも頭がよさそうな格好をしても本番で点数が取れなければ何の意味がありません。私はそんなことよりも一つ一つ納得して奥深く勉強をしてほしいのです。ですからランクをどんどん挙げて復習をすれば必ず結果は出てきます。正直高校生の授業はどうでしょうか。チャートを見ながらほとんど復習ではないでしょうか。この事実をどう考えているのでしょう。ですから予習型の塾が優れ補習型の塾は成績の悪子が行くのだというお考えをもしもお持ちでしたら即考え直してください。予習型の塾で成績が上がっている方はそれはそれで合っているのだろうと思いますのでいいのではないでしょうか。

 そんなことで今日は予習型と補習型について書いてみました。基本的には勉強は一人でコツコツとやるのが一番だと考えています。考える力それができれば予習型にしろ補習型にしろ問題はないかと思います。早く自分のスタイルを考えてみることが必要かと思います。奥深くいかなる問題が出てきてもこなしていけることが大事です。そうする努力が社会人になっても大事なことだと思います。一通の通達が回ってきたとしましょう。どうしてこのようなことがあるのか。上から読み横から読み、裏から読んで色んな考えをすることが大事になって来るのです。この通達はこうだからその通りしておけばいいとお思いになるか、あるいは備えをしておこうと考えるのではないでしょうか。そこが勉強の違い、仕方、考え方の相違かと思います。是非二期制の方のテストがそろそろ返却されてきていますがじっくり考えてみてはいかがでしょうか。また中学1年生はもう中学生の問題になってきたことを実感したと思います。小学生と中学生は違います。その極端なことは『算数』が中学になると『数学』に呼称が変わるということです。このことは次回にでも書いてみたいと思います。

<今日の言葉>
『大志ある才能と勤勉の前に「ここより先は進入禁止」の柵は立てられない』
                           ベートーヴェン

<今週のYouTube>
Mariya Takeuchi 竹内まりやの『駅』を選びました。歌詞がいいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=vKpIqKq3-2s

9月生募集中!
センター対策受付中!
<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170


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