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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「パリ妄想食堂」

2019-03-06 | _よむ__

「パリ妄想食堂」 長坂道子著 角川文庫 2019

「たくさんの人に会い、いつもの三十倍くらい歩き、老いて少し小さくなった母を訪ねた慌ただしい二週間。」(p.9)
ヨーロッパ在住の著者は日本を離れ機上の人となる時 いつしかそれが 「出かける」から「帰る」になり
ある時 その思いは決定的なものとなった。
その時 彼女の耳にしたイヤフォンから流れていた曲は バッハのカンタータ、「神よ、恵みよ」だった。
そんな時 機内で読んでいた新聞の中に
「日本人作家(青山七恵さん)がフランス・リセの文学の授業にゲストとして参加した後、生徒たちとランチを共にする。その時饗されたバゲットサンドを青山さんは 〔棍棒のような…〕と表現した」という記事を見つける。
棍棒!言われてみれば! 青山さんの比喩に座布団あげたくなっちゃったような著者は そのまま、彼女の中のバゲットサンドワールドへ記憶を広げていくのだった。

そんな風に おいしそうな珍しそうな食関連の話が続いていくのですが
それとは別に なぜか 著者の名前について とても興味がわいた。

この著者(名)は 本名なのだろうか、ペンネームなのだろうか。
どちらにせよ、実に渋い、かっこいい名前だなと思った。

長い坂 続く道

そこに見ようと思うと いろいろな風景が光が音が浮かび上がりそうだ。
見た目の四文字自体は 実に慎み深くそこにあるのだったが。
で じーっと見ていたらこれが 坂 に ゲシュタルト崩壊発生><。こんな字だったっけ。

 

 

コメント
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