ちょっと気になったらズンズン気になっていって バニラファッジさんという人のブログと著書をたぶん半分以上読んだ。(ブログはさて、どのくらい読めているのやら。コメント欄も盛況なので大著なのです。)
そのご本人がラジオに出演されるという。はりきって録音、やっと再生した。
(「THE CHANGE OF LIFE 更年期から変わる女の人生 3 」。3ってなってる。シリーズ物なのかな。)
義母と義母の実妹(独身を通しずっと同居していた)の二人の介護を通してのエピソードの中に
義母の様子が紹介されていた。
認知症症状の一つと思われる「自分で判断ができない」状態にその時あったギボ子さん(ファッジさんは、お姑さんのことを愛情をこめてそう呼んでいるようだ。)が、嫁であるファッジさんに問い掛ける。
ギボ子「今日は暑い?寒い?はおり(もの)(重ね)着た方がいい?」
ファッジ「今日ちょっと寒いからはおってた方がいいよ。」
ギボ子「…じゃあ、後でね(ファッジさんアドバイスの逆に向かう)。」と 聞いておきながら着ない。
ファッジさんはその時のことをこう見ていた。
「自分で判断ができない。暑いのか寒いのか。けれど人に聞いて言われるとその(アドバイスの)反対をすることで自分の意思があることを伝えようとする。」
このくだりを聞いていた私はその時ファッジさん側ではなく、なぜかギボ子さん側にすっかりなっていて心を撃ち抜かれたような衝撃を受けた。日々まだらに認知症症状が現れる自分というものを支えきれない自分。せめて天邪鬼になって、その自分を自分のものにしておきたい。「嫁が姑のお世話をするのは当たり前だのクラッカー。」的な言動がポンポン出てくる、毒舌系もしや最高峰なギボ子さんながら 傍観者である私の気持ちが(嫁側ではなく)姑である彼女の方に持って行かれてしまうのも、ファッジさんのブログの中に息づいている視線(哲学?)の新しさ(そう感じるのです。)、そのせいなのだろうか。
と ドキドキ引き込まれていったものだから 途中に入ったニュースタイムの
「…J1は今日、第2ステージ最終節の9試合が行われ…、アルビレックスとグランパスはともに年間勝ち点が30で、引き分け以上であれば、ほかのチームの結果と得失点差によっては残留の可能性がわずかに残っています。…」なるニュース原稿をリアルタイムものと勘違いしてしまい、あれ(*_*)?このあいだ踏みとどまったんじゃなかったの!?サッカーっていったいどうなってんだ!と要らぬドキドキ累乗されたでねっか。。。