■今年の春、台湾に取材に行ったとき、成田空港から中華航空機で出発しました。機内の座席前にある画面を操作すると、飛行機の飛行ルートが現れました。それを見ると、東シナ海が「東海」と現されています。
↑連日大勢の日本人旅客で賑わう中華航空の成田発台北(桃園)行きの搭乗風景。↑
↑機内の飛行ナビ画面(中国語バージョン)。↑
台湾(中華民国)でも、中国大陸(中華人民共和国)でも、東シナ海を「東海」と呼んで、そのように現しています。しかし、英語名では、East China Sea(東シナ海)と表記しています。韓国はたびたび文句をいっていますが、台湾や中国では、東シナ海を「東海」と呼ぶことが慣わしとなっており、日本海のことは「日本海」と呼んで、国際的な呼称にしたがっています。
↑機内の飛行ナビ画面(英語バージョン)。↑
韓国は、世界が「日本海」を「東海」と呼んでくれないのはけしからん、などと怒っていますが、「南海」が「東シナ海」と呼ばれていることに対しては、文句を言いません。また、「西海」を世界が「黄海」と呼んでいることについても、何も言いません。「日本海」だけが、気に入らないようです。
■こうした、韓国の国際オンチについては、これまでも当会のブログで触れてきましたが、現在、韓国が勝手に不法占拠して「独島」などと不法に名前を付けて騒いでいる竹島問題のほかにも、日本海呼称問題があります。これは、国際的に「日本海」或いは、その同義語で呼ばれている日本海の呼称を、韓国(北朝鮮もこの件では便乗。反日のコンプレックスだけは共有している)が変更するように求めている呼称問題です。
日本海呼称問題が始めて取り沙汰されたのは、韓国と北朝鮮が1991年に国連に同時加盟した後のことです。それまでは、何の問題もなく、日本海という名称は長年にわたり、世界で通用していました。
韓国のなかでは、反日の国民性から、日本海という呼称を嫌って使わず、朝鮮半島を中心として、東側の日本海を「東海」、南側の済州島や対馬周辺海域を「南海」、西側の黄海を「西海」と呼んでいます。
日本でも、地震の起こる区域によって、日本周辺の海域を便宜的に「東海」地震だとか、「南海」地震などと呼んだり、北に位置する島を「北海」道と呼んだり、長崎県の西側にあるまちや公園を「西海」市とか「西海」国立公園と呼んだりして、そうした名称を使うことがありますが、それを国際的に「太平洋の一部海域をそのように正式名称として採用しろ」などとは、誰も言いません。ヨーロッパの北部海域に「北海」という名称が付けられていますが、これは欧州各国にとって、北側にある海であることが共通認識されており、誰も異論を唱えるものがおらず、古くから「北海」と呼ばれてきています。
■ところが、韓国は、なにを思ったのか、国連に加盟後、国際水路機関(IHO)の「大洋と海の境界(S-23)」の改訂に関する会議や、国際連合地名標準化会議などに便乗し、日本海の名称変更及び変更にいたるまでの間の併記を要求する運動を行っているのです。そもそも、これらの国際会議はその分野の専門家が技術的な立場で議論する場です。個別の地理的名称の妥当性というような政治的な問題を議論する会議ではありません。しかし、韓国の場合、政治の影響を排除したオリンピックの神聖な会場内であっても、平気で竹島問題のプラカードを掲げて、こぞって得意満面になりたがる国民性を持っているため、こうした国際ルールがまるで分かっていないのです。
台湾や中国が東シナ海のことを、中国語で「東海」といい、英語で「East China Sea」と国際的な呼称で使い分けているですから、韓国が日本海のことを韓国語で「東海」というのであればまだしも、英語で「East Sea」というふうに、国際的な呼称に修正しろ、というのは、むちゃくちゃな論理です。
■まずは、韓国政府が取るべき措置は、学校で最低限の国際ルールやマナーを子どもたちに教えているでしょうから、現職大統領を始め主要閣僚も机を並べて、子どもたちと一緒に勉強させることだと思われます。
【ひらく会情報部】
↑連日大勢の日本人旅客で賑わう中華航空の成田発台北(桃園)行きの搭乗風景。↑
↑機内の飛行ナビ画面(中国語バージョン)。↑
台湾(中華民国)でも、中国大陸(中華人民共和国)でも、東シナ海を「東海」と呼んで、そのように現しています。しかし、英語名では、East China Sea(東シナ海)と表記しています。韓国はたびたび文句をいっていますが、台湾や中国では、東シナ海を「東海」と呼ぶことが慣わしとなっており、日本海のことは「日本海」と呼んで、国際的な呼称にしたがっています。
↑機内の飛行ナビ画面(英語バージョン)。↑
韓国は、世界が「日本海」を「東海」と呼んでくれないのはけしからん、などと怒っていますが、「南海」が「東シナ海」と呼ばれていることに対しては、文句を言いません。また、「西海」を世界が「黄海」と呼んでいることについても、何も言いません。「日本海」だけが、気に入らないようです。
■こうした、韓国の国際オンチについては、これまでも当会のブログで触れてきましたが、現在、韓国が勝手に不法占拠して「独島」などと不法に名前を付けて騒いでいる竹島問題のほかにも、日本海呼称問題があります。これは、国際的に「日本海」或いは、その同義語で呼ばれている日本海の呼称を、韓国(北朝鮮もこの件では便乗。反日のコンプレックスだけは共有している)が変更するように求めている呼称問題です。
日本海呼称問題が始めて取り沙汰されたのは、韓国と北朝鮮が1991年に国連に同時加盟した後のことです。それまでは、何の問題もなく、日本海という名称は長年にわたり、世界で通用していました。
韓国のなかでは、反日の国民性から、日本海という呼称を嫌って使わず、朝鮮半島を中心として、東側の日本海を「東海」、南側の済州島や対馬周辺海域を「南海」、西側の黄海を「西海」と呼んでいます。
日本でも、地震の起こる区域によって、日本周辺の海域を便宜的に「東海」地震だとか、「南海」地震などと呼んだり、北に位置する島を「北海」道と呼んだり、長崎県の西側にあるまちや公園を「西海」市とか「西海」国立公園と呼んだりして、そうした名称を使うことがありますが、それを国際的に「太平洋の一部海域をそのように正式名称として採用しろ」などとは、誰も言いません。ヨーロッパの北部海域に「北海」という名称が付けられていますが、これは欧州各国にとって、北側にある海であることが共通認識されており、誰も異論を唱えるものがおらず、古くから「北海」と呼ばれてきています。
■ところが、韓国は、なにを思ったのか、国連に加盟後、国際水路機関(IHO)の「大洋と海の境界(S-23)」の改訂に関する会議や、国際連合地名標準化会議などに便乗し、日本海の名称変更及び変更にいたるまでの間の併記を要求する運動を行っているのです。そもそも、これらの国際会議はその分野の専門家が技術的な立場で議論する場です。個別の地理的名称の妥当性というような政治的な問題を議論する会議ではありません。しかし、韓国の場合、政治の影響を排除したオリンピックの神聖な会場内であっても、平気で竹島問題のプラカードを掲げて、こぞって得意満面になりたがる国民性を持っているため、こうした国際ルールがまるで分かっていないのです。
台湾や中国が東シナ海のことを、中国語で「東海」といい、英語で「East China Sea」と国際的な呼称で使い分けているですから、韓国が日本海のことを韓国語で「東海」というのであればまだしも、英語で「East Sea」というふうに、国際的な呼称に修正しろ、というのは、むちゃくちゃな論理です。
■まずは、韓国政府が取るべき措置は、学校で最低限の国際ルールやマナーを子どもたちに教えているでしょうから、現職大統領を始め主要閣僚も机を並べて、子どもたちと一緒に勉強させることだと思われます。
【ひらく会情報部】