■来年4月中旬に予想される安中市長選の投開票ですが、あと130日余りに迫ったことになります。こうした状況下、3選目の出馬を狙っている岡田義弘・安中市長の選挙拠点である安中土木事務所の南の柳瀬川を渡った県道安中・富岡線の南側に位置する牧草小屋兼選挙事務所前の広大な駐車場では、先週から整備工事が始まっています。
【追記:11月27日12:25】さきほど地元からの情報によりますと、本日27日から、岡田市長の牧草小屋前の駐車場周辺の法面に石垣を積み始めているとのことです。問答無用で実力行使に走る様は、中国政府のやり方を彷彿とさせます。
↑岡田市長の駐車場に持ち込まれた資材。また何かしでかす魂胆かと思いきや、案の定。11月19日8:57撮影。↑
おそらく、来年1月初めの恒例の、岡田義弘後援会による新年互礼会で正式に出馬表明をしようと、1台でも多くの駐車スペースが可能になるように、今から整備を始めているものと思われます。
↑大手組あたりからもらったと思しき側溝のふたが並べられている。1月3日の新年互礼会で車を岡田市長の駐車場の端に止める時は、端に寄り過ぎないように気をつけよう。↑
■ところが、今回もいつもの事ながら隣接の地権者に何の事前通告もなく、勝手に工事を始めていたことがわかりました。
隣接の地権者によると11月19日の朝、安中市内に向かおうとして、何気なく県道脇に目をやると、砂利や石板などの資材が境界線付近に置かれているので、立ち寄って見たところ、驚くべきことに境界を越境して、大きなコンクリート製の礎石が既に並べてありました。
↑隣地に食い込んで埋め込まれた大きな礎石。↑
■隣接地権者は、さっそく市役所の秘書課に行き、岡田市長に事情説明を求めようとしましたが、いつものように岡田市長は自家用車で市内の企業めぐりをしているらしく、昼までは戻らないだろうということでした。
そのため、昼過ぎに再度、市役所の秘書課を尋ねると、またもや不在で、今後は午後4時ごろでないと戻ってこないというのです。
↑不在ランプ点灯中。13時10分。↑
市長のスケジュールを秘書課が把握しきれていないのは異常としか思えないため、しつこく聞いたところ、11月19日(火)は午後5時半から市内でイベントがあり、それに参加するので、その前には一旦戻ってくるだろう、とのことでした。
■そこで、一旦市役所を出て、市役所内の関係部署などを訪れて時間調整をした後、たまたま市役所内の2階廊下を移動していると、市長室前にある在・不在表示灯の「在室」にランプが点灯していました。どうやら予定よりも早く市役所に戻ったようです。さっそく秘書室を通じて岡田市長に面談を申し込みました。
秘書課長の前のソファーでアポイントの確認が取れるまで2、3分待たされた後、「すいませんおまたせしました」と言われたので、市長室に入りました。
小川「お邪魔します」
岡田「どうも」
小川「公務で忙しいのにすいませんね」
岡田「どうぞ」
小川「はいはい。ちょっと今、きょう用があって、道を通っていたら、おたくの田圃のところで、ここで石積みをされているんだけど、境界がどこなのか説明して頂きたいんです」
岡田「境界は・・・あのう、入口のコンクリの・・・」
小川「切れ目?」
岡田「切れ目です」
小川「違いますよ」
岡田「どして、どして違うっていうのか」
小川「切れ目の起点は合っているんですけども、起点はあっているんだけどもね。直線になっているわけでしょう。今まで。ところが今、ナックルになっているでしょう」
岡田「うん?」
小川「折れ曲がっているでしょう。大きな四角いコンクリートの礎石を入れましたよね」
岡田「うん」
小川「だから、おかしいんじゃないですか。あれ」
岡田「おかしかないでしょう」
小川「なぜ?確認してくださいよ。そこのところは。もう、あんなでかいものを勝手に埋め込んでね」
岡田「あのう・・・」
小川「あの先は、じゃあ、どうなっているんですか」
岡田「・・・それは、小川さんが、しろというんだら、小川さんが測量して・・・この前も言ったでしょう!」
小川「いやべつに」
岡田「測量して、面積が足りねえんだら、はっきりしていただきたい」
小川「いずれにしても、ああいう構築物をつくる時は少し引き下がってくださいよ」
岡田「そんなこたあない」
小川「私も別にのっとるつもりはないですよ」
岡田「これが入口だら、おお・・ここが、一杯に、境一杯にコンクリが打ってあるわけですから」
小川「かってにあの、埋め立てたのは岡田さんのほうだからね」
岡田「そういうね、10年も13年もまえのことを・・・」
小川「20年も、30年もね、歴然とそこにあるんだから」
岡田「だから、そうでしたら、出るところに出でやってください」
小川「別に出るところには出ません。ずっと嫌でもなんでも、お隣り同士なんですから」
岡田「いやいやいやいや」
小川「お隣り同士なんですからね」
岡田「ま、そういうことでしたら、お話合いする意思はございません!」
小川「だから、勝手に自分の意思の都合で、あそこのコンクリの境が、ずっとあの延長線上が自分のものだと、こういうことですね」
岡田「そういうことです」
小川「ほう」
岡田「おっしゃるとおりです。おっしゃるとおりです」
小川「いずれにしても、私は、あそこが起点のところから直線に結んであるところが境だとおもっていますから」
岡田「小川さん、小川さん、こうやって入口を、誰がつくったんですか」
小川「あなたがつくったんです」
岡田「なーにを、言ってんですか」
小川「あなたのおじさん(実際には義兄か)の佳充さんから、どういうふうに入口をつくろかということでご相談を受けたんです」
岡田「そーんなことはないですよ。小川さんは一緒の入口を作ろうと、こういう提案をしたじゃないですか」
小川「違います。それは群馬県です」
岡田「なーにを。お帰りください。お帰りください。そういう・・・」
小川「いずれにしても、私はね、まったく認めませんから。そういうことを認めませんから」
岡田「そういう・・・」
小川「あなたが勝手に自分の思うとおりやっただけだから。あれはまったく根拠もないね」
岡田「あの・・・小川さん、出るところに出てやってください」
小川「別にでませんよ。出ませんよ」
岡田「どうぞ、やってください」
小川「あの、岡田さんみたいにね、自分勝手にやるとは違います」
岡田「自分でやったんではないですか」
小川「私が何かやる時はかならず事前にお話をしますよ」
岡田「自分で入口をつくったじゃないですか」
小川「自分じゃなくて、あなたが自分でね、役所を動かしてボックスカルバートを埋めたじゃないですか」
岡田「そんなこたあない。そんなこたあない」
小川「で、一緒にやる時は、これは行政のほうから、群馬県が、佳充さんと一緒だったらどうせ一緒で使うのだからと・・・だからあの境は、私は何も決めていませんよ」
岡田「一緒にやりませんかといったら、自分で断っておいて、何を言ってんですか!カルバート一緒に入れましょうって」
小川「いや、言われない。群馬県の関係者がね(当時岡田市議に怒鳴り込まれて、どうしようもなく圧力に屈した)・・・」
岡田「そーんなあれですよ、蒸し返すような・・・」
小川「いや、蒸し返しじゃない、確認を求めただけ」
この時点で市長との会話は5分ほど続いていましたが、するとこの瞬間、突然、岡田市長が市長室の外に飛び出し、ドアがバタンと閉められてしまいました。隣接地権者は市長室の中にひとり取り残された格好になり、しばし呆気にとられてしまいました。
↑主が去った後の市長室。15時34分。↑
約1分半、隣接地権者はシーンとしてしまった市長室に取り残されていました。
すると、田中毅・秘書課長がドアを開けて市長室に入ってきました。
田中「失礼します。市長は今日はもうお会いしないそうですから」
小川「だからそれが困るんですよ、一方的に打ち切られちゃって」
田中「なんか、帰ってくれと・・・」
小川「田中さんね」
田中「はい」
小川「なんかね。(市長の)逆鱗に触ったようなんだけどさ。だけど隣の家に勝手に、一言も断りなく勝手にでかい石を積み上げるというのも問題ですよね。で、市長さん、どこへ行ったの?」
田中「そのう・・・」
小川「ほら、危機管理上、問題があるんですよ。しかも、いつも嫌っている客がきているというのに・・・」
田中「だからいいんです、私が来ました。じゃあ、あちらからどうぞ、こちらは職員専用なんで、はい」
小川「いや、こちらから出ますよ。入ったほうから出ます。よく、本性が分かったでしょう。市長の」
↑市長室に入るときは秘書室とあるのに、「出て行け」というときはこの扉を指示された。↑
こうして少なくとも1分半、市長室から市長が自ら市民を残して退出してしまいました。岡田市長は、よほど自分の侵した愚行がもたらしたこの事件について触れて欲しくないと見えます。だから、机の上に公文書でも放置してないかどうか、安中市のセキュリティ保護の観点から、確認せざるをえませんでした。
↑主がいなくなった机の上には、連合安中地協からの案内状と祝い金の熨斗袋がおいてあった。みると、今日の17:30-18:30まで「要求と提言に対する回答/意見交換」、18:40-20:00まで「懇親会」とある。今日の午後5時半からのイベントというのはこのことらしい。↑
↑連合の集会参加のための祝金。机の上に放り出したまま岡田市長は部屋を飛び出してしまったが、公金の扱いをこのようにぞんざいに扱ってもよいのか。なお、中身がいくらだったのかはあとで市長交際費をチェックする予定。↑
↑別の来客が待機していた様子で、一時無人だった市長室の在室ランプが実態をようやく表示するに至った。15時37分。
■その後、安中土木事務所を訪れて、高坂哲郎所長と富岡利行次長と面談しました。現地状況を役所の観点から再確認したところ、岡田市長が、本来、開渠とすべき農業用水路にボックスカルバートを埋め込むと言い出し、安中土木事務所の当時の中曽根という担当者に圧力をかけたことは所内でもいまだに語り継がれている有名な話のようです。この中曽根という職員は既にリタイアしていますが、土木事務所の担当者は同氏の名前をよく知っていました。
岡田市長が農業用水路のボックスカルバートの上を埋め立てて、駐車場の一部として使っている場所は、群馬県が管理していると思い、所長や次長に質問したところ「平成17年までにすべて農業用水路は安中市に管理が移っているので群馬県の所管ではない。安中市の土木課に確認するように」という説明でした。
↑安中土木事務所にある資料を見ると斜路は隣接土地のほうに食い込んでいるように見える。↑
そこで、安中市土木課で確認してもらったところ、この県道脇の農業用水路の部分は、県道からの排水が流れ込む可能性があることから、群馬県の所管であることが確認できました。
↑安中市土木課の用水路(青線)位置図。↑
↑安中市土木課の土地台帳の画面。↑
再び、安中土木事務所にとってかえして、その旨所長と次長に説明すると、地図を取り出して再度チェックしてもらったところ、まちがいなく群馬県の所管であることがわかりました。
今でも岡田市長が駐車場の入口及び駐車場として埋め立てた部分は、土木事務所からははっきりとした説明は得られませんでしたが、毎年公共地占用手続を更新して、岡田市長は群馬県に毎年数百円程度支払っているようです。
となると、今回農業用水路について、岡田市長がボックスカルバートの上部においても、石材を配置していることから、なんらかの占用手続申請が岡田市長から安中土木事務所宛に提出されているのかどうか、確認を求めました。ところが、どうやらそのような手続申請は出されていない様子で、所長と次長は、まずは現場を視察する必要がある、というだけに留まりました。その結果を、隣接地権者に連絡することになっていますが、いまだに何の連絡もありません。
■群馬県の職員らによれば、岡田市長は市議や県議時代、県職員に対しては人間あつかいをせず、常に怒鳴り散らしていたという証言がたくさんあります。「なぜ、あのような人物を選んだのか」とよく言われたものですが、岡田市議・県議・市長にしてみれば、「自分は選良なのだから、公僕にしか過ぎない役人どもはただ言われたことをやっていればいいんだ」という認識なのでしょう。
しかし、役人が、そういう「選良」のいうことを聞いて、農業用水路を暗渠にしてしまい、本来共有するはずだった農地への出入口の斜路を、突然設計変更したものだから、ルール無視が日常茶飯事な岡田市長が、勝手なことをする余地を残したことになり、隣接地権者は以来、何度も岡田市長の横柄な行為の被害を被っているわけです。
■この事件は、尖閣諸島問題と非常に共通性があります。
尖閣問題では、11月23日に中国国防省が尖閣諸島上空を含む空域に、戦闘機が警告のため緊急発進する際の基準となる「防空識別圏(ADIZ)」を勝手に設定しました。そして、11月25日には、この措置は尖閣諸島の領土主権を主張するものだと発表しました。
中国は「ウソも百回いえば、ウソではなくなる」というとんでもないことを信じている国です。二枚舌で鳴らす岡田市長も、昔からウソをつき続けてきました。だから、中国政府と同様に、他人の土地でも自分のだ、と言い張っているうちに、自分が正しいと思い込むクセがついたようです。
↑岡田市長が権力を傘に他人の土地に設定した境界線(白い破線)。勝手に土地の境界を決められると錯覚するのもタゴに土地ころがしのノウハウを教わった賜物か。↑
しかし、痩せても枯れても岡田市長は安中市という人口61,798人の自治体のトップなのですから、きちんと社会が決めたルールを守ってもらわなくては困りものです。
他方、ならずもの国家の中国と同じ性格の持ち主なので、ルールを守れといっても馬耳東風なので始末におえません。ここは隣接地権者として、粘り強く、コンプライアンスの重要性を本人に認識させ続けなければならないでしょう。もっとも馬の耳に念仏かもしれませんが。
■この境界線については、実は、岡田市長の選挙事務所のある土地の所有者との間で、境界に関わる構築物を設置する場合には事前に連絡をして立ち会うことになっていました。結果的にそれがホゴにされたことになるわけです。そのため、隣接地権者は次の書面を土地所有者に送付しています。現時点でまだ反応はありません。
**********
平成25年11月22日
安中市野殿■■■番地
岡田 ■ 様
安中市野殿980番地
小川 賢
お 伺 い
貴殿の所有する土地(安中市安中4270-1)と私の所有する土地(安中市安中4286-2)との境界については、どちらかが工作物を設けようとする場合には、かならず一緒に立ち会いを行うことで、平成24年2月に開かれた峯組の春契約の席で、貴殿との間で合意した経緯があることはご承知のとおりです。しかし、誠に遺憾ながらその後現在に至るまでに、その合意を2度に渡り反故にされました。
(1) 最初の反故の発生
このことは、それから4カ月後の平成24年6月2日に知りました。いつのまにか大きな石材が境界線に沿って並べられているのを発見したからです。その際、貴殿の親族と思しき男が私の土地に入っていたので注意しましたが、いうことを聞きませんでした。
この時、貴殿が石材を境界線にそって並べることについて、私は事前に貴殿からなにも連絡を受けておらず、したがって、境界線の位置の確認のための立ち会いもしておりません。このことは誠に遺憾であります。
(2) 二回目の反故の発生
次の反故の発生は、今週の平成25年11月19日に知りました。いつのまにか大きな礎石が私の土地に出入りするための斜路に食い込んで設置されていたからです。
貴殿も御承知の通り、この斜路は、貴殿の父上の佳充様と話し合って設置したものです。1990年代初頭、県道安中富岡線の歩道設置工事で農業用水路の脇に擁壁を設置することになり、当時貴殿の土地の水田(当時は牧草地)と私の土地の水田に出入りするために共有の斜路を造り、県道の歩道と接する斜路の入り口の線の中心点を、貴殿の土地と私の土地の境界線上に設けることで設置することに互いに合意したものです。
ところが擁壁と農業用水路の工事が東側から西側に向けて進み、私の土地に出入りする部分の斜路の建設に着手する段になったと同時に、貴殿の父上から「農地には別のルートから進入することになったので、斜路の共同使用は不要になった」という連絡があったと、工事関係者を通じて話があり、斜路の設置は急遽設計変更となり、農業用水路への転落防止用の柵が斜路の両側に設置されました。今でもそのまま柵は残されています。
そして、そのまま擁壁と農業用水路の工事が貴殿の土地にさしかかった途端、どういうわけか。本来開渠にすべき農業用水路が、突然ボックスカルバート工法による暗渠になりました。このことについて、施工主の群馬県安中土木事務所の担当技師らに訪ねたところ、貴殿の親族から強い圧力を受けたため、しかたなくルールに反して暗渠にせざるを得なかったということが分かり、強く抗議した記憶があります。
平成25年11月19日朝8時50分に現場で斜路を確認したところ、貴殿の土地から私の土地の中に、転落防止用の柵にそって平行に礎石や石材のブロック等が設置されている事がわかりました。あきらかに、私の土地の中に入り込んでいます。
この工事について、私は事前に貴殿から何も連絡を受けておりません。従って、境界線の位置の確認のための立ち会いもしていません。
今回の場合、あきらかに境界線から大きな礎石等が一部私の土地にはみ出しており、これをこのまま放置するわけにはまいりません。早急に礎石等の位置を正常な位置に移動し、私の土地の利用に支障のないようにしてください。
上記(1)と(2)つのことについて、折り返し、貴殿の見解を書面でお聞かせ下さい。
以上
**********
↑岡田市長が平成24年6月にこっそりと切り石のブロック壁を築いた時も、事前に立会いの連絡はなかった。この境界線も正しいかどうか極めて疑問だ。↑
【ひらく会情報部】
【追記:11月27日12:25】さきほど地元からの情報によりますと、本日27日から、岡田市長の牧草小屋前の駐車場周辺の法面に石垣を積み始めているとのことです。問答無用で実力行使に走る様は、中国政府のやり方を彷彿とさせます。
↑岡田市長の駐車場に持ち込まれた資材。また何かしでかす魂胆かと思いきや、案の定。11月19日8:57撮影。↑
おそらく、来年1月初めの恒例の、岡田義弘後援会による新年互礼会で正式に出馬表明をしようと、1台でも多くの駐車スペースが可能になるように、今から整備を始めているものと思われます。
↑大手組あたりからもらったと思しき側溝のふたが並べられている。1月3日の新年互礼会で車を岡田市長の駐車場の端に止める時は、端に寄り過ぎないように気をつけよう。↑
■ところが、今回もいつもの事ながら隣接の地権者に何の事前通告もなく、勝手に工事を始めていたことがわかりました。
隣接の地権者によると11月19日の朝、安中市内に向かおうとして、何気なく県道脇に目をやると、砂利や石板などの資材が境界線付近に置かれているので、立ち寄って見たところ、驚くべきことに境界を越境して、大きなコンクリート製の礎石が既に並べてありました。
↑隣地に食い込んで埋め込まれた大きな礎石。↑
■隣接地権者は、さっそく市役所の秘書課に行き、岡田市長に事情説明を求めようとしましたが、いつものように岡田市長は自家用車で市内の企業めぐりをしているらしく、昼までは戻らないだろうということでした。
そのため、昼過ぎに再度、市役所の秘書課を尋ねると、またもや不在で、今後は午後4時ごろでないと戻ってこないというのです。
↑不在ランプ点灯中。13時10分。↑
市長のスケジュールを秘書課が把握しきれていないのは異常としか思えないため、しつこく聞いたところ、11月19日(火)は午後5時半から市内でイベントがあり、それに参加するので、その前には一旦戻ってくるだろう、とのことでした。
■そこで、一旦市役所を出て、市役所内の関係部署などを訪れて時間調整をした後、たまたま市役所内の2階廊下を移動していると、市長室前にある在・不在表示灯の「在室」にランプが点灯していました。どうやら予定よりも早く市役所に戻ったようです。さっそく秘書室を通じて岡田市長に面談を申し込みました。
秘書課長の前のソファーでアポイントの確認が取れるまで2、3分待たされた後、「すいませんおまたせしました」と言われたので、市長室に入りました。
小川「お邪魔します」
岡田「どうも」
小川「公務で忙しいのにすいませんね」
岡田「どうぞ」
小川「はいはい。ちょっと今、きょう用があって、道を通っていたら、おたくの田圃のところで、ここで石積みをされているんだけど、境界がどこなのか説明して頂きたいんです」
岡田「境界は・・・あのう、入口のコンクリの・・・」
小川「切れ目?」
岡田「切れ目です」
小川「違いますよ」
岡田「どして、どして違うっていうのか」
小川「切れ目の起点は合っているんですけども、起点はあっているんだけどもね。直線になっているわけでしょう。今まで。ところが今、ナックルになっているでしょう」
岡田「うん?」
小川「折れ曲がっているでしょう。大きな四角いコンクリートの礎石を入れましたよね」
岡田「うん」
小川「だから、おかしいんじゃないですか。あれ」
岡田「おかしかないでしょう」
小川「なぜ?確認してくださいよ。そこのところは。もう、あんなでかいものを勝手に埋め込んでね」
岡田「あのう・・・」
小川「あの先は、じゃあ、どうなっているんですか」
岡田「・・・それは、小川さんが、しろというんだら、小川さんが測量して・・・この前も言ったでしょう!」
小川「いやべつに」
岡田「測量して、面積が足りねえんだら、はっきりしていただきたい」
小川「いずれにしても、ああいう構築物をつくる時は少し引き下がってくださいよ」
岡田「そんなこたあない」
小川「私も別にのっとるつもりはないですよ」
岡田「これが入口だら、おお・・ここが、一杯に、境一杯にコンクリが打ってあるわけですから」
小川「かってにあの、埋め立てたのは岡田さんのほうだからね」
岡田「そういうね、10年も13年もまえのことを・・・」
小川「20年も、30年もね、歴然とそこにあるんだから」
岡田「だから、そうでしたら、出るところに出でやってください」
小川「別に出るところには出ません。ずっと嫌でもなんでも、お隣り同士なんですから」
岡田「いやいやいやいや」
小川「お隣り同士なんですからね」
岡田「ま、そういうことでしたら、お話合いする意思はございません!」
小川「だから、勝手に自分の意思の都合で、あそこのコンクリの境が、ずっとあの延長線上が自分のものだと、こういうことですね」
岡田「そういうことです」
小川「ほう」
岡田「おっしゃるとおりです。おっしゃるとおりです」
小川「いずれにしても、私は、あそこが起点のところから直線に結んであるところが境だとおもっていますから」
岡田「小川さん、小川さん、こうやって入口を、誰がつくったんですか」
小川「あなたがつくったんです」
岡田「なーにを、言ってんですか」
小川「あなたのおじさん(実際には義兄か)の佳充さんから、どういうふうに入口をつくろかということでご相談を受けたんです」
岡田「そーんなことはないですよ。小川さんは一緒の入口を作ろうと、こういう提案をしたじゃないですか」
小川「違います。それは群馬県です」
岡田「なーにを。お帰りください。お帰りください。そういう・・・」
小川「いずれにしても、私はね、まったく認めませんから。そういうことを認めませんから」
岡田「そういう・・・」
小川「あなたが勝手に自分の思うとおりやっただけだから。あれはまったく根拠もないね」
岡田「あの・・・小川さん、出るところに出てやってください」
小川「別にでませんよ。出ませんよ」
岡田「どうぞ、やってください」
小川「あの、岡田さんみたいにね、自分勝手にやるとは違います」
岡田「自分でやったんではないですか」
小川「私が何かやる時はかならず事前にお話をしますよ」
岡田「自分で入口をつくったじゃないですか」
小川「自分じゃなくて、あなたが自分でね、役所を動かしてボックスカルバートを埋めたじゃないですか」
岡田「そんなこたあない。そんなこたあない」
小川「で、一緒にやる時は、これは行政のほうから、群馬県が、佳充さんと一緒だったらどうせ一緒で使うのだからと・・・だからあの境は、私は何も決めていませんよ」
岡田「一緒にやりませんかといったら、自分で断っておいて、何を言ってんですか!カルバート一緒に入れましょうって」
小川「いや、言われない。群馬県の関係者がね(当時岡田市議に怒鳴り込まれて、どうしようもなく圧力に屈した)・・・」
岡田「そーんなあれですよ、蒸し返すような・・・」
小川「いや、蒸し返しじゃない、確認を求めただけ」
この時点で市長との会話は5分ほど続いていましたが、するとこの瞬間、突然、岡田市長が市長室の外に飛び出し、ドアがバタンと閉められてしまいました。隣接地権者は市長室の中にひとり取り残された格好になり、しばし呆気にとられてしまいました。
↑主が去った後の市長室。15時34分。↑
約1分半、隣接地権者はシーンとしてしまった市長室に取り残されていました。
すると、田中毅・秘書課長がドアを開けて市長室に入ってきました。
田中「失礼します。市長は今日はもうお会いしないそうですから」
小川「だからそれが困るんですよ、一方的に打ち切られちゃって」
田中「なんか、帰ってくれと・・・」
小川「田中さんね」
田中「はい」
小川「なんかね。(市長の)逆鱗に触ったようなんだけどさ。だけど隣の家に勝手に、一言も断りなく勝手にでかい石を積み上げるというのも問題ですよね。で、市長さん、どこへ行ったの?」
田中「そのう・・・」
小川「ほら、危機管理上、問題があるんですよ。しかも、いつも嫌っている客がきているというのに・・・」
田中「だからいいんです、私が来ました。じゃあ、あちらからどうぞ、こちらは職員専用なんで、はい」
小川「いや、こちらから出ますよ。入ったほうから出ます。よく、本性が分かったでしょう。市長の」
↑市長室に入るときは秘書室とあるのに、「出て行け」というときはこの扉を指示された。↑
こうして少なくとも1分半、市長室から市長が自ら市民を残して退出してしまいました。岡田市長は、よほど自分の侵した愚行がもたらしたこの事件について触れて欲しくないと見えます。だから、机の上に公文書でも放置してないかどうか、安中市のセキュリティ保護の観点から、確認せざるをえませんでした。
↑主がいなくなった机の上には、連合安中地協からの案内状と祝い金の熨斗袋がおいてあった。みると、今日の17:30-18:30まで「要求と提言に対する回答/意見交換」、18:40-20:00まで「懇親会」とある。今日の午後5時半からのイベントというのはこのことらしい。↑
↑連合の集会参加のための祝金。机の上に放り出したまま岡田市長は部屋を飛び出してしまったが、公金の扱いをこのようにぞんざいに扱ってもよいのか。なお、中身がいくらだったのかはあとで市長交際費をチェックする予定。↑
↑別の来客が待機していた様子で、一時無人だった市長室の在室ランプが実態をようやく表示するに至った。15時37分。
■その後、安中土木事務所を訪れて、高坂哲郎所長と富岡利行次長と面談しました。現地状況を役所の観点から再確認したところ、岡田市長が、本来、開渠とすべき農業用水路にボックスカルバートを埋め込むと言い出し、安中土木事務所の当時の中曽根という担当者に圧力をかけたことは所内でもいまだに語り継がれている有名な話のようです。この中曽根という職員は既にリタイアしていますが、土木事務所の担当者は同氏の名前をよく知っていました。
岡田市長が農業用水路のボックスカルバートの上を埋め立てて、駐車場の一部として使っている場所は、群馬県が管理していると思い、所長や次長に質問したところ「平成17年までにすべて農業用水路は安中市に管理が移っているので群馬県の所管ではない。安中市の土木課に確認するように」という説明でした。
↑安中土木事務所にある資料を見ると斜路は隣接土地のほうに食い込んでいるように見える。↑
そこで、安中市土木課で確認してもらったところ、この県道脇の農業用水路の部分は、県道からの排水が流れ込む可能性があることから、群馬県の所管であることが確認できました。
↑安中市土木課の用水路(青線)位置図。↑
↑安中市土木課の土地台帳の画面。↑
再び、安中土木事務所にとってかえして、その旨所長と次長に説明すると、地図を取り出して再度チェックしてもらったところ、まちがいなく群馬県の所管であることがわかりました。
今でも岡田市長が駐車場の入口及び駐車場として埋め立てた部分は、土木事務所からははっきりとした説明は得られませんでしたが、毎年公共地占用手続を更新して、岡田市長は群馬県に毎年数百円程度支払っているようです。
となると、今回農業用水路について、岡田市長がボックスカルバートの上部においても、石材を配置していることから、なんらかの占用手続申請が岡田市長から安中土木事務所宛に提出されているのかどうか、確認を求めました。ところが、どうやらそのような手続申請は出されていない様子で、所長と次長は、まずは現場を視察する必要がある、というだけに留まりました。その結果を、隣接地権者に連絡することになっていますが、いまだに何の連絡もありません。
■群馬県の職員らによれば、岡田市長は市議や県議時代、県職員に対しては人間あつかいをせず、常に怒鳴り散らしていたという証言がたくさんあります。「なぜ、あのような人物を選んだのか」とよく言われたものですが、岡田市議・県議・市長にしてみれば、「自分は選良なのだから、公僕にしか過ぎない役人どもはただ言われたことをやっていればいいんだ」という認識なのでしょう。
しかし、役人が、そういう「選良」のいうことを聞いて、農業用水路を暗渠にしてしまい、本来共有するはずだった農地への出入口の斜路を、突然設計変更したものだから、ルール無視が日常茶飯事な岡田市長が、勝手なことをする余地を残したことになり、隣接地権者は以来、何度も岡田市長の横柄な行為の被害を被っているわけです。
■この事件は、尖閣諸島問題と非常に共通性があります。
尖閣問題では、11月23日に中国国防省が尖閣諸島上空を含む空域に、戦闘機が警告のため緊急発進する際の基準となる「防空識別圏(ADIZ)」を勝手に設定しました。そして、11月25日には、この措置は尖閣諸島の領土主権を主張するものだと発表しました。
中国は「ウソも百回いえば、ウソではなくなる」というとんでもないことを信じている国です。二枚舌で鳴らす岡田市長も、昔からウソをつき続けてきました。だから、中国政府と同様に、他人の土地でも自分のだ、と言い張っているうちに、自分が正しいと思い込むクセがついたようです。
↑岡田市長が権力を傘に他人の土地に設定した境界線(白い破線)。勝手に土地の境界を決められると錯覚するのもタゴに土地ころがしのノウハウを教わった賜物か。↑
しかし、痩せても枯れても岡田市長は安中市という人口61,798人の自治体のトップなのですから、きちんと社会が決めたルールを守ってもらわなくては困りものです。
他方、ならずもの国家の中国と同じ性格の持ち主なので、ルールを守れといっても馬耳東風なので始末におえません。ここは隣接地権者として、粘り強く、コンプライアンスの重要性を本人に認識させ続けなければならないでしょう。もっとも馬の耳に念仏かもしれませんが。
■この境界線については、実は、岡田市長の選挙事務所のある土地の所有者との間で、境界に関わる構築物を設置する場合には事前に連絡をして立ち会うことになっていました。結果的にそれがホゴにされたことになるわけです。そのため、隣接地権者は次の書面を土地所有者に送付しています。現時点でまだ反応はありません。
**********
平成25年11月22日
安中市野殿■■■番地
岡田 ■ 様
安中市野殿980番地
小川 賢
お 伺 い
貴殿の所有する土地(安中市安中4270-1)と私の所有する土地(安中市安中4286-2)との境界については、どちらかが工作物を設けようとする場合には、かならず一緒に立ち会いを行うことで、平成24年2月に開かれた峯組の春契約の席で、貴殿との間で合意した経緯があることはご承知のとおりです。しかし、誠に遺憾ながらその後現在に至るまでに、その合意を2度に渡り反故にされました。
(1) 最初の反故の発生
このことは、それから4カ月後の平成24年6月2日に知りました。いつのまにか大きな石材が境界線に沿って並べられているのを発見したからです。その際、貴殿の親族と思しき男が私の土地に入っていたので注意しましたが、いうことを聞きませんでした。
この時、貴殿が石材を境界線にそって並べることについて、私は事前に貴殿からなにも連絡を受けておらず、したがって、境界線の位置の確認のための立ち会いもしておりません。このことは誠に遺憾であります。
(2) 二回目の反故の発生
次の反故の発生は、今週の平成25年11月19日に知りました。いつのまにか大きな礎石が私の土地に出入りするための斜路に食い込んで設置されていたからです。
貴殿も御承知の通り、この斜路は、貴殿の父上の佳充様と話し合って設置したものです。1990年代初頭、県道安中富岡線の歩道設置工事で農業用水路の脇に擁壁を設置することになり、当時貴殿の土地の水田(当時は牧草地)と私の土地の水田に出入りするために共有の斜路を造り、県道の歩道と接する斜路の入り口の線の中心点を、貴殿の土地と私の土地の境界線上に設けることで設置することに互いに合意したものです。
ところが擁壁と農業用水路の工事が東側から西側に向けて進み、私の土地に出入りする部分の斜路の建設に着手する段になったと同時に、貴殿の父上から「農地には別のルートから進入することになったので、斜路の共同使用は不要になった」という連絡があったと、工事関係者を通じて話があり、斜路の設置は急遽設計変更となり、農業用水路への転落防止用の柵が斜路の両側に設置されました。今でもそのまま柵は残されています。
そして、そのまま擁壁と農業用水路の工事が貴殿の土地にさしかかった途端、どういうわけか。本来開渠にすべき農業用水路が、突然ボックスカルバート工法による暗渠になりました。このことについて、施工主の群馬県安中土木事務所の担当技師らに訪ねたところ、貴殿の親族から強い圧力を受けたため、しかたなくルールに反して暗渠にせざるを得なかったということが分かり、強く抗議した記憶があります。
平成25年11月19日朝8時50分に現場で斜路を確認したところ、貴殿の土地から私の土地の中に、転落防止用の柵にそって平行に礎石や石材のブロック等が設置されている事がわかりました。あきらかに、私の土地の中に入り込んでいます。
この工事について、私は事前に貴殿から何も連絡を受けておりません。従って、境界線の位置の確認のための立ち会いもしていません。
今回の場合、あきらかに境界線から大きな礎石等が一部私の土地にはみ出しており、これをこのまま放置するわけにはまいりません。早急に礎石等の位置を正常な位置に移動し、私の土地の利用に支障のないようにしてください。
上記(1)と(2)つのことについて、折り返し、貴殿の見解を書面でお聞かせ下さい。
以上
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↑岡田市長が平成24年6月にこっそりと切り石のブロック壁を築いた時も、事前に立会いの連絡はなかった。この境界線も正しいかどうか極めて疑問だ。↑
【ひらく会情報部】