■当会が再三指摘していた事実を、国交省がようやく認めました。本日の群馬版に次の記事が掲載されたのです。
**********2016年12月6日毎日新聞 群馬 PDF ⇒ hj.pdf
不純物は鉄鋼スラグ
前橋の工事現場 砕石に混入か
前橋市日輪寺町の国道17号上武道路の工事現場で不純物が見つかった問題で、国土交通省は5日、不純物は鉄鋼スラグと判明したと発表した。このスラグは、大同特殊鋼渋川工場から排出されたスラグを巡る廃棄物処理法違反事件で県警に書類送検された佐藤建設工業(渋川市)が搬入した砕石に混ざっていた可能性が高く、国は今後、上武道路の関連工事に同社の搬入資材を一切使わないよう、元請け業者に指導した。
国交省高崎河川国道事務所によると、分析の結果、不純物の塊11個がスラグと判明し、土壌からは環境基準を下回るフッ素が検出された。
県は2014年に佐藤建設工業に立ち入り検査を行い、スラグの適正な処分を要請したが、今回の問題を受け、改めて同社の資材置き場などを調べたところ、スラグが新たに見つかったという。
上武道路は今年度内の全線開通に向け、前橋市上細井町-田口町(3・5キロ)間で工事が進んでいた。スラグが混入した3カ所の工事は中止していたが、5日に2カ月ぶりに再開した。【尾崎修二】
**********
■スラグ混入報道を受けて、まず奇異に感じるのが、大同特殊鋼および佐藤建設工業が何の反応も示さない事です。ちょっと彼らのHPを確認してみましょう。
〇大同特殊鋼のホームページ↓↓
http://www.daido.co.jp/
〇ブラック佐藤建設工業のホームページ↓↓
http://satokensetsukougyou.co.jp/
■両者ともに、当会の拙いブログなどに比べ、大変立派な優良企業ぶりを大々的にアピールする模範的なホームページを運営していますが、なぜかそのどちらも今回の報道について何も触れていません。
大同特殊鋼由来の有害スラグの不法投棄事件では、大同特殊鋼は、有害スラグの処分・運搬をブラック佐藤建設工業に実行させた共同正犯?とも思しき存在です。「またしても有害スラグが不法投棄された」という事実を扱った今回の報道についても、なんらかのコメントを発表すべきではないでしょうか?
大同特殊鋼の過去の謝罪の言葉を振り返って見ると、常套文句としてしらじらしくも
「各方面の皆様に多大なご心配やご迷惑をお掛けしておりますことに心よりお詫び申し上げます。」とか
「群馬県および各自治体と協議の上、誠意を持って対応する所存でございます。」
などと、上辺だけ取り繕うだけの、空虚で不誠実な言葉を並べたてるのみです。
他の優良企業であれば、不良製品の自主回収に乗り出していることでしょう。大同特殊鋼の場合は、自主回収どころか、群馬県榛東村の民家の基礎に大同スラグが使われていた問題で、あろうことか、争う姿勢を見せているやに聞いており、世界最大級の特殊鋼専業メーカーと称される企業の表と裏の顔は180度違うのです。
↑渋川市立古巻小学校など4校で、日本の将来を担う子供たちが集う安全が優先されるべき公共施設で有害スラグが使用されていました。↑
↑有害スラグと他のがれきが混ざった状態で試験をして、環境基準値を下回ったからといって、有害スラグ自体のフッ素毒が消えたわけではありません。大同特殊鋼は常温で固体同士は混じり合わないことなど百も承知でしょう。せめて小学校ぐらいは自主的に撤去しておくべきだったのではないでしょうか?大変お粗末であり、のちに影響を及ぼす対策であったと言わざるを得ません。↑
また、“渋川市内の小学校にスラグが使われていた問題で、“アスファルトで蓋”をするという安価な対策を地方自治体と協議し大同特殊鋼は費用負担を行ったようですが、優良企業を自負するならせめて小学校ぐらい自主的にスラグを撤去回収すべきであったのではないでしょうか?地域住民に対する社会的責任をかけらも感じません。大同特殊鋼ほどの大企業なら、いくらも負担にならない事でしょうから、せめて自主的に小学校のスラグぐらい優先して撤去すべきであったでしょう。
■天然石であるべき盛り土に、またしてもスラグを混ぜってしまった佐藤と、うわべだけ謝罪の言葉を並び立てる大同。このブラックな2社には、違法行為に手を染めたという反省の色もなく、もはや情状酌量の余地など微塵もありません。
たとえ検察が不起訴の判断をくだしたとしても、当会は最後の最後まで“きれいな群馬ちゃん”を守るため戦って戦いぬくことをここに改めて宣言いたします。スラグを広く不法投棄したブラック大同・佐藤は絶対に許しません!
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
**********2016年12月6日毎日新聞 群馬 PDF ⇒ hj.pdf
不純物は鉄鋼スラグ
前橋の工事現場 砕石に混入か
前橋市日輪寺町の国道17号上武道路の工事現場で不純物が見つかった問題で、国土交通省は5日、不純物は鉄鋼スラグと判明したと発表した。このスラグは、大同特殊鋼渋川工場から排出されたスラグを巡る廃棄物処理法違反事件で県警に書類送検された佐藤建設工業(渋川市)が搬入した砕石に混ざっていた可能性が高く、国は今後、上武道路の関連工事に同社の搬入資材を一切使わないよう、元請け業者に指導した。
国交省高崎河川国道事務所によると、分析の結果、不純物の塊11個がスラグと判明し、土壌からは環境基準を下回るフッ素が検出された。
県は2014年に佐藤建設工業に立ち入り検査を行い、スラグの適正な処分を要請したが、今回の問題を受け、改めて同社の資材置き場などを調べたところ、スラグが新たに見つかったという。
上武道路は今年度内の全線開通に向け、前橋市上細井町-田口町(3・5キロ)間で工事が進んでいた。スラグが混入した3カ所の工事は中止していたが、5日に2カ月ぶりに再開した。【尾崎修二】
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■スラグ混入報道を受けて、まず奇異に感じるのが、大同特殊鋼および佐藤建設工業が何の反応も示さない事です。ちょっと彼らのHPを確認してみましょう。
〇大同特殊鋼のホームページ↓↓
http://www.daido.co.jp/
〇ブラック佐藤建設工業のホームページ↓↓
http://satokensetsukougyou.co.jp/
■両者ともに、当会の拙いブログなどに比べ、大変立派な優良企業ぶりを大々的にアピールする模範的なホームページを運営していますが、なぜかそのどちらも今回の報道について何も触れていません。
大同特殊鋼由来の有害スラグの不法投棄事件では、大同特殊鋼は、有害スラグの処分・運搬をブラック佐藤建設工業に実行させた共同正犯?とも思しき存在です。「またしても有害スラグが不法投棄された」という事実を扱った今回の報道についても、なんらかのコメントを発表すべきではないでしょうか?
大同特殊鋼の過去の謝罪の言葉を振り返って見ると、常套文句としてしらじらしくも
「各方面の皆様に多大なご心配やご迷惑をお掛けしておりますことに心よりお詫び申し上げます。」とか
「群馬県および各自治体と協議の上、誠意を持って対応する所存でございます。」
などと、上辺だけ取り繕うだけの、空虚で不誠実な言葉を並べたてるのみです。
他の優良企業であれば、不良製品の自主回収に乗り出していることでしょう。大同特殊鋼の場合は、自主回収どころか、群馬県榛東村の民家の基礎に大同スラグが使われていた問題で、あろうことか、争う姿勢を見せているやに聞いており、世界最大級の特殊鋼専業メーカーと称される企業の表と裏の顔は180度違うのです。
↑渋川市立古巻小学校など4校で、日本の将来を担う子供たちが集う安全が優先されるべき公共施設で有害スラグが使用されていました。↑
↑有害スラグと他のがれきが混ざった状態で試験をして、環境基準値を下回ったからといって、有害スラグ自体のフッ素毒が消えたわけではありません。大同特殊鋼は常温で固体同士は混じり合わないことなど百も承知でしょう。せめて小学校ぐらいは自主的に撤去しておくべきだったのではないでしょうか?大変お粗末であり、のちに影響を及ぼす対策であったと言わざるを得ません。↑
また、“渋川市内の小学校にスラグが使われていた問題で、“アスファルトで蓋”をするという安価な対策を地方自治体と協議し大同特殊鋼は費用負担を行ったようですが、優良企業を自負するならせめて小学校ぐらい自主的にスラグを撤去回収すべきであったのではないでしょうか?地域住民に対する社会的責任をかけらも感じません。大同特殊鋼ほどの大企業なら、いくらも負担にならない事でしょうから、せめて自主的に小学校のスラグぐらい優先して撤去すべきであったでしょう。
■天然石であるべき盛り土に、またしてもスラグを混ぜってしまった佐藤と、うわべだけ謝罪の言葉を並び立てる大同。このブラックな2社には、違法行為に手を染めたという反省の色もなく、もはや情状酌量の余地など微塵もありません。
たとえ検察が不起訴の判断をくだしたとしても、当会は最後の最後まで“きれいな群馬ちゃん”を守るため戦って戦いぬくことをここに改めて宣言いたします。スラグを広く不法投棄したブラック大同・佐藤は絶対に許しません!
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】