■国土交通省が工事を進める前橋市日輪寺町の上武道路の盛り土工事に鉄鋼スラグが不法投棄されていた事件で、ストップしていた工事が意味不明な理由で再開した問題に関連して、新たなスラグ報道がありましたのでお伝えします。
**********2016年12月8日毎日新聞群馬版 PDF ⇒2016n12082.pdf
砕石場でスラグ混入か
渋川の業者、県に報告せず
前橋市日輪寺町の国道17号上武道路の工事現場で鉄鋼スラグが見つかった問題で、県は7日、このスラグは、渋川市の佐藤建設工業が自社の採石場(渋川市村上)から天然砕石を搬入する際、場内の道路に敷かれていたスラグが混入したとみられると発表した。
また、県の調査で、採石場のほか、同社の資材置き場(渋川市小野子)や本社駐車場(同)でもスラグが新たに確認されたという。県は2014年の立ち入り検査以降、保管するスラグを適正に処分するよう要請していたが、守られていなかった。採石場内の道路では10年ごろ、敷かれたとみられるが、会社側は県に報告していなかった。
県は、佐藤建設工業に対し、スラグを含む土砂や砕石304立方メートルを撤去させ、適正な処分と混入現場周辺での砕石採掘禁止を求めた。上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては県は「会社側には聞いていない」という。
佐藤建設工業は大同特殊鋼渋川工場から排出されたスラグを巡る廃棄物処理法違反事件で県警に書類送検されている。【尾崎修二】
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■この報道を読んで真っ先に驚くのは、次の箇所です。
『上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては、県は「会社側には聞いていない」という。』
善良な一般市民なら次のように思うでしょう。
群馬県廃棄物リサイクル課の幹部の皆さま!
なんで 聞かないんだ!
いい加減にしろよ!
ちゃんと聞きなさい!
■怒りを抑えて、今回もポイントを整理してみましょう。
ポイント①上武道路に不法投棄されたスラグはやはりブラック佐藤建設工業の悪行だったこと
ポイント②群馬県が調査をして、採石場・資材置き場・本社駐車場の3カ所からスラグが見つかったこと
ポイント③3カ所のスラグの内、なぜか採石場内のスラグのみが上武道路に投棄されたとの報告であること
ポイント④群馬県は、やっと「混入現場周辺」のみの砕石採掘禁止を求めたこと
ポイント⑤誰がどう見たって“上武道路の工事現場での混入が意図的だろう?”であること
上記の5つのポイントの考察は次回に別途、検証してまいります。
■天然石であるべき盛り土に、またしてもスラグを混ぜってしまった佐藤と、うわべだけ謝罪の言葉を並び立てる大同。このブラックな2社には、違法行為に手を染めたという反省の色もなく、もはや情状酌量の余地など微塵もありません。そしてなぜか2社を庇う行政サイドの存在がこの問題を解決から遠ざけています。
たとえ検察が不起訴の判断をくだしたとしても、検察審査会に訴え、強制捜査に持ち込むなど、当会は最後の最後まで“きれいな群馬ちゃん”を守るため戦って戦いぬくことをここに改めて宣言いたします。
スラグを広く不法投棄したブラック大同・佐藤は絶対に許しません!
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
**********2016年12月8日毎日新聞群馬版 PDF ⇒2016n12082.pdf
砕石場でスラグ混入か
渋川の業者、県に報告せず
前橋市日輪寺町の国道17号上武道路の工事現場で鉄鋼スラグが見つかった問題で、県は7日、このスラグは、渋川市の佐藤建設工業が自社の採石場(渋川市村上)から天然砕石を搬入する際、場内の道路に敷かれていたスラグが混入したとみられると発表した。
また、県の調査で、採石場のほか、同社の資材置き場(渋川市小野子)や本社駐車場(同)でもスラグが新たに確認されたという。県は2014年の立ち入り検査以降、保管するスラグを適正に処分するよう要請していたが、守られていなかった。採石場内の道路では10年ごろ、敷かれたとみられるが、会社側は県に報告していなかった。
県は、佐藤建設工業に対し、スラグを含む土砂や砕石304立方メートルを撤去させ、適正な処分と混入現場周辺での砕石採掘禁止を求めた。上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては県は「会社側には聞いていない」という。
佐藤建設工業は大同特殊鋼渋川工場から排出されたスラグを巡る廃棄物処理法違反事件で県警に書類送検されている。【尾崎修二】
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■この報道を読んで真っ先に驚くのは、次の箇所です。
『上武道路の工事現場での混入が意図的だったかどうかについては、県は「会社側には聞いていない」という。』
善良な一般市民なら次のように思うでしょう。
群馬県廃棄物リサイクル課の幹部の皆さま!
なんで 聞かないんだ!
いい加減にしろよ!
ちゃんと聞きなさい!
■怒りを抑えて、今回もポイントを整理してみましょう。
ポイント①上武道路に不法投棄されたスラグはやはりブラック佐藤建設工業の悪行だったこと
ポイント②群馬県が調査をして、採石場・資材置き場・本社駐車場の3カ所からスラグが見つかったこと
ポイント③3カ所のスラグの内、なぜか採石場内のスラグのみが上武道路に投棄されたとの報告であること
ポイント④群馬県は、やっと「混入現場周辺」のみの砕石採掘禁止を求めたこと
ポイント⑤誰がどう見たって“上武道路の工事現場での混入が意図的だろう?”であること
上記の5つのポイントの考察は次回に別途、検証してまいります。
■天然石であるべき盛り土に、またしてもスラグを混ぜってしまった佐藤と、うわべだけ謝罪の言葉を並び立てる大同。このブラックな2社には、違法行為に手を染めたという反省の色もなく、もはや情状酌量の余地など微塵もありません。そしてなぜか2社を庇う行政サイドの存在がこの問題を解決から遠ざけています。
たとえ検察が不起訴の判断をくだしたとしても、検察審査会に訴え、強制捜査に持ち込むなど、当会は最後の最後まで“きれいな群馬ちゃん”を守るため戦って戦いぬくことをここに改めて宣言いたします。
スラグを広く不法投棄したブラック大同・佐藤は絶対に許しません!
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】