■有害スラグは有害物質が含まれているだけでなく、水と反応すると膨張する性質があります。その膨張の力はすさまじく、コンクリートなどたやすく破壊してしまいます。そんな危険なスラグが住宅の基礎に使われ、家が傾いた事件で裁判が始まるとする報道がありました。
↑上武鳥取信号近くで歩道脇のコンクリートがスラグの膨張と思われる現象で破壊されてしまった様子。ものすごい膨張の力だ!↑
**********2018年3月1日朝日新聞デジタル
盛り土に大同特殊鋼のスラグ使い住宅傾いたと主張
大同特殊鋼の鉄鋼スラグを宅地の盛り土に使った結果、スラグが膨張するなどして住宅が傾き、平穏な生活ができなくなったとして、榛東村の男性が、同社にスラグの撤去と約1億2千万円の損害賠償を求める訴訟の第1回口頭弁論が28日、前橋地裁であった。同社側は答弁書で「使われたスラグが大同のものである証明がされていない」などと請求の棄却を求めた。
訴状などによると、男性の父は1980〜81年ごろ、経営する建設会社の作業所や住宅を建てるための敷地約1600平方メートルの傾斜を直す際、同社に勤める知人の男性から「硬くて締まりのよい埋め土に最適なものが無償で受けられる」と勧められた。男性の父は、スラグ約4400立方メートルを使って住宅を建てたが、約10年後にはスラグが膨張して基礎が割れ、柱や床が傾くなどした。膨張する危険性があり、有害物質の六価クロムが含まれることから「宅地造成の埋め土として提供すべきでなかったのにそれを怠った」と主張している。
**********
**********2018年2月28日毎日新聞 地方版
提訴 スラグ撤去、賠償求め 榛東の会社社長ら きょう初の弁論 /群馬
宅地の盛り土に使われたスラグが雨水などで膨張し、家が傾く被害が出たなどとして、榛東村の建設会社社長の男性(59)らが大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)を相手取り、スラグの撤去と総額約3億円の損害賠償を求め、昨年11月9日付で前橋地裁に提訴した。28日に第1回弁論が開かれる。
訴状などによると、被害が出たのは男性の父親が約30年前に建てた木造2階建て住宅。父親の友人で当時、大同特殊鋼の渋川工場に勤めていた男性からの紹介で、敷地をならす盛り土材としてスラグを譲り受けて使用した。
**********
■この住宅の様子はこちらのブログをご覧ください↓↓
〇2015年10月26日:大同スラグ問題を斬る!…民間工事向けで新たな火種(1)「榛東村の宅地造成地盤に大量の生スラグ」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1771.html#readmore
■新聞報道によると、大同特殊鋼は「使われたスラグが大同のものである証明がされていない」として争う姿勢を示しています。大同特殊鋼のスラグは、六価クロムやフッ素などの有害物質が特徴的に含まれています。
調べれば分かることであるのに、なんと「自分達が排出したスラグかどうか?わからない」とシラを切る、中々のブラックぶりを発揮しています。
■八ツ場ダム関連工事においてスラグが発見され、六価クロムやフッ素が検出され、撤去作業が行われました。
八ッ場あしたの会様のホームページにその様子が報告されています。↓↓
https://yamba-net.org/14611/
動画も紹介されています。↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=z1_zr4_xCYI
この他、大手食品メーカーの工場駐車場や大同特殊鋼周辺の従業員駐車場など、大同特殊鋼により撤去作業が行われた現場は数多くあります。
■大同特殊鋼というブラック企業は、相手が役所や大手民間工場など力のある相手には、スラグの違法性を認め撤去に応じ、相手が一個人とみるや侮り、「使われたスラグが大同のものである証明がされていない」とシラを切って見せるようです。
ナメルにもほどがある!と思われてなりません。
大同特殊鋼という会社はこういう会社なのです。
県内には大同とそっくりな会社があります。このあとご紹介します。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
↑上武鳥取信号近くで歩道脇のコンクリートがスラグの膨張と思われる現象で破壊されてしまった様子。ものすごい膨張の力だ!↑
**********2018年3月1日朝日新聞デジタル
盛り土に大同特殊鋼のスラグ使い住宅傾いたと主張
大同特殊鋼の鉄鋼スラグを宅地の盛り土に使った結果、スラグが膨張するなどして住宅が傾き、平穏な生活ができなくなったとして、榛東村の男性が、同社にスラグの撤去と約1億2千万円の損害賠償を求める訴訟の第1回口頭弁論が28日、前橋地裁であった。同社側は答弁書で「使われたスラグが大同のものである証明がされていない」などと請求の棄却を求めた。
訴状などによると、男性の父は1980〜81年ごろ、経営する建設会社の作業所や住宅を建てるための敷地約1600平方メートルの傾斜を直す際、同社に勤める知人の男性から「硬くて締まりのよい埋め土に最適なものが無償で受けられる」と勧められた。男性の父は、スラグ約4400立方メートルを使って住宅を建てたが、約10年後にはスラグが膨張して基礎が割れ、柱や床が傾くなどした。膨張する危険性があり、有害物質の六価クロムが含まれることから「宅地造成の埋め土として提供すべきでなかったのにそれを怠った」と主張している。
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**********2018年2月28日毎日新聞 地方版
提訴 スラグ撤去、賠償求め 榛東の会社社長ら きょう初の弁論 /群馬
宅地の盛り土に使われたスラグが雨水などで膨張し、家が傾く被害が出たなどとして、榛東村の建設会社社長の男性(59)らが大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)を相手取り、スラグの撤去と総額約3億円の損害賠償を求め、昨年11月9日付で前橋地裁に提訴した。28日に第1回弁論が開かれる。
訴状などによると、被害が出たのは男性の父親が約30年前に建てた木造2階建て住宅。父親の友人で当時、大同特殊鋼の渋川工場に勤めていた男性からの紹介で、敷地をならす盛り土材としてスラグを譲り受けて使用した。
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■この住宅の様子はこちらのブログをご覧ください↓↓
〇2015年10月26日:大同スラグ問題を斬る!…民間工事向けで新たな火種(1)「榛東村の宅地造成地盤に大量の生スラグ」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1771.html#readmore
■新聞報道によると、大同特殊鋼は「使われたスラグが大同のものである証明がされていない」として争う姿勢を示しています。大同特殊鋼のスラグは、六価クロムやフッ素などの有害物質が特徴的に含まれています。
調べれば分かることであるのに、なんと「自分達が排出したスラグかどうか?わからない」とシラを切る、中々のブラックぶりを発揮しています。
■八ツ場ダム関連工事においてスラグが発見され、六価クロムやフッ素が検出され、撤去作業が行われました。
八ッ場あしたの会様のホームページにその様子が報告されています。↓↓
https://yamba-net.org/14611/
動画も紹介されています。↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=z1_zr4_xCYI
この他、大手食品メーカーの工場駐車場や大同特殊鋼周辺の従業員駐車場など、大同特殊鋼により撤去作業が行われた現場は数多くあります。
■大同特殊鋼というブラック企業は、相手が役所や大手民間工場など力のある相手には、スラグの違法性を認め撤去に応じ、相手が一個人とみるや侮り、「使われたスラグが大同のものである証明がされていない」とシラを切って見せるようです。
ナメルにもほどがある!と思われてなりません。
大同特殊鋼という会社はこういう会社なのです。
県内には大同とそっくりな会社があります。このあとご紹介します。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】