日々

穏やかな日々を

子の文集

2009年05月14日 06時45分30秒 | 思い出
足で壁を蹴った
コブシで戸をたたいた
スプレーでシャッターに落書きをした

なぜ?

分からない
そんな子の姿も
思い出されて

文集を作るのは止めた
公開される文章は書けないから
何も書くことがなかったし、書くのもいやだった

子どもの文集を読みながら
子たちのこころを思う
教師のこころを思う

哲学的だったり
たわいのないお菓子のことだったり
子たちの文は幼くて大人


限られた字数の
限られた場所に
少々の文で
気持ちを書くのは至難のこと
それもあってか
文集は作られなくなってしまった

文は写真に替わり
絵に替わった

こころは不確実な存在になって
母たちの胸に届いた

子の部屋の机の引き出し
それでもあの頃の楽しさの塊

文集が母を癒す

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