さむいで~~~す
さて
インフルは?
<新型インフル>接種日程前倒し…小学高学年は12月下旬
11月17日20時32分配信 毎日新聞
厚生労働省は17日、新型インフルエンザワクチンの接種回数見直しに伴い、標準的な接種スケジュールを変更し都道府県に通知した。0歳児の保護者らと小学校高学年の接種開始は12月下旬、中学生は1月前半となり、半月~1カ月前倒しされた。当面2回接種としている中高生への接種が1回に見直されれば高校生も前倒しの可能性がある。
また、輸入ワクチンを使う予定だった高校生全員と高齢者の一部にも国産を使うことになった。
スケジュールを見直したのは、18歳以上が1回接種となり、妊婦や基礎疾患のある大人の2回目分を他に回せるようになったため。変更を受け、都道府県がそれぞれ、新たな接種開始時期を定める。
変更に伴い、国産ワクチンは従来より約1350万人多い、約4300万人に使える。高校生全員に加え、健康な65歳以上2100万人のうち1000万人が国産となる。ただし、65歳以上の人は国産の配分を待つと接種開始が2月後半になるが、輸入ワクチンなら1月前半から可能になる。
余った輸入ワクチンは、優先接種対象外の希望者に使われる見通し。
また、医療機関から「量が多すぎて一度に使い切れない」と不評だった10ミリリットル容器の出荷は年内で打ち切り、年明けからは大人2回分の接種で使い切れる1ミリリットル容器に統一することにした。作業が煩雑になるため出荷スケジュールは後ろにずれ込むが、来年3月までの供給量は計画通り約5400万回分を確保できる見通しという。【清水健二】
◇接種開始時期、地域でばらつき
新型インフルエンザのワクチン接種は、供給量不足から、都道府県間で接種開始時期のばらつきが目立っている。厚労省は新たな接種スケジュールを示したが、当面は同様の状況が続きそうだ。
11日現在の毎日新聞の調査では、幼児(1歳~就学前)と小学校低学年の接種を、厚労省のスケジュール通り今月中旬から始めるのは埼玉、大阪、長崎のみ。その後、和歌山や佐賀なども今月中旬への前倒しを決めたが、10県以上は前倒しせず12月からの接種を決めている。小児の接種開始は、地域によって1カ月前後の差がある。
スケジュールは、医療機関によっても異なる。東京都は妊婦と基礎疾患のある人の接種は9日、幼児は16日からとしているが、東京医大八王子医療センター(八王子市)は医療従事者の一部以外への接種を始めていない。患者同士で順序を巡ってトラブルにならないよう開封せずに保管してあるという。
一方、都保健医療公社豊島病院(板橋区)は20日から、妊婦、幼児、他医療機関発行の優先接種対象者証明書を持つ人への接種を始める。ただし、担当者は「ワクチンの納入が徐々に増えたため予約を始めたが、何人に接種できるかは今後の配分次第だ」と話す。
接種対象者を限定する医療機関も。仙台市立病院は当面、入院・通院中の患者にしか接種しない方針。供給されたワクチンは1500回分だが、通院患者の接種希望見込みが約4000人に上るといい、高橋芳郎総務課長は「対象者証明書を持っていても『飛び込み』の患者は断らざるを得ない」と説明する。
厚労省によると、ワクチンは2週間ごとに出荷され、1回の供給量も増えていくため、年末ごろまでには供給が追いつく見通しだ。【青木純、清水健二】
◇今後の標準的スケジュール◇
対象 人数 開始時期
基礎疾患のある人 300万人(1)11月中旬
(最優先以外)
1歳~未就学児 600万人(2)11月中旬
小学校低学年 350万人(2)11月中旬
0歳児の保護者ら 200万人(1)12月下旬
小学校高学年 350万人(2)12月下旬
中学生 350万人(2)1月前半
高校生 350万人(2)1月後半
健康な65歳以上 2100万人(1)1月前半
※健康な65歳以上は輸入ワクチンの接種開始時期。国産ワクチン希望の場合は2月後半から。( )内の数字は接種回数
さて
インフルは?
<新型インフル>接種日程前倒し…小学高学年は12月下旬
11月17日20時32分配信 毎日新聞
厚生労働省は17日、新型インフルエンザワクチンの接種回数見直しに伴い、標準的な接種スケジュールを変更し都道府県に通知した。0歳児の保護者らと小学校高学年の接種開始は12月下旬、中学生は1月前半となり、半月~1カ月前倒しされた。当面2回接種としている中高生への接種が1回に見直されれば高校生も前倒しの可能性がある。
また、輸入ワクチンを使う予定だった高校生全員と高齢者の一部にも国産を使うことになった。
スケジュールを見直したのは、18歳以上が1回接種となり、妊婦や基礎疾患のある大人の2回目分を他に回せるようになったため。変更を受け、都道府県がそれぞれ、新たな接種開始時期を定める。
変更に伴い、国産ワクチンは従来より約1350万人多い、約4300万人に使える。高校生全員に加え、健康な65歳以上2100万人のうち1000万人が国産となる。ただし、65歳以上の人は国産の配分を待つと接種開始が2月後半になるが、輸入ワクチンなら1月前半から可能になる。
余った輸入ワクチンは、優先接種対象外の希望者に使われる見通し。
また、医療機関から「量が多すぎて一度に使い切れない」と不評だった10ミリリットル容器の出荷は年内で打ち切り、年明けからは大人2回分の接種で使い切れる1ミリリットル容器に統一することにした。作業が煩雑になるため出荷スケジュールは後ろにずれ込むが、来年3月までの供給量は計画通り約5400万回分を確保できる見通しという。【清水健二】
◇接種開始時期、地域でばらつき
新型インフルエンザのワクチン接種は、供給量不足から、都道府県間で接種開始時期のばらつきが目立っている。厚労省は新たな接種スケジュールを示したが、当面は同様の状況が続きそうだ。
11日現在の毎日新聞の調査では、幼児(1歳~就学前)と小学校低学年の接種を、厚労省のスケジュール通り今月中旬から始めるのは埼玉、大阪、長崎のみ。その後、和歌山や佐賀なども今月中旬への前倒しを決めたが、10県以上は前倒しせず12月からの接種を決めている。小児の接種開始は、地域によって1カ月前後の差がある。
スケジュールは、医療機関によっても異なる。東京都は妊婦と基礎疾患のある人の接種は9日、幼児は16日からとしているが、東京医大八王子医療センター(八王子市)は医療従事者の一部以外への接種を始めていない。患者同士で順序を巡ってトラブルにならないよう開封せずに保管してあるという。
一方、都保健医療公社豊島病院(板橋区)は20日から、妊婦、幼児、他医療機関発行の優先接種対象者証明書を持つ人への接種を始める。ただし、担当者は「ワクチンの納入が徐々に増えたため予約を始めたが、何人に接種できるかは今後の配分次第だ」と話す。
接種対象者を限定する医療機関も。仙台市立病院は当面、入院・通院中の患者にしか接種しない方針。供給されたワクチンは1500回分だが、通院患者の接種希望見込みが約4000人に上るといい、高橋芳郎総務課長は「対象者証明書を持っていても『飛び込み』の患者は断らざるを得ない」と説明する。
厚労省によると、ワクチンは2週間ごとに出荷され、1回の供給量も増えていくため、年末ごろまでには供給が追いつく見通しだ。【青木純、清水健二】
◇今後の標準的スケジュール◇
対象 人数 開始時期
基礎疾患のある人 300万人(1)11月中旬
(最優先以外)
1歳~未就学児 600万人(2)11月中旬
小学校低学年 350万人(2)11月中旬
0歳児の保護者ら 200万人(1)12月下旬
小学校高学年 350万人(2)12月下旬
中学生 350万人(2)1月前半
高校生 350万人(2)1月後半
健康な65歳以上 2100万人(1)1月前半
※健康な65歳以上は輸入ワクチンの接種開始時期。国産ワクチン希望の場合は2月後半から。( )内の数字は接種回数