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技士がカテーテル操作補助 鳥取の病院、医師法抵触か

2023年06月18日 10時58分22秒 | 地域

技士がカテーテル操作補助 鳥取の病院、医師法抵触か

 2023年6月16日 (金)配信共同通信社
 
 鳥取県立中央病院は15日、患者への心臓カテーテル治療で、医師資格を持たない臨床工学技士がカテーテル操作の補助を行っていたと発表した。期間は2019年10月~20年3月で、対象患者は最大で9人。当時の院長が「医師が確保できない時は治療を優先」と方針を示し、心臓内科医が技士に指示したという。医師以外の医療行為を禁じる医師法に抵触する可能性がある。

 広岡保明(ひろおか・やすあき)院長は「患者に不安を与えてしまい申し訳なかった」と述べた一方、「医師不足の下ではやむを得ない判断だったもようだ」と説明。顧問弁護士が操作補助の全てが医療行為に該当するか疑問との見解を示したといい、中止はしたが「違法とは断定できない」とした。患者9人に健康被害は確認されていないという。

 病院によると、19年10月、不整脈患者へのカテーテル治療で新しい手法を導入。医師2人が必要となり、確保できなかった時に臨床工学技士が操作を補助した。20年3月、病院内部で医師法に触れる恐れがあると声が上がり、技士の補助を中止したとしている。

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梅毒、最多ペースで急拡大 「パパ活も一因」と専門家

2023年06月18日 01時07分42秒 | 健康の保持増進

梅毒、最多ペースで急拡大 「パパ活も一因」と専門家

 2023年6月16日 (金)配信共同通信社
 
 性感染症の梅毒が急拡大している。国立感染症研究所が発表した4日時点の今年の感染者は計6108人で、現在の統計の取り方になって最多だった昨年を上回るペースだ。専門家は、感染に気づきにくい上、交流サイト(SNS)の普及により、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」などで不特定多数との性交渉が広がっていることも一因だと指摘。「若い世代への教育も大切だ」と訴える。

 梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が原因。性交渉などで皮膚や粘膜が直接接触すると感染し、数週間で接触部位にしこりや潰瘍ができるが、目立たないことも多い。

 早期に抗菌薬で治療すれば完治するが、放置すると細菌が全身に回り、大動脈瘤(りゅう)を生じさせたり、歩行障害や認知症などの神経症状を引き起こしたりする。妊婦が感染すると、流産や、子どもが「先天梅毒」となる恐れもある。

 かつては数十万人もの感染者がいたが、抗菌薬の普及で大幅に減少。感染研によると、2003年には現在の統計になって最少の509人になった。だが10年代に入ると大きく増え始め、昨年は1万2966人に。今年は6月4日時点で、前年同時期と比べ約1600人多くなっている。

 感染研実地疫学研究センターの山岸拓也(やまぎし・たくや)さんによると、男女とも増えており、女性の感染者の約3割は性風俗業の従事者。一方、無関係とみられる症例も多く、クラミジアなど他の性感染症も増えている。

 山岸さんは「性感染症が広く社会に入り込んでいる恐れがある。コンドームの着用や、不特定多数との性交渉の回避など、自分の身を守る行動が重要だ」と話している。

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