日々

穏やかな日々を

キイトルーダ発売

2017年02月18日 10時51分37秒 | 医療情報
キイトルーダ発売
MSD、NSCLCとメラノーマ適応で
化学工業日報2017年2月17日 (金)配信 呼吸器疾患皮膚疾患癌投薬に関わる問題

 MSDは15日、抗がん剤「キイトルーダ点滴静注20mg/100mg」(一般名・ペムブロリズマブ)を発売した。非小細胞肺がん(NSCLC)、悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に使われる。小野薬品工業の「オプジーボ」に続く抗PD-1抗体の免疫チェックポイント阻害剤。プロモーション活動は大鵬薬品工業と共同で展開する。
 PD-L1陽性の切除不能な進行・再発のNSCLC、根治切除不能なメラノーマの効能・効果で承認された抗がん剤。NSCLCでは、まずアジレント・テクノロジーのコンパニオン診断薬で腫瘍細胞のPD-L1の発現状況を検査する。発現率50%以上の場合、EGFR遺伝子変異やALK融合遺伝子がない患者は初回治療から投与できる。1%以上・50%未満の場合は、化学療法剤やEGFR阻害剤/ALK阻害剤の治療歴がある患者が投与対象。
 昨年9月にメラノーマ適応で承認されていたが、オプジーボの薬価引き下げが検討されていたためMSDは薬価収載を見送っていた。12月にNSCLC適応も承認されてからは、PD-L1高発現で化学療法などの治療歴がないNSCLC患者を対象に薬価収載までキイトルーダを無償提供してきた。
 キイトルーダは古典的ホジキンリンパ腫の適応追加を承認申請中。「先駆け審査指定制度」の対象になっている胃がんのほか、膀胱がん、乳がん、頭頸部がんなどでも臨床試験を行っている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新規抗精神病薬、米で適応拡... | トップ | 88歳を処分保留 登校中の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事