キイトルーダ発売
MSD、NSCLCとメラノーマ適応で
化学工業日報2017年2月17日 (金)配信 呼吸器疾患皮膚疾患癌投薬に関わる問題
MSDは15日、抗がん剤「キイトルーダ点滴静注20mg/100mg」(一般名・ペムブロリズマブ)を発売した。非小細胞肺がん(NSCLC)、悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に使われる。小野薬品工業の「オプジーボ」に続く抗PD-1抗体の免疫チェックポイント阻害剤。プロモーション活動は大鵬薬品工業と共同で展開する。
PD-L1陽性の切除不能な進行・再発のNSCLC、根治切除不能なメラノーマの効能・効果で承認された抗がん剤。NSCLCでは、まずアジレント・テクノロジーのコンパニオン診断薬で腫瘍細胞のPD-L1の発現状況を検査する。発現率50%以上の場合、EGFR遺伝子変異やALK融合遺伝子がない患者は初回治療から投与できる。1%以上・50%未満の場合は、化学療法剤やEGFR阻害剤/ALK阻害剤の治療歴がある患者が投与対象。
昨年9月にメラノーマ適応で承認されていたが、オプジーボの薬価引き下げが検討されていたためMSDは薬価収載を見送っていた。12月にNSCLC適応も承認されてからは、PD-L1高発現で化学療法などの治療歴がないNSCLC患者を対象に薬価収載までキイトルーダを無償提供してきた。
キイトルーダは古典的ホジキンリンパ腫の適応追加を承認申請中。「先駆け審査指定制度」の対象になっている胃がんのほか、膀胱がん、乳がん、頭頸部がんなどでも臨床試験を行っている。
MSD、NSCLCとメラノーマ適応で
化学工業日報2017年2月17日 (金)配信 呼吸器疾患皮膚疾患癌投薬に関わる問題
MSDは15日、抗がん剤「キイトルーダ点滴静注20mg/100mg」(一般名・ペムブロリズマブ)を発売した。非小細胞肺がん(NSCLC)、悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に使われる。小野薬品工業の「オプジーボ」に続く抗PD-1抗体の免疫チェックポイント阻害剤。プロモーション活動は大鵬薬品工業と共同で展開する。
PD-L1陽性の切除不能な進行・再発のNSCLC、根治切除不能なメラノーマの効能・効果で承認された抗がん剤。NSCLCでは、まずアジレント・テクノロジーのコンパニオン診断薬で腫瘍細胞のPD-L1の発現状況を検査する。発現率50%以上の場合、EGFR遺伝子変異やALK融合遺伝子がない患者は初回治療から投与できる。1%以上・50%未満の場合は、化学療法剤やEGFR阻害剤/ALK阻害剤の治療歴がある患者が投与対象。
昨年9月にメラノーマ適応で承認されていたが、オプジーボの薬価引き下げが検討されていたためMSDは薬価収載を見送っていた。12月にNSCLC適応も承認されてからは、PD-L1高発現で化学療法などの治療歴がないNSCLC患者を対象に薬価収載までキイトルーダを無償提供してきた。
キイトルーダは古典的ホジキンリンパ腫の適応追加を承認申請中。「先駆け審査指定制度」の対象になっている胃がんのほか、膀胱がん、乳がん、頭頸部がんなどでも臨床試験を行っている。
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