世界アルツハイマー月間 多宝塔、夜景に浮かぶ 慈尊院をライトアップ 九度山 /和歌山
2022年9月18日 (日)配信毎日新聞社
世界アルツハイマー月間:世界アルツハイマー月間 多宝塔、夜景に浮かぶ 慈尊院をライトアップ 九度山 /和歌山
◇「認知症の会」県支部
認知症への理解を呼び掛ける「世界アルツハイマー月間」の9月に合わせ、九度山町の世界遺産・慈尊院では、多宝塔(県指定文化財)がオレンジ色の光で照らされ、鮮やかに夜景に浮かび上がった。
「月間」は国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)が制定した。県内でも各地で認知症支援のテーマカラー、オレンジ色に建物などがライトアップされる。
今回のライトアップは、県の委託を受けた公益社団法人「認知症の人と家族の会」の県支部が取り組んだ。13、14日に照らされ、両日にわたって慈尊院の安念邦賢・副住職が読経。当事者の病気平癒とともに、家族らが安心して暮らせるようにと祈願した。
慈尊院を訪れた支部の世話人、後呂智成さん(34)は「このオレンジ色の光をきっかけに、認知症に関心を持ってもらえたら。認知症になっても、病気と共に楽しんで生きることができるということを知ってもらいたい」と話した。【藤原弘】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます